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2014/07/13

【Gadget】デュアルSIM環境ロードテスト

◎毎度毎度おなじみの中国出張。いい加減慣れすぎて新鮮味もクソも無いのだが、仕事のことは抜きにして今回は大きな目的がある。
先日購入したXperia M2 Dualで、国内ではテスト出来なかったデュアルSIM機としての真価を発揮させるのだ。
(余談だが、うまく行かなかった時のためにXperia Rayも持って行った)

◎実は、日本でM2 Dualを購入したその日に中国SIMの手切りに挑戦したのだが、寸法がまずかったらしくトレイタイプやminiSIMアダプタ経由なら認識したものの、スロットインのM2には装着出来なかったのだ。そのためまずはSIMカードの交換をしようと中国移動の直営店に行くも、話せない中国語ですったもんだした挙句「30人待ち」
やってられるか‼︎ と言うことで、同行している同僚のSIMを買いにいつも使っている街の小さな商店へ。

◎この商店、SIMカードの販売やチャージ操作などいろいろ便利にやってくれるのだが、聞くだけ聞いてみた
「微USIMは売ってるか」
「無いけど、これがあるから没問題‼︎」
ドン、と出てきたSIMカッター。これで切れってか。売り物をw
試しに同僚のスマホを人柱にガチャコーンと新品SIMを切らせて見るとあっさり装着、認識‼︎
これなら行けるとばかりに自分の分も新調。元のSIMにはまだ180元前後の残高があったが、有効期限切れも近かったし、素人がSIMを切るな、という授業料だということにしておこう。

◎ということであっさり実現してしまったデュアルSIM環境。ちゃんと双方の電話番号が着信する。SIM単位で着信音を変えられるので、どちらの番号に着信したかもすぐ解る。

これでちうごく滞在中に日本からの連絡が途切れて、帰国後溜まり溜まった着信履歴に頭を抱えることもなくなった。
もちろんこちらから発信する時はどちらのSIMから発信するかを選択できる。SIMには自分の好きな名前を付けられるので、キャリアの名前にでもしておくと間違うことも無い。
もちろん不安なら挿すだけ挿しといてSIMを無効化することも可能だ。
ただ一点、Xperia Ray(Android2.3)では可能だった「連絡先の電話番号を長押しすると番号編集」が出来なくなっているため、ローカルSIMからの国際電話発信時の国番号やサフィックスを付与する為に連絡先からコピペ→ダイアル画面に貼り付けて編集、という手順を踏む必要がある。





◎お次は電話以上に利用頻度の高いSMS。そもそも現地携帯でなくSIMフリーXperiaにしたのは電話帳の一元化もさることながらSMSで日本語を扱えることだが、
M2 Dualの場合、受信トレイは一つだが発信ボタンが二つあってどちらのSIMから送るかをちゃんと選択できるし、
受信時もどちらのSIMで受信したかが一目でわかるようになっている。流石に電話と違って受信音は選択出来ないが、まあ必要もなかろう。

◎電話、SMSとくれば次はモバイルネットワークだろ‼︎ ということで早速APNを設定(キャリアごとの最適な設定をダウンロードできる)し、神州行のGPRS定額設定を済ませてチャレンジしてみた…のだが、Google系サービスのほとんどが中国では使用出来ないのでほとんど何も出来ないに等しい状態。(端末シェアは圧倒的にAndroidが高いのに‼︎)
先日まではVPN無しで接続出来た「モバツイ」すらも接続出来なくなっているので、端末よりも中国ファイヤウォールの問題のようだ。
結局今の所メールの受信ぐらいにしか使えてないが、どのみち接続はGSMになる(中国移動はTD-SCDMA)のでまともな速度は期待出来ず、この程度で良いのかもしれない。
ちなみにネット周りは二つのSIMのうちWCDMAが使えるのは片方だけ(選択可能)で、もう片方はGSMとなる。自分の場合前述のようにGSMでの使用なのでこの仕様でも問題ないのだが、CDMA2000キャリアが強い国に渡航する時は辛いかもしれない。

◎しかし一方で、さすがはAndroidと言うべきか、スタンドアロンの仕事用デバイスとしてみた場合、ネットワーク、およびプライベートデータに機能を依存しているiOSよりも海外オフラインでの使い勝手がいい。
Google翻訳は言語セット(1言語あたり200MB程度)をダウンロードすればオフライン翻訳可能(画像翻訳および音声出力は出来ない)で、タクシー乗る時とかスーパーで買い物とかでものすご重宝する(もちろん仕事でも)し、
マップはオフラインマップを保存できる(GPSも使えるが方角の特定が出来ない)ので今自分がどの辺りにいるのかも把握できる。
マルチタスク画面(呼び方これでいいのかな)のミニアプリに通貨換算や単位換算を追加可能で、電卓やメモと揃えておけば仕事のちょっとした計算はこれで事足りる。(懐中電灯があればさらに嬉しかったなぁ)

◎そんなわけでほとんど万歩計と化していたiPhoneを尻目に結構大活躍だったXperia M2 Dual、図体のでかさとタッチパネルの精度の悪さ(これはAndroid全体の問題だと思う)には最後まで慣れられなかったが、ボディの薄さとデザインのシンプルさもあいまって、なかなか「持っていて気持ちの良い」端末だった。
データ通信させていないため電池の保ちもかなり良く、電話かけまくっても充電は2日に1度で十分だった。(電池の容量がでかすぎるからか、PCだと超充電が遅いという難点はあったが…)
多種多様なアプリを入れる事を想定しない、電話プラスアルファの端末としては非常にバランスが良いので、海外出張が多い人にはオススメである。

2014/06/10

【Gadget】Xperia M2 Dual

今日の購入品:Xperia M2 Dual D2302 (Black)

◎5月の末にExpansysでの取り扱いが始まり、日本の携帯ショップへの入荷もそろそろではないかと思っていた矢先、秋葉原の某携帯ショップにて発見したので即購入。
念願のデュアルSIM端末である。
前回のrayは約3万円(@型落ちの白ROM)で購入したが、今回は新品で4万円。Expansysより1万円高いが、送料と関税考えればトントンだろう。

◎別に国内で使用する分には、Androidのベースバージョンが2.3であること意外rayで特に困っていなかったが、以前のエントリで書いたように、仕事で海外に行く機会が増えてくると、日本の番号と中国の番号を排他使用せざるを得ないシングルSIM機では国境を越えるたびにSIMの差し替えが必要になり結構面倒な思いをしていた。
が、これで晴れて一台の端末で双方の電話番号をハンドリング出来るというわけだ。

◎さてそのM2 Dualだが、最近のXperiaらしく、以外とデカく、Z系列とほぼ同じ、面積だけならiPhone5sより一回り大きい。 これでも画面サイズが5インチ無いのだから、最近日本で主流のトップモデルはどれだけ巨大なんだろうと逆に思ってしまう。(一応、Z1f等のコンパクトモデルはこれより小さい)
一方で厚みはiPhone/rayより薄く、持った感じはちょっとしたファブレット端末のようだ。
というか、一時期ファブレットのデュアルSIMモデルにしようかと思ったこともあったが、しなくてよかったと心底思ったw

