2006/06/06

【Sound Works】GO46・GO44

◎フランクフルトムジークメッセか何かで製品情報が出ていたYAMAHAのFireWireオーディオインターフェイス、
GO46GO44がリリースされた。
GO46がアナログ2In/4Out・デジタル2In/2Out構成、アナログ入力のうち2系統がキャノンコネクタ採用で、ファンタム電源とトリムを持つ。
GO44はアナログ2In/2Out、デジタル2In/2Outでラインレベルのみの対応となる。

◎MIDI同時転送とはいってもFireWireインターフェイスにしては入出力数は比較的少ないこと、バスパワー駆動に対応していることから、イメージとしては、USBインターフェイスだったUW500等の置き換えがメインではないだろうか。機能的にも似てるしね。
MW10/MW12と機能的・仕様的にダブる部分もあるが、GO46なら外部エフェクターとの接続でライブインプットを使った
センドリターン環境なんかも組める。
また今回バンドルソフトウェアを充実させることで、エントリーモデルとしての性格を強く打ち出している。
以前の日記

以前からMOTIFや01x等、ソフトとの親和性の高いハードを逐次開発してきた経緯から、Stein製ソフトに特化(あるいは比重を置いた)ハードウェア開発を行う可能性はそこそこ考えられる。

と書いたことがあったが、今回のGOはまさにそういったマーケティング戦略の一環なのだろう。

FireWireインターフェイスというと、YAMAHAはmLANという独自規格を持っているが、GOシリーズはあくまで通常のドライバ(Win:ASIO、Mac:CoreAudio)を使用し、mLANには対応しない。
これはmLAN切捨てへの序曲か? という観測もできなくはないが、私はそうは思っていない。
理由としては、mLANは非常に優れた規格だがそれを使い切るにはFireWireの帯域をほぼ全て占有する必要があり、PCを音楽用と以外にも使用するホームスタジオ環境では必ずしも好ましいものではなく、またmLAN自体の性能そのものがエントリユーザにとってはオーバースペックなものとなる。(更に言えば、MOTIF ESや01Xを使用していないユーザにとってのmLANのメリットはあまり無い)
一方でGOシリーズは入出力数を抑えることで帯域占有幅を絞り込んで他機器との共存が可能であり、また一般的なドライバソフトを使用することで他社製イクイップメントとの共存も可能だ。
そういう意味で、両者はあまり競合しないだろうというのが私の読みだが、性善説的すぎるだろうか。

◎あと気になるのはプリアンプの音質なのだが。 果たして01V96系程度のプリアンプは確保できているのだろうか。
AWのようにゲインを上げると盛大にノイズが上がってくるような仕様でないことを祈りたい。

2006/06/05

【Diary】子供の安全

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000070-mai-soci
「容疑」ではあるが、ついに逮捕された。
一部でこの説はささやかれていたのは知っていたが、まさか現実になるとは…。

◎少し前には滋賀で集団登校中の園児が殺される事件もあった。 このときは集団登下校の協力者が逮捕され、今回は顔見知り、しかも被害者宅から2軒隣の住民だ。
これでは、 顔見知りでも近所の人でも、安全の側面からは信頼できないということではないか。
子供の安全のためにスクールバスでの登下校を推奨する声もあるが、スクールバスの運転手が犯行に及ぶ危険性だってある。

◎私の通勤途中に小学生の登校風景に出くわすが、集団登校をしている。上級生が下級生を引率する、というわけだ。 これは集団を形成している間は有効だが、集団がバラけると効果が無くなる。 何せ今回の事件は自宅のわずか60m手前まで目撃されているのにそのわずかな距離で連れ去られ、殺されているのだから。
そうなってくると各家庭が登下校時に送り迎えをする以外、方法が無いように思えるが、現実的には全生徒が送迎を受けるのは不可能だ。 子供の送迎のために短時間勤務を認めるほど、日本の社会はうまくできていない。

◎それに、やはり子供の登下校に監視を立て、子供の自由意志を制限するのは情操教育上いかがなものかと思う側面もある。自分たちがそうであったように、登下校の時間、そしてそのあとの「遊びの時間」の中で子供たちはさまざまな形で世間に触れ、さまざまなことを体験を通じて学んでいく。それに制限かければ、学校では習得できないソーシャル・スキルに何かしらの影響を与えるだろう。