◎液晶は4,8インチもある割に960×540と、画面サイズの割に解像度は低め。また色域が結構狭いようで、かなりハイコントラストな映り方をする。これがM2だけの特性なのかXperia全体の傾向なのかは解らないが、iPhoneと比較するとそのさは明らかだ。
勿論ミドルレンジモデルなのだから、トップモデルたるiPhone5sと比較するのはフェアではないが、解像度が似通った前世代機のiPhone4Sでもここまでのハイコントラストではなかったと思う。(iPhoneは白がションベン液晶だったが)
こんな液晶なので、カメラで撮影した画像もまるで昔のガラケの写真のように見えてしまうが、PCで見ればわかるが写り自体が決して悪いわけではないのだ。コスト相応、と言ったところか。

Xperia M2 Dual
iPhone5S


◎先に書いてしまったが、カメラについては8MP相応の写りといったところで、可もなく不可もない仕上がり。Rayのカメラも8MPだが、RayよりF値が明るいようで、画処理もあいまって全体的に明るめに映る。また暗部ノイズもRayより少ない印象。(むしろ暗所撮影時は液晶側のダイナミックレンジの狭さが問題になるレベル)
とはいえ同じ8MPのiPhone5sカメラと比較するとやはりダイナミックレンジに明確な差があり、やはりコスト相応と言ったところか。
ちなみに機能面ではタッチフォーカスや連写、HDRといった機能がちゃんとあり、スマートフォンのカメラとして困ることはまず無いだろう。

◎その他の機能面としていくつか列挙すると…
・ウォークマンアプリもちゃんと装備。メディア転送のMedia Goがクソなのを除けば悪くない。ちなみにiPhone用イヤフォン使用可。
・国内ガラパゴスモデルと違って余計なプリインストはほぼ皆無に近く、社外品はFacebook、Twitter、Evernoteぐらい。
・日本に流通しているのは中国市場向けの並行輸入品なので、プリインストIMEは中国語。OS自体はちゃんと日本語をサポート。
・スタミナモードで待受3日前後の電池保ち。体感的にスタミナオンで特に不満はないので、Wi-Fiの再設定が煩わしくなければ常時Onで問題なし。
・iPhoneとのBluetoothペアリング可能。というかこのテスト自体がiPhoneからのテザリングで実施。
・ストラップホールもちゃんと装備。

◎気になるデュアルSIMの仕様としては、スロットはどちらもmicroSIM仕様で、WCDMAに対応するのはどちらか一方となる。
対応周波数は900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz。
技適が取得出来ていないのできちんとテスト出来ていないが、ドコモFOMA SIMでの動作は確認。認識しなかったら4万円のゴミになっちまうな…と心配したが、ちゃんと動いて一安心。
私の場合使うのが主に中国になるので、GSMが動けば問題はないのだが。
デュアルSIM機としての使い勝手は次の海外出張で、かなー…

◎と言うわけで、肝心の電話としての使い勝手をテスト出来ていない現状ではあるが、液晶性能が存外に低いこととやたらめったらサイズがでかい事以外は概ね満足できるし、3万円前後と言う価格を考えれば特に不満のない、「よく出来た3Gスマートフォン」である。
カメラ性能さえちゃんとしてればE1 Dualの方が良かったけど…
日本の市場においても、ガラケからのステップアップユーザに対して、高性能を求めないエントリユーザに対して、こういうモデルを積極的に売る事でシェアとれると思うんだけどなぁ…

2014/03/28

【Gadget】SIMカードサイズ変更(副題:怪我の功名)

◎それは突然やってきた。
天気のよい有給、春の陽気に誘われてチャリで散歩に出かけ、ランチを済ませて帰ってくると、rayの液晶がいきなり逝っていた。
「はい?」
逝っていたのは液晶の表示部だけで、タッチセンサーはちゃんと反応しており、ロック解除も出来る。
が、何しろまともに映らないのではそれ以上の操作が出来ん。
ああ、イヤだなぁ。 miniSIMへの合法的交換の為に買い替えを検討していた矢先にこれか…

◎とはいえとりあえずrayが無いと電話も出来ないのでドコモショップへ。
店員の兄ちゃん「今日はどのようなご用件で」
俺「いや液晶まともに動かないんですよ、ホラ」(動作を見せる
店「あーそれだと修理するしかないですねー」
俺「ええ」
店「お預かり修理となりますと、中のデータのバックアップをお取りいただく必要があるんですけれども…」
俺「ど な い せ え ち ゅ う ね ん」

出来るもんならやってみい

◎しばらく待ったら担当のねーちゃんが出てきた
ね「…あーこれは修理ですねー。データのバックアップは…」
俺「だからどないせえちゅうねん」
ね「そうですよねぇ(笑」
解ってるなら聞くなっちゅーの

で、しばらく待ったら代替機がやってきた。よりにもよってrayの白w
俺のより奇麗じゃないかw
ね「rayありましたんで、この機種で表示させながらUSBデバッグモードに入れられれば
バックアップ取れるかもしれませんね〜」
とりあえずやってみる
ね「…ダメですねー」
やっぱりダメか。

◎というかまさか代替機がrayが来るとは思ってなかった。実はドコモショップに向かう道すがらに
「ここでminiSIMガラケか3Gスマホでも来れば、合法的にSIMカードサイズ変更できるんだよなぁ…」
先日ドコモショップに果敢に挑んだら断られたので、修理にかこつけて変更できれば御の字と思っていたらまさかrayが来るとは。 何とかしたいなぁ…
ダメモトで言ってみた。
俺「このray、海外で使うんでSIMロック外してあるんですけど、もし単品交換になった場合SIMロックってどうなります?」
ね「あーその場合無料でSIMロック外しますよ〜」
俺「そうですか。 これ海外でも使うんで必要なんですよね。ところで今中国で使おうとしてる端末、SIMカードサイズ合わないんですよ」
ね「あ、そうなんですか」
俺「先日ここで相談したら交換先端末の技適照合が必要って言われたんですけど、現物無いですけどSIMカード交換できますか?」
ねーちゃん、奥に走る
ね「今問い合わせたら、可能との事です〜、早速手続きしますね〜♪」
やった! 先日のにーちゃんと違って頭が柔らかい!

◎という訳で、合法的にSIMカードのサイズをmicroSIMに変更する事に成功!
これでデュアルSIM機が使える! (前にも言ったが技適とSPモードの絡みで、日本で使う気は無い)
ちなみにrayはminiSIM(通常サイズSIM)なので、一年位前に買っておいたmicro→mini変換アダプタをかまして使用。
(500円もした割には)アダプタの工作精度が甘く角部が干渉してたが、ヤスリで角Rを削り落としたら問題なく認識。
手数料2100円+修理代金がいくら来るか解らんが、(ドコモポインヨで相殺する予定)、中古端末に手を出したり下手なSIMカッターでブッ壊すよりは安価(再発行にも金かかるし…)にSIMの変更が出来た。

◎さて、あとはXperia M2 dualの流通を待つばかり。

2014/03/16

【Gadget】デュアルSIM機


Sony mobile(Global) Xperia M2 dual


◎またまた2週間ほど中国に出張してきたが、その出張の直前に気になるデュアルSIM機が発表された。
前作Xperia Mのサイズを少し拡大し、プロセサ・カメラ画素数・及びLTE対応のアップデート、Mで2モデルに分かれていた周波数帯を一つにまとめたモデルで、iPhone以外の携帯端末で久しぶりに本気で「欲しいな」と思ったモデルである。
Mも悪くないのだが、カメラ画素数がrayより劣るのはちょっと…ね。
rayのカメラ、結構使うし。

◎私は海外出張する際、日本で使っているXperia rayに ChinamobileのSIMカードを挿して使っている。
(rayはSIMフリー化対応済み)
Chinamobileの端末自体はSIMのチャージ用に持ってはいるのだが、rayを使うことで電話帳を一元管理でき、発信前に国番号をいじるだけで日本と中国の連絡先を簡単に切り替えられるので重宝している。
が、難点が一つ。中国にいる間、ドコモの番号が使えないのだ。
中国でドコモローミングの電話をかけると物価が全然違うためローカルの人にはとんでもない迷惑がかかるので、やはり中国の回線はそれはそれで必須。一方で日本の仕事で付き合いのある人はドコモ番号しか知らないので、たまにドコモに差し替えて確認するといつも不在着信履歴が残っていて申し訳ない気分になる。
ドコモSIMを差したrayと現地携帯を同時に持っていればこの問題は解決するが、電話帳は別になるし、そもそも現地携帯は中国語か英語しか扱えないのでメール一つ使えない。ローカルメンバーとのやり取りはメール(SMS)を結構使うので、これも大きな問題。
そこで日本語が扱えるデュアルSIM機が欲しくなってくる訳だ。

◎しかしデュアルSIM端末を導入するにあたってひとつ障害がある。rayはminiSIM機なので、イマドキの携帯電話を使用するには、SIMカードの交換をするか、市販のSIMカッターでmicroSIMサイズに切り飛ばす必要がある。しかし流石に何度も使わないSIMカッターに金だすのもアホらしいし失敗のリスクもある。そうなると合法的にSIMカードのサイズ変更をドコモに申し込むしか無いのだが…
私は考えた。
持っているChinamobileのSIM自体はローミング非対応の動感地帯なので、デュアルSIMの恩恵を受けるのは日本国外だけである。というかドコモはIMEIでSPモード系アプリを弾く仕様なので日本でグローバルデュアルSIM機をドコモ運用するメリットは全くなく、使う気もない。
そもそも日本でも中国でも通信機能自体はアテにしていない。 私のドコモ回線は3Gな上普段はパケット通信を殺してるし、
中国はそもそも日本と通信互換性が無く(TD-SCDMA)、GSMの低速回線で出来る事はSMSとモバツイ程度だ。
やりたい事はとにかく、中国でドコモの通話回線を活かしておきたい、それだけなのだ。

◎…という論理武装をしてドコモショップに出向き、microSIMカードへの交換を持ちかけてみた。
結果は…
「あーそれでしたら、お使いになる端末の技適証明をお持ちになられたら交換致します〜♪」
あのな、日本で使う気無ぇって言ってんじゃん。なんで端末の証明が必要なんだよ?
「まあどうしてもというのなら問い合わせてみますけど…」
実機が無い状態なのでそれ以上突っ込むのは止めたが、何と言うかマニュアルの対応よねえ。
結局、素直にXi機に一度機種変更するか、ヤフオクあたりでmicroSIMのガラケ買って、それをタテに入れ替えるしかないのか? それだったらSIMカッター買った方が安いしなぁ…うぅむ。
まぁXperia M2 dualの発売まではまだ時間があるので、のんびり考えよう。

◎ところで。
Xperiaのグローバルモデルはエントリからハイエンド、3GもLTEも幅広くラインナップを持っていて、その中でもフラッグシップのZ2以外は全てデュアルSIM機があるのだ。もちろん中身も相当洗練されている。
それだけ世界市場、国家間をまたがる利用形態に力を入れているのだが、日本のブランドでありながら日本では大画面オンリーのハイエンド一辺倒、かつ無能なキャリアの論理でiPhoneの当て馬的扱いとなっている。ソニーモバイル自身も日本市場は最初から頭数に入れていないだろう。
(同じことはソニーエンタテイメントにも言える)

◎そこへ来て技適適合端末が無いとSIMの交換に応じないとか、そもそも日本でデュアルSIM機が出回らないこと、もっと言えば技適という海外規制との相互証明制の無い規制を強いている事自体、顧客の利便性やメーカの自由度よりも官僚的な利権を重視する旧電電公社・キャリアの姿勢の現れのように思えて仕方が無いのである。あんまりこういうアプローチの思考は好きではないが…
だからこそソニーには、グローバル市場での成功というバックボーンと、iPhoneという黒船にやりたい放題やられているという現状を持って、日本の携帯市場のあり方を変える先鋒に立ってほしいと願う訳である。
まあ、ソニーモバイル自体日本の会社なのか? と言われると微妙だけど。(未だに登記上の本社はソニエリ時代の本社だったルンド)

2013/11/28

【Gadget】 iPhoneの実勢価格を調べる

◎きっかけはツイッターで見かけたのこの記事だった。
新華経済:日本人はなぜ「サムスン」より「アップル」なのか?―中国メディア

記事中では日本における反韓感情や、Appleのブランド力(と日本人のブランド好き)によるもの、操作性の差によるiPhoneの優位性について触れ、
ツイッターではサムスンへの悪感情や日本人の同調圧力についての意見が出ていたが、
曲がりなりにも中国出張を繰り返しマーケットの状況を肌で見ていた身としては少し違う感想を持った。

「日本だと、iPhoneが安いからじゃないか?」

◎中国市場におけるiPhoneの販売価格は、かなり高い。
サムスンのGalaxy S4が中国移動通信版(TD-SCDMA)で4000元前後なのに対して、iPhone5cの16Gが4500元。5sとなればそれ以上だ。
香港でも似たようなもので、基本「iPhoneはトップブランド、次点がソニー、サムスンはそこまでの価格にはならないが機能的に同等で、背伸びをすれば買える値段設定」という所に落ち着いている。
では日本ではどうなのか。

◎私自身の感覚では「下手をすると日本ではiPhoneが一番安いんじゃないか?」と思っていたので、
この際なので2013年冬春モデルの販売価格を調査してみた。
が、日本はSIMロックでキャリアが実売価格を決定する上、回線契約のバーターとして端末代金の一部をキャリアが肩代わりする商習慣があるため、これを考慮した「実質負担金」で考える必要がある。
しかもこの実質負担金が契約形態によって違うため、それらすべてをマトリックスにする必要がある。
とりあえず、顧客が2年間で支払う端末代金を調べてみた。