◎では、犯人となりえる大人側に監視をつけるべきだろうが、これもまた難しい。
「犯人となりえる人物」とは誰だろうか?
こういった子供を狙った犯行が起こると、まず真っ先に(マスコミに)疑われるのは所謂アンダーグラウンドな人種、マニアックな人種。 世間一般に言われる「オタク」である。
しかし実際本当にオタクの犯行だったものは、意外と件数が少ない。 私が記憶する限り、あの「宮崎事件」と、奈良の幼女殺人事件ぐらいのものだ。 他は外国人だったり、主婦だったり、少年だったり…
先入観だけで監視対象を特定しても、いわれの無い偏見を生み出すだけだ。

◎そしてもうひとつ。 今回の事件の被害者のひとつに、「二人が通っていた学校」がある。
校長は2度にわたって世間に陳謝し、安全対策の不備を嘆いた。 その心労たるや相当のものだったであろう。
子供たちを取り巻く環境の中で、学校は教育から安全からその責任を負わされ、大変な思いをしている現実がある。
(実際は、どうしようもない教師が居るのも事実だが)
しかし今回に限って言えば、学校は完全な被害者だ。
学校として今回の事件に対し、いったい何が出来ただろうか?

◎子供の本当の安全のために、学校が、親が、社会システムが、そして我々一般市民が何が出来るかを、真剣に考えなければいけないのかもしれない。

2006/06/02

【Diary】路肩は誰の為のもの 交通は誰の為のもの

◎そういえば今日から路上駐車の取締りが強化されたが、取締員が持つ携帯端末の動作不良があったりしていろいろ混乱があったようだ。混乱と言えば一番混乱しているのは民間の運送業者で、荷扱いのために車から離れることができなくなり、急遽増員対応をしたり近所の駐車場に車を止めたりしているそうだ。 しかし郵便局は特例が認められているそうだ。 さすがは郵政公社。

◎F&Fにはこんな記載がある。

今日は朝のニュースでも実際の取り締まりに密着とか何とかで話題になっていた。で、ロケバスはどこに停めているのかというと、路上に違法駐車している。でもTV局曰く「ドライバーは車を離れていないから良いのです」だと。取り締まられるか否かではなく、何故そこで取り締まりが行われるのかを全く彼らは理解していない。

はっはっは。 実にマスコミらしいエピソードだ。 よく考えたら運送業者もそうだなぁ。 ドライバーが居さえすれば路肩に駐車していいっつーのは明らかにヘンだ。 マトモに考えるならば、路上駐車を取り締まる理由はたとえば緊急車両の交通の邪魔になるとか、道路渋滞の原因になるとか、そんな理由なのだから、ドライバーあるいは同乗者が車に乗っていようが居まいがそこに車が居れば上記の条件は満たす。 もっと言えば繁華街のタクシーとか、客の昇降を行っている観光バスとかだって同じだ。 ようは路上に静止した物体が存在すれば交通支障は起こりえる。言い方を変えれば、交通支障の排除が目的なら、まず現在の「駐車違反」区域を全部「駐停車違反」区域に変えなきゃ話が通らないと思うのだが。

◎パーキングチケットなんてその矛盾の極地だ。パーキングチケットにお金を払えばその路肩には駐車できる。 金を払わなければ駐車できない。 つまり金を払わなければそれは交通の支障だが、金を払うことでそれは交通の支障ではなくなる。 交通安全協会にお金を払うと、その車の「存在」は量子力学上の不確定性を得ることが出来るのだ!!…んなわけねぇだろ!!