◎で、調べた結果がこれだ。

トップモデルのiPhone5s 64Gを基準として、顧客の2年間の総支払額が基準を上回るものを赤く塗ってみたが…
なんと大半のモデルでiPhoneより高いという結果になってしまった。特にドコモの高さが際立つ。
一番高いモデル基準でこれなのだから、その他のiPhoneを選択する分にはさらに安くなる。
まさに日本は「iPhoneが一番安い」と言っても過言でない状況なのだ。

◎実はiPhoneやXperia Z1、Galaxy Note3といった「複数キャリアで販売されている端末」ですら、一括購入の価格がキャリアにより異なっている。 iPhoneの一括購入価格がとんでもない価格に設定されて市場から総スカンを食らったのは記憶に新しいところだ。
ただでさえ端末の価値に応じた価格設定がされていない上に、その価格がキャリア(売り手)の都合で決められているというのも、私が普段批判している「日本の携帯電話市場の歪み」の一つと言えるだろう。

◎更に言えば、多数の人が望む機能…端的には
・不必要な機能を搭載していない(その分安価な)端末
・操作が容易で解り易い端末
・コンパクトな端末
・安価な端末
…といった要求を、日本市場で満たしているのはiPhone5cなのである。
現状の端末仕様を比較してみると良い。ソニーが「コンパクト」と言い張るXperia Z1fですら、iPhoneより大きく分厚く重いのだ。
ブランド力だけでなく、多数の顧客が望む「必要な特性」を満たし、かつ最も安価な端末。これが売れない訳が無い。

◎逆の言い方をすれば日本におけるGalaxyはSBMがiPhoneの価格を破壊した上、ドコモにより「iPhoneへの当て馬」に仕立て上げられてしまった事が悲劇と言える。
ワンセグ搭載の為にシングルプロセサに換えられたり、誰が見るのか謎なNoTTVへの対応を強いられたり。
自社のセンスでの広告すら許されず、勧進帳のような製品紹介で何も伝わらない広告を強いられたり。

更にはプラダフォン山田やツートップ加藤といった無能経営陣、(直接関係ないが)ナントカ藤間のような無能マーケティング部隊により「iPhone対抗!」「サムスンとの蜜月関係!」ばかりが前面に出て、挙げ句の果てにはツートップ戦略により「日本の端末メーカを撤退に追いやった悪役」に仕立て上げられた為、完全に顧客にそっぽを向かれてしまった。 これは嫌韓感情というよりマーケティング戦略を完全に間違えたドコモの罪である。
(ついでに言えば、「価格の歪み」が最も大きいのもドコモである)

◎もし、中国市場のように、「iPhoneが高価」かつ「iPhoneより少し安い価格帯」で、「サムスンが本当に訴求したかった商品魅力をきちんと伝える」マーケティングが日本で展開されていたら、少し事情は違っただろう。

2013/11/24

【Apple】SIMフリーiPhone発売の衝撃

◎誰も予想していなかったタイミングで、誰も予想していなかったものが発売された。
Apple Store SIMフリー版iPhone5s
Apple Store SIMフリー版iPhone5c
ドコモがiPhoneを発売したことで、日本でSIMフリーiPhoneを流通させるメリットはかなり小さくなっていたが、あえてこのタイミングで市場に出してきたのは何故だろうか。

◎SIMフリーによってユーザが得られるメリットは何か、考えてみると
・通信事業者と端末を切り離し、ユーザが自由にそれらを選択出来る
・海外で現地のSIMカードを使用する事により、高額な通話/データローミングを回避できる
…といったところだ。 このうち1点目については、日本の大手キャリアが全てiPhoneを扱うようになったことで、ユーザはキャリア選択の自由を得ている上、日本はキャリアとの継続契約のバーターに端末代金の一部をキャリアが肩代わりする為、コストの面でもキャリアに縛られているほうが有利である。
【各キャリアにおけるiPhoneの販売価格と2年間ランニングコスト】

【SIMフリーiPhoneを各キャリアで運用したときの2年間ランニングコスト】
MVNO事業者により回線負担を低減させるという方法もあるが、この方法も通話料金や通信速度の面で難点があるため、オールマイティな「電話・通信端末」としての使い道には向かない。
【日本通信SIMでSIMフリーiPhoneを運用した際の2年間ランニングコスト】
つまり普通の人には、今更SIMフリーiPhoneが出たところでそれをわざわざ購入する理由は無いのだ。

◎一方で、海外に出る機会の多い人にはかなり魅力的な端末になる。
通話にしろ通信にしろ、ローミングは非常に高い。参考までにNTTドコモの中国におけるローミングコストは
・通話:国内75分/円 日本125円/分 海外265円/分 着信145円/分
・通信:海外パケホ 最大2980円/日
というとんでもないコストになってしまう。また、電話をかける相手からしてもこちらへの電話は国際電話の扱いになる為これまた(現地の物価で)通話料が高く、自分にとっても相手にとっても気軽に利用できるものではない。
このため、特にプリペイドSIMが容易に入手できる国では現地のSIMカードと適当な(安価な)端末を買ってきて現地専用電話を確保する訳だが、日本語が扱えないため端末機能が理解できなかったり、電話帳の管理が面倒になったりという不便がある。

◎ここで普段使い慣れた端末を利用できれば飛躍的に利便性が高まる。私自身、昨年から何度も中国への出張を繰り返しているが、今年になってからXperia rayのSIMロックを外して現地のSIMカードで運用しており、特に電話帳の一元管理という点で非常に便利である。

◎日本ではこれまで、この利便性を実現する為にはNTTドコモのスマートフォンのSIMロックを外すか、高価な海外SIMフリー端末(場合によっては日本国内で使用できない)を利用するしか選択肢が無かったが、ここにAppleが自らSIMフリー端末を販売する事で、いわゆるBOYD(Business on Your Device)用途での需要を喚起する事が出来る。
今回AppleがSIMフリー端末を売る事にした真の狙いは、こういったある種のニッチ層までも含めて日本市場を攻略する戦略なのだろう。

◎そもそも3キャリアが同じ端末を売る事になった時点でSIMロックの必然性は薄れていたし、あれだけ自社サービスでの囲い込みにこだわっていたNTTドコモの陥落によって、「キャリアの要求仕様にあわせて端末を作り、キャリアに売ってもらう」というメーカの隷属構造も意味をなさなくなった。
そして今回のSIMフリー端末販売。 これは最早キャリアとメーカの力関係が逆転した事を如実に示している。
私が期待しているのは、この時流に乗ってこれまでキャリアの仕様に辛酸を嘗めていたグローバルメーカーが主導権を取り戻し、「端末の利便性に立脚した」魅力的な端末が日本市場に投入されて行く事だ。 そうなれば、ユーザにとってもメーカにとっても、しいてはキャリアにとっても「自由な競争」が実現するものと思っている。

2013/11/11

【Maclife】 iPhone5s

購入品:iPhone5s 64G silver

◎iPhone4Sの購入からちょうど2年が経過、いい感じで電池もヘトヘトになってきていたので、中国出張からの帰国を機に購入。
4S買ったのがちょうど2年前の11月、月々割が終わるので、買い替えにはちょうどいいタイミングだった。
前回はブラックだったが今回はフィレット部の質感が良かったのでシルバーを選択。透明感のあるホワイトフェイスは、どことなくかつて持っていたiPod 5thを思い出す。
とはいったって純正カバーで結局ホームボタン以外のフィレットは隠れちゃうんだけどね!w

◎4sと比較して、まずその軽さに驚かされる。4sが歴代iPhoneの中でもかなりの重量級だったことを差引いても軽い。
しかし軽くてもその質感は失われておらず、きっちりと詰まった「中身」を感じることが出来る。
一方で4sまであった外周のアルミバンパー(兼アンテナ)が無くなっているので、しっかり握っていないとすぐ落としてしまいそうだ。
そこで純正カバーの登場である。本革のカバーは適度な硬さと肌触りで、「手に吸い付く」という表現がピッタリくる使い心地。4sの時からカバー類は純正を使っているが、今回のカバーもいい感じである。
ただ難点として、純正Dockは使えなくなる。ここは失敗だった…

◎パフォーマンスは…正直よくわからない。4sにiOS7突っ込んだら流石に動作に引っかかりを感じていたのでそれは解消されたが、もともとOSXもiOSも、「速さを実感しにくい」OSだけに、よくわからないw
電池も、へたってしまった4sからの乗り換えなので良く分からないが、それでも4s購入直後より保つかなあ、と言った感じ。

◎それよりも今回最も進化を感じたのがカメラである。画素数こそ4sから変わらないが、イメージセンサの大型化とレンズの明るさ向上、プロセサ高速化の恩恵で、ダイナミックレンジや高感度時の低ノイズ性が明らかに向上し、HDR撮影時のブレも小さくなった。
何せ、一眼レフでもキツかったライブハウスでの撮影が出来てしまうのだ。
また今回5s専用機能のバーストモードとスローモーション動画撮影、これも面白い。120fpsのフレームレートは伊達ではなく、誰でも簡単に微速度撮影やマトリックスごっこが楽しめる(笑)
このへんはおいおい使い道を考えていくことにしよう。

◎そしてもう一つはiLife・iWorkソフトウェアの無料解禁である。私はMacのほうには今はiWorkは入れていないが、Mac側でもiWork on iCloudを介することで、シームレスにワープロや表計算といったアプリを使えるようになり、iOSデバイスの使い出がぐっと広がった。
私自身は手持ちのデバイスでは仕事をしないポリシーだが、Blogの下書きや日常の書き物、計算と言った「ライトユース」なオフィスソフトとしてiWorkはとても手軽に使える。MS-Office程膨大に多機能でなく、まさにライトユースにはぴったりなのだ。このBlogの下書きも、半分以上はiPhoneから書いているのだ。

◎さて、次はiPadだな…一時期タブレットから離れてたけど、やはり寝床端末として、お茶タイムの暇つぶしとして、やはりタブレットが欲しくなってきた。(私はノートを持ち歩かない)

2013/09/23

【iPhone】iPhone5S/5Cに思った事


○なんだかんだで順当に発表されたiPhone5sと、結局はリーク情報通りに出てしまったiPhone5c。そしてその急激な変化がユーザを動揺させたiOS7。京は銀座に出かけてこれらの変化がいかようなものかを見てきた。

○まず5S。基本的なデザインはiPhone5から変更が無いが、全体的に5よりさらに金属感が増し、前回私がちょっと不満だったブラック(グレー)モデルの質感が大幅に変わった。「スペースグレー」という名前の通り黒というよりグレー主体の色合いになり、光沢を持つフィレット部はよりメタリックな光沢を放つようになった。
iPhone5の頃にAppleは自社製品の能書きに「腕時計のような」「工芸品のような」という表現を使っていたが、5sのデザインモチーフはまさに腕時計のそれであろう。
今回新たに加わったシャンパンゴールドも最初は違和感しか無かったが、金の腕時計をモチーフにしたと考えれば納得は行く。まあ、金時計程「うるさく」はなく、嫌みな感じはしない。

○そして今回新型の5c。最初はプラスチック(ポリカーボネート)ボディということで安っぽさを懸念して居たが、実際触ってみると「触感」としては安っぽさは全く感じない。恐らく内部フレームとポリカボボディを密着させているのだろう。既存のプラボディ端末にある、「触って判る中の空洞感」が全く無く、見た目にも触った感じにも「ソリッドな」質感を持っている。
見た目の安っぽさはどうしようもないが…
5sより重いとして批判の対象になっている重量についてだが、4sユーザーからすれば軽いもの、というか、特に重さが気になるような重量ではない。
中身については完全にiPhone5なので今更語る事も無い。

○iOS7については、私のiPhone4Sには既に導入済み。
まあなんというか…旧来のiOSからすると完全に「別物」である。デザインのみならず、操作系も結構変わっているので、iOS6基準で考えてしまうと「使い難い」と思うかもしれない。
が、頭を一度リセットして、これが初めてのiOSだと思えば、 ーMicrosoft Officeが2007で操作性を完全に刷新したときと同じようにー 操作性を一から見直した上で、初めて使う人も使いこなしている人も「フラットに」使いこなせる操作性である事に気づく。
Officeの時もそうだったが、ヘビーユーザーにとっての操作性が必ずしも万人に、殊にエントリユーザにとっても使い易い物ではなく、むしろエントリユーザを基準に置くならばヘビーユーザーが好んで使う「効率の良い操作性」は、「多少効率が落ちてでも、判り易くシンプルな使い方」に収束して行くという考え方を見る事が出来る。

○全体を通している事は、Appleは今回のiPhone/iOSでまたひとつファッションブランドへの方向性を進み始めたな、という印象。5Sの目指している物は高級な工芸品、5cはサブブランド的な「ポップな」製品、そしてiOSは恐らく今まで誰もアプローチしようとしなかった「工芸品的側面を持つオpレーションシステム」、という方向性を持ったんだな、というのが私の感想。
スティーブ・ジョブス時代から、マーケティング手法の面でアパレル・ブランドを意識した取り組みはあったが、現体制になってそれを製品にも生かして行こうという「方向性」が、ジョブスの死から2年経って、やっと見えてきたか、というところだ。
勿論ジョブス時代の常に刺激的かつ革新的な製品の出し方も良かったが、今Appleが進んでいる方向性も私は嫌いではない。何故ならコンピュータというものそのものが、ある種進化の行き詰まりに直面してきているからだ。

○携帯電話というデバイスは、種々に存在していたスタンドアロンのデバイスをどんどんと吸収し、PCが持ち合わせていた「情報を受ける・発信する」という側面をも取り込んだ事で今のスマートフォンという形に落ち着いた。携帯電話がその途上にあるうちは何か別の物を取り込む…「別のもの(例えばカメラ)のあり方が変わる」という形での革新性を示していたが、正直もう取り込むべき概念が品切れになってきている。
ソフトウェアを活用しての「デマンドの取り込み」…例えばPassbook等の変化はあろうが、それは見え難く、また使ってみないと判らない。
人は何だ彼んだ言いつつも目に見える「ハードウェアの革新」を無意識に求めており、Appleはその潮流に「必要充分なリソースを持ったハードウェア」を持って乗る事で革新性を示してきた。
(概念の革新性だけなら、日本のガラケのほうが余程革新的だ ガラケに足りなかったのは、概念を実現するに足りる信頼性のあるハードウェアリソースである)