◎結局(施行前から分かっている)これらの問題点に対して何ら解決策を見出せないまま法律は施行されてしまった。 結局は駐車違反という文言を名目に、警察も公共交通機関も、そして今回の取締りに参加する業者も、難癖つけて金を巻き上げたいだけなのだ。本当に交通支障をなくし、円滑な交通を目指すのなら

・一般道での最低速度の規定の厳密化
・実情に合わせた最高速度の引き上げ
・路肩の全面駐停車禁止
・一定幅員以下の道路における通行止め指定の強化
・ナンバー未取得車両の走行の厳格な取り締まり(たとえばトラクター)
など、駐車違反どうのこうの以前(あるいは同時)にやるべきことはたくさんある。
逆に、現行制度をたたき台とするならば
・緑ナンバーに関しては旧制度に戻す
・ドライバーの有無に関わらず、駐停車車両のハザードランプ点等義務化

ぐらいやって、「本当に駐停車しなければいけない状況や人種」に対する救済措置を考える必要があるだろう。

2006/06/01

【Diary】DELLの新製品

http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0605/31/news077.html
XPSブランドの最高級ノート。

DELLによると、【XPSノートは高級感と特別な満足感といったイメージを大事にしたノートPC】だそうだ。
ここまでやるなら、ノート筐体じゃなくていいじゃん…と思うのは私だけ?

「過ぎたるは及ばざるが如し」にならないことを祈りますよ。 DELLさん。

【Favorites】オープンソースソフトウェアの品質体制

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0605/31/news009.html

◎Sun microsystemsのStar Office(日本名Star Suite)にマクロウィルスが見つかり、母体であるOpenOfficeにも波及する可能性があるそうだ。 情報量が少なく、致命度や緊急性の評価ができないらしい。
ていうか誰が評価して、誰が判定するのかな。

◎OpenOffice.org(orzじゃないぞ)に関しては、一応Sunが開発の中心にいるので、よほどのことが無い限りSunが(ベンダーの義務として。 これは後述)修正パッチを出すだろう。 しかし、同様の脆弱性問題が例えばMozillaで起きたら、Linuxで起きたら…残念ながらオープンソースソフトウェアの大半はMicrosoftのプロプライエタリ・ソフトのような「攻撃と言う洗礼」をほとんど浴びていない。 このためオープンソースソフトの大半や、それを母体とするプロプライエタリソフトの大半は、耐脆弱性の判断を受けていない。そして同じことが、サポート体制に言えるのではないか。

◎発見した脆弱性には、その脆弱性によってもたらされる被害の深刻度、危険性という「外的なリスク」と、その脆弱性を修正するために必要とされるリソースの総量(人、金、時間…)およびその実現可能性という「内的なリスク」を含んでいると言えるだろう。外的なリスクに関してはそのソフトがプロプライエタリであろうがオープンソースであろうが関係なく、単純にソフトの技術的欠陥だけの問題なのでこれは同列に語れるが、内的リスクはそうはいかない。 オープンソースソフトウェアの根底にある「自由な環境」は、裏返せばソフトに対するリソースを制御できないことを示すからだ。

◎プロプライエタリなソフトの場合、ユーザーはそのソフトに対する対価を支払っている以上、ベンダーはその品質を保証する義務がある。(まぁ、ベンダーの品質意識次第ではあるが)問題は、純粋なオープンソースソフトウェアやフリーウェアの場合、たとえば原作者は著作権は保持できるがサポート責任までは負わず、サポートするかどうかはそのプロジェクトに参加している人たち(フリーウェアであれば、プログラムの作者)の意思次第にかかっている。まぁオープンソースソフトウェアの側にだってそのソフトウェアを広めたい、と言う願望はあるだろうからほとんどの場合パッチはちゃんとリリースされるだろうが、莫大な費用と時間、そして人的リソースを投入して取り組まねばならない程深刻、かつ解決困難な脆弱性に突き当たった時、オープンソースプロジェクトはその修正にかかるリソースを安定して確保することができるだろうか?

◎さらに、パッチをリリースするまでの舵取りを誰が行うのかという問題もある。 ソフトウェアはプログラマが構築・実装すれば良いというものではなく、そのそのテストや配布方法のコントロール、アフターサービス等、一般企業であれば品質保証部門や市場サポート部門、マーケッティング部門が行っているタスクを誰かが「自分の役割として」それを実行せねばならず、さらにそれらを有機的にコントロールするセクション(企業なら経営陣に相当する)が必要になるはずだ。つまり、修正の為のリソースの他に、その修正をリリースし管理するためのリソースをも必要になるということだ。これを、たとえば賃金とかそういう強制力のない組織であるオープンソースプロジェクトが、それらのリソースを確保・運営していけるかどうかが課題となる。

◎さて。
OpenOffice.org自体は私は比較的好意的に見ていて、Microsoft Officeが提供するのと(少なくとも)同等なオフィススイート環境をきわめて低価格で実現できるのであれば、ソフトウェアとしての価値は非常に高い。しかし、上記に書いたような理由によりオープンソースソフトであるが故にその品質保証・サポート体制に対してどこまで信頼してよいかが判断できないため、今のところ導入や切り替えには至っていない。(まぁ、会社はどのみちMS-Officeなので、個人用途に関して、だが)こういった不安を払拭するひとつの方法として、Linuxがそうしたように、オープンソースソフトを製品のコアとし、その外殻をアドインで構成したプロプライエタリなソフトウェアに仕上げ、かつ低価格(あるいはフリー)に配布するビジネスが成立するベンダーがリリースすることだ。(ビジネスが成立する、と言う意味で、Sun microsystemsは、残念ながら信頼に値しない)もちろん他にもオープンソースソフトウェアが現存するソフトウェアの牙城を切り崩すためのアプローチはいろいろある(これについては、そのうち書く予定)だが、とりあえず品質保証による顧客満足、ユーザの呼び込みと言う意味では、有効な手段ではないだろうか。自由意思による製品開発も大事だが、時として、何かをエサにした拘束や強制も、「モノを生み出し、提供する」ためには必要なのだ。理想論でなく、現実として。

【Diary】メンテナンス

◎ちょっとだけメンテナンス。
Bloggerがrss形式に対応した(従来はAtom形式のみ)ので、RSSとAtom、それぞれのフィードへのリンクを追加。
それぞれ、RSSリーダへドラッグ&ドロップすれば更新情報が追加されます。

◎メインページ(http://www.terawave.net/amane)のインデックスも更新。
今回は長期にわたりサボったので更新ページが多かった。
Music Works:2件
Sound Works:8件
Photo Works:10件
Car:1件
Traffic/Journey:1件
Favorites:1件
ついでにTraffic/JourneyとCarの最新記事検索アドレスが間違ってたのを修正。

【Diary】想定しとけよ

◎あんまり長文書く気はしないので簡潔に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060530-00000123-mai-bus_all
まぁ要するに、今年になって頻発している不具合は共用部品に集中していて台数がかさばる、 と言う記事なのだが。

注目したのはここかな。

計画的にコスト削減と生産効率化を進めてきたが、その有力な手段の一つが、生産車種ごとに専用部品を開発・使用するのではなく、部品を極力共通化することだった。しかし今回のケースのように、共通で使った部品に不具合が発生すると回収台数が大幅に増えるという、思わぬ弊害も抱えることになった。

…いや、部品単位にしろユニット単位にしろ部品流用すれば品質問題のリスクが増えるのは当たり前でしょう。
これを【思わぬ弊害】と思っているのなら、トヨタの技術開発部門と品質管理部門はアホですな。
まぁ、実際は新聞がアホなんだろうけど。

◎ただ、車種が比較的新型なものであるところから推測すると、実績の無い新規設計部品を流用したのかな?
ある程度の生産上の工程能力実績、市場実績、品質部門の耐久テスト結果が出揃わない限り普通なら流用は認めちゃいけないんだけども。
まぁトヨタに限らず最近のメーカーにおいてISO9001とかが規定してる製品開発フローなんてとっくに破綻しちゃってて、開発日程と評価日程と工場日程がチグハグなんてのはどこもあたりまえの現象みたいだから仕方が無いのかな。
こういった事態を【思わぬ弊害】と見るか、【経営上想定され、マネージメント体制が既に準備されたリスク項目】とみなすかで、その後の企業体力ってもんがだいぶ変わってくると思う。
そういやトヨタはこないだ北米でセクハラ訴訟が起きたっけ。

◎華々しい活躍と業績を積む企業ほど、賛美だけでなく厳しい目線で周囲がチェックする必要はあるんじゃないのかなぁ。