○もう取り込むネタが無い以上、次にやって来る革新はGoogle Glassに代表されるような「デバイスそのもののあり方の変化」だが、残念ながら今はまだウェアラブル・コンピュータを実現出来る程にはハードウェアの技術革新が進んでいない。
ラボラトリーで実現可能でも、それで世の中を変えるには「ビジネスとして成り立つ実用性」が無ければ意味が無い。
私はまだGoogle Glassはその段階に達していないと見ている。(あくまで今の所は、だ)
ならば、と今Appleがやろうとしていることはビジネスの強化である。 具体的には「技術の革新性に頼らない、自社ビジネスの付加価値の向上」である。これはこれで評価したいし、元々「技術だけで付加価値を示してきたわけではない」Appleだからこそできるビジネススタイルだ。

○とりあえず早く11月が来て欲しい所である。(11月に買い替え予定)

2013/08/09

【Maclife】Apple TV

◎前から買おうかどうしようかずーっと考えていたApple TVをついに購入。
というのも6月に新居のエアコンを新調したらヨドバシのポイントが10%も還元され、ほとんど追加料金無しで買えるぐらいのポイントになったので、これ幸いと購入…
…と思ったらここんところの円安差損でケーブル代含め3000円程発生。
まあ、3000円で買えれば安いもんか。

◎日本ではあまり有効なコンテンツがないApple TVを何故態々買ったのか?
それはAirPlayのためである。
ウチにはリビングオーディオと呼べる環境は既に無く、普段はTVに接続してあるZinoからTVで音声を出すか、Mac/iPhoneからの音声をJANBOXで鳴らしていたのだが、これもある意味妥協の産物。
最初にiPodに移行してからずっとやろうと思っていた「手元のiPodライブラリの楽曲をリビングで鳴らす」がやっと実現出来るようになった訳だ。
…Airmac Expressを買えばすぐ実現出来た事ではあるが、流石にAirPlayのレシーバとしてだけに8000円は高過ぎるだろ…と。
その点Apple TVはさらに2000円程高いが、ポイントで買ってるし、AirmacExpressにはない付加機能がいろいろあるのでお得ちゃお得である。

◎さてこのApple TV、NFLやWSJといったネットワークブロードキャストを除くと、アクセス出来るコンテンツは基本iCloudのそれになる。具体的には
・iTunesで購入し、iCloudの同期対象になっている音楽・ビデオ・ポッドキャスト等
・フォトストリーム
…となる。初代Apple TVは本体に膨大なストレージを持ち、母艦iTunesのデータを片っ端から吸い上げて再生する仕様だったが、今回の奴はデータの実体はiCloud側にあるというわけだ。
(Appleは仕様を公開していないが、Apple TV側のローカルストレージはかなり小さいものだろう)

◎単体ではこれだけだが、ホームシェアリングが設定されたiTunesが起動していれば、iTunes側のコンテンツをリアルタイムにネットで吸い上げて再生してくれる。
また、iOSデバイス/Mac側のAirPlay出力先をApple TVに設定すれば、デバイスの音楽/動画を再生してくれる。
面白いのは「ミラーリング」も含めたAirPlay時の挙動で、これがローカルコンテンツ再生時の挙動と差異がほぼ無いこと。
唯一違うのはApple Remoteでのコントロールが出来ない事だが、ここでApple Remoteの代わりにiPhoneに「Remote」アプリを組み込むと、本当に挙動に差異が無くなってしまうw

◎音楽再生だと再生元がどこであろうとアルバムアートワークや曲名・プログレスバーが同じように表示され、手元のiPhoneで曲コントロールが可能。
写真や動画のミラーリング再生ではTVに映し出された写真や動画をiPhoneで選択・コントロールするなど、使っている状況だけを見ると完全にiPhoneがリモコンになっている。
…実際はiPhoneからデータは再生されているのだが。
ヤマハだったかが自社技術でiPhoneを事実上のリモコン化させるAVレシーバーを開発していたと思うが、それどころの比ではない。 見た目だけは完全にiPhoneがリモコンだ。
iPhone自体がコンテンツ再生・データ送信をしているので電池が減って行くという難点はあるものの、「完全なシームレス環境」を実現してるのは凄いの一言。
下手にAirPlayで外部スピーカに再生させるよりも俄然使い易い。

◎もう一つ、Mountain Lionの機能である「MacのAirPlayミラーリング」だが、こちらでミラーリングされるのは画面情報のみで、その状態ではApple TV側のコンテンツ再生は全て停止される。(音声も)
私は今の所これの有効な使い道が見当たらないが、これもiPhotoやApertureで写真編集をやる人等には重宝されるだろう。感覚的には液プロへの画面表示をワイヤレスでやるようなもんだ。
個人的にはミラーリングでなく拡張デスクトップとして機能してくれると非常に有り難いのだが…

◎そんなわけで購入前には半信半疑だったApple TV、いざ導入してみると超絶便利なデバイスであることが判った訳だが、お陰でウチのサブ機であるinspiron Zinoの出番が無くなってしまったw
まあ、Zino自体購入してもうそろそろ3年になるわけで、そろそろ次の環境構築を検討せねばならん時期に来ているので、丁度良い切欠かもしれない。
…ああ、また金が飛ぶなぁ…

2012/10/01

【Gadget】ちうごく携帯電話事情

◎今年の上半期は中国への出張が相次いだ。2月に3週間、5月に3週間、そして7月に1ヶ月だ。この出張期間中の私の連絡手段は現地で買った携帯電話だ。私や同僚の中国での仕事は工場仕事で、現地の仕事場で内線電話が支給される訳でもないので、携帯電話を持っていないと連絡がおぼつかない。(何しろ中国の工場は大きい!)だもんで私の仕事仲間は皆現地で電話を買う訳だ。

◎中国の携帯電話は「電話とSMS」ぐらいしか機能のない3G携帯電話から、先進のスマートフォンまで様々な機種がある。日本と違って端末側はSIMフリー端末が中心、携帯電話とSIMカードは別個に買う訳だ。
私が買った端末はLenovoのTD106という3G端末の在庫処分品で299元。4000円でおつりが来る計算だ。それに「神州行」というプリペイドSIMカードがデポジット5元+通話料。ちなみにこのSIMカードを買うにあたって身分証明とかは一切求められなかった。というか、後で判った事だがSIMカードの自動販売機が普通にあるw いいのかそんなエーカゲンでw

◎通話料金だが、私が買ったチャイナモバイルのタイプで月の基本使用料10元+通話料0.29元〜0.49元/分。高い時間帯でも円に直すと2分で約12円と、スカみたいな値段である。実際、3週間の滞在で構内電話代わりに使っていても余裕で保ってしまったw
国際電話のレートも非常に安く、割引サービス加入の電話番号を入れて電話すると1分1元〜2元ぐらい。2元で計算しても日本の国内の電話料金より安いという、これまたスカみたいな値段で、端末代金を差し引いても、日本から持ち込んだ携帯をローミングで使うのがバカらしくなる値段である。データ通信はやっていないが、おそらくコレもスカみたいな値段なんだろう…
ちなみにプリペイドのチャージについてはそこらへんの商店やら売店やらに携帯電話と100元を差し出せばやってくれるw

◎さて、今回の中国出張にはiPhoneも持って行ったのだが、何しろ上記のような価格設定なのでローミングの通話通信は一切やっていない。要するにWi-Fi通信のみの半文鎮状態(一応、香港に行ってしまうと中国のSIMは使えないのでそのときはローミング着信はOnにしている。幸いな事に発信が必要な状況にはならなかった)だったのだが、そうなると町中でもWi-Fiが使いたくなるというもの。 中国は日本とは比べ物にならない位公衆無線LANの数が多く、フリーのものも有れば、店が設置していて店に聴けばカンタンにパスワードを教えてくれるものもある。 携帯キャリア各社もWi-FIスポットの設置に力を入れている。

◎この携帯キャリア運営のWi-Fiスポットだが、日本では窓口契約が必要な上、Macアドレス認証により「1契約ごとに使える機器は特定の1台」という形だが、ちうごくのそれは契約がSIMカードに紐付け課金されており、実際に通信する機器を問わない。また料金制度も接続時間に応じた従量制になっている。…が、その従量料金が0.05元/分というこれまたスカみたいな値段で、1時間まるっと接続していても3元である。契約は携帯電話からSMSで可能で、SMSに返信されてきたIDとパスワードを入力すれば使える仕組み。町中のスターバックスではダイナミックパスワードを利用した期日限定の契約もあり(料金は同じ)、町中ではこれが便利。私みたいな得体の知れない旅行者出張者でもWi-FIで低価格で楽しくネットが出来るという寸法だ。
参考資料:中国移動(China mobile)のWIFI(CMCCとCMCC-AUTO)の接続方法

◎ところで最初の方にも書いたがちうごくの携帯端末は基本的にSIMフリーである。(キャリアの直売店で売っている端末はSIMロックタイプ。iPhoneもSIMロックのようだ)その機種の多彩さたるや、3Gにしても私の買ったヘッポコ端末から日本のガラケもびっくりの高機能端末、スマートフォンも様々なメーカーが価格的にも機能的にもピンからキリまで売っている。メーカーとしてはApple・Samsung・LG・NOKIA(Vertuもある)・Motorola・Lenovoといったところが多く、SONYEricssonも健闘している。純粋な日本のメーカーはSharpしか見なかった上、そのSharpもいかにも不人気なのか高級百貨店に細々と売られてる状況。更に商業城のバッタモノ屋に行けば、写真のようななんだか判らない端末まで売っている始末。

◎というかちうごくにおけるiPhoneのブランド力は物凄く、とてもじゃないが街でこれ見よがしにiPhoneを持って歩ける状況ではない。考えても見れば平均年収が5万元とかそんな国で、iPhone自体の値段は日本と変わらない…6000元とかするのだ。 年収の1/10を超える買い物なのだから、まさに「超高級ブランド」である。そりゃ、偽物が蔓延するわけだ。写真は同僚が買ってきた「iPhone5」と言い張る端末で1500元ぐらい。(値切ったらしい) SIMカードが2枚挿せるステキ仕様だが、動いているのがどう見ても3G系のレガシーなOSな上タッチパネルはなんと感圧式。裏面にFCCとかCE等の安全規格系マークが入ってるが、確実に認証取ってないだろコレw


◎さて、今年はもう出張予定は(今の所)無いが、来年また数週間レベルの出張が控えている。それに当たって、今回購入したXperia RayのSIMロックを外し、現地のSIMカードで運用する事を企んでいる。国内ではモバイル通信を殺されているRayだが、中国では大活躍するかもしれぬ。 楽しみにしておこう。

2012/09/30

【Gadget】iPhone5との遭遇と、LTEの値段

◎週末の散歩がてらにAppleStoreに行き、iPhone5に触ってきた。といっても去年買ったiPhone4Sの縛りが継続しているので買い替えることは出来ないのだが、恐らく来年手にするであろうマイナーチェンジモデルを前に、どんな雰囲気の端末に仕上がっているのかは興味があった。

◎今回ディスプレイサイズ変更によって縦方向の寸法変更が物議を醸している。私自身も4Sのサイズが「iPhoneらしさ」を構成する一つの要素だと思っていたのだが、実物を触ってみると意外な位すんなりと「iPhone」していた。 幅寸法を変えなかったのが大きいだろうか。私の手のサイズであれば片手操作は違和感なく行える。というか片手操作の大半はディスプレイの下半分、文字のフリック入力で行うので殆ど気にならない。

◎何よりも今回のiPhoneは薄くて軽い。4SまでのiPhoneは他と比べてもかなりの重量級端末だったので、なおさら軽く感じる。しかし一般的な「薄くて軽い」端末は質感がプラスティッキーで安っぽいのが常だが、軽量化しつつもボディを構成するマテリアルを変えていない(むしろ金属の部分は増えた)ので、軽いながらもしっかりとした質感がある。これは持っていて気持ちいいだろうなぁ。

◎デザインと配色については、4Sまでであれば私の好みは黒だったのだが、今回の5は白のデザインがいい。単に黒のマット仕上げが好きくないというだけだが…白の良さとして、外周のフィレット部が鏡面仕上げになっている点と、白のマットの質感が黒ほど目立たない点。来年買う時は白かな…

~~~
◎さてそんなiPhoneだが、今回からは正式にLTE端末となる。これによって国内3大キャリアのLTEサービス体制が整った訳だが、先達てにXperia Rayを購入した際に、ドコモXiの価格設定の高さに呆れ返った経緯がある。
LTEになることである程度のコストアップは有るのだろうが、LTEになることでどの程度のコストアップになるのか? 報道が飛び交って混乱していた料金形態の整理も含め、計算してみた。

◎まず計算の条件だが、「MNP無し、新規契約」「端末は機種代金を一括払いし、月賦割引金で月々の支払いを相殺する」「携帯は1台しか持たないため通信にも通話にも使う」「通話利用をするため、通話料を低減するためのオプションサービスに加入する」「テザリングを使う」。また最近はキャリア間通話とキャリア外通話の価格差が激しい為、「同一キャリア間の通話が全通話時間の30%になる」という前提とした。

◎この条件において、まずXiの場合、Xiトーク24(Xiにねん+Xiトーク)+Xiパケット放題フラットの条件となる。ドコモは月賦割引金が機種ごとに異なる為、ここでは私が先日会損ねたXperia SXを基準とする。
auはLTEプラン+LTEフラット+通話ワイド24、SBMはホワイトプラン+パケットし放題for4G LTE+ダブルホワイトという前提にした。この前提において、月賦割引金を除く金額及び通話料はau・SBMともに同額である。

◎すると、下記のような結果になった。比較の為、私の今の契約におけるドコモ及びiPhone4Sにおいてほぼ同条件の契約を結んだものも並べてみた。

ドコモ
Xperia SX
au
iPhone5
SBM
iPhone5
ドコモ
Xperia Ray Foma
SBM
iPhone4S
基本料金  ¥    5,465  ¥ 5,165  ¥ 5,595  ¥     5,810  ¥   4,765
30分通話  ¥    6,347  ¥ 5,606  ¥ 6,036  ¥     5,810  ¥   5,206
60分通話  ¥    7,229  ¥ 6,047  ¥ 6,477  ¥     5,810  ¥   5,647
120分通話  ¥    8,993  ¥ 6,929  ¥ 7,359  ¥     5,810  ¥   6,529


グラフにするとこうなる。意外な事にauが最も安いが、これはSBMとauの機種代金月賦割引金の差(au:2570、SBM:2140)の差がそのまま表れており、通話時間による差は無い。現状のSBM iPhoneからの比較であれば単純にパケット通信料及び月々割の差額がそのままコストアップ分に響いてきており、一応その差は1000円以下に収まっている。LTEというとエリアの問題が有り、実質的に3Gの値上げになるのだが、まあiPhoneという機種の持つ価値と、テザリングオプション代だと思えば納得できなくもない幅に収まっている。

◎問題はXiだ。基本使用料部分はSBMより安いにも関わらず、通話時間が伸びるにつれとんでもない金額になってくる。これはドコモと他の通話料金及び割引サービスの差がモロに出ており、実はドコモの通話料割引サービスは他キャリア・固定電話に対する通話に対しては「一切適用されず」、30秒21円の高額なレートが保持されてしまうのだ。auとSBMは基本使用料はドコモより高いものの、減免サービスなしでも特定時間内のキャリア内通話無料があり、割引サービスを組み込むと通話レート自体が半減されるのだ。
10.5円/30秒と言うレートはドコモのFomaプランで言えばタイプL相当であり、相当のヘビーユーザーでなければ受けられない安価なレートなのだ。

◎この計算の前提は自社間通話を30%と見積もったが、実際の所家族間通話ぐらいしか、キャリアを明示的に指定できる通話は無い。学生なら友達にかけるし、仕事していれば仕事先や得意先に電話することもあるだろう。これらの「日常の電話」に対し、常に30秒21円の超高額レートを請求するのがドコモのやり方なのである。
ドコモの高品質回線かつLTEなのだから高額なので当たり前だろうという意見もあろうが、競合するのがSBMだけならその理屈も判る。しかし今回、auすらもSBMの価格水準に合わせてきたのだ。この時点でその意見は意味を無くす。私がSXを諦めた理由「こんなもの電話に使えない」が改めて証明される形となった。(ちなみに2時間通話すると、Foma比で約3000円も高くつく)

◎ドコモは「ナントカ5」とか嘯いている前に、自分達の傲慢さを恥じたらどうだろうか。

2012/09/25

【Gadget】Xperia Ray購入

◎久しぶりの更新ネタ。ドコモ携帯電話をSH-04A→Xperia Ray(SC-03C)に買い替えた。わざわざ1年落ちの端末を新品購入したのだが、値崩れしてたりポイントつけたりでなんだかんだで3万円していない。この機種に落ち着くまでにはいろいろと紆余曲折があったのだ…

◎普段iPhoneを通信+プライベート電話で使っている私にとって、ドコモの回線は仕事用回線(仕事場にはドコモの電話番号は公表している)と、東日本大震災の教訓としての回線信頼性確保(緊急地震速報含む)である。そのためiPhone購入以後は一切のパケット通信用途を封印し、パケホーダイダブル最低金額390円での運用を続けてきた。要するに「携帯する電話」への先祖帰りをさせたのだが、その用途で使うにはSH-04Aは重過ぎた。iPhoneを買った冬から春にかけては気にならなかったが、薄着になる夏場に大型端末の2台持ちはしんどい。携帯電話の重みでカーゴパンツがズリ落ちて来る位だ。

◎そこへ来て、2012年夏モデルのXperia SXの登場。かねてより「小型・シンプルデザインのワンボディ端末こそが携帯端末の理想型」と力説している私にとっては限りなく理想型に近い端末だったのだが、残念ながらSXはXi端末。3Gでの購入・契約も出来なくはないが、その場合は一切の割引を外されて正価で買わされる羽目になる。 電話としてしか使わない端末に6万円も出せるかヴォケ! ということでSXはあえなく選外。
その他SH-07Dや、古いところでP-01Dまで候補に入れたがコレといって欲しいという意欲が湧かず、結局デザインの良さと軽量さでXperia Rayを選択した、というわけだ。

◎で、Ray。そもそもスマホとしての使い勝手を全く考慮しないで、ガラケとかスマホとか関係なく「持ち歩く電話」として考えた場合、これほど良い端末も無いと思う。とにかく小さくて薄くて軽いので全く邪魔にならず、手のひらにすっぽり収まってむしろ使っていて小気味良い。あと、電池が異様に保つ。 大半の時間が待ち受けでちょこちょこ電話したり寝る前にtwitterをちょっとやったり家事の合間にネトラジを(Wi-Fiで)かけたりしている分には、3日ぐらい電池が保ってしまうw SH-04Aでも電話以外の用途を全部殺したら1週間程電池が保ったが、まさかスマホでここまで保つとは思わなかった。iPhoneだと1日かそこらで電池が尽きる事を考えると驚異的。

◎ただ一方でスマートフォンとして見た場合は不満点がいっぱいある、というか私の場合スマホのリファレンスがiPhoneなので、劣る部分ばかり目立つ。画面の小ささ故の文字入力のやりづらさ(特にqwerty配列は苦行に近い)もそうだが、最大はプロセサ及ワークRAMの少なさに起因する動作の遅さ。カメラの起動で5秒位待たされたり、SPモードの切替でウンともスンとも言わなくなるのは日常茶飯事。設定アプリが過負荷でクラッシュしたのは笑うしか無かった。

◎あとは内臓ストレージの少なさと、その割に外す事が出来ないプリインストアプリの多さも気になった。他のスマホに比べればかなりプリインストアプリの量は良心的なのだが、それでもまずやる事は絶対使わないプリインストアプリの削除祭りだ。というか削除出来るものはまだ良いが、root取らないと削除もSDカードへの移動も出来ないアプリも非常に多い、くせに初期状態で200M近くストレージを食われている。300Mしか無いのに…まだ、「Xperiaとしての独自性」を出す為のソニー関連アプリは許せるが、マクドナルドとかミクシーとかフェイスブックとか、意味が判らない。このあたりの「端末にぶち込まれた機能でユーザーの目線を誘導しようとする」国産IT機器の悪癖はいつ解消されるのだろうか。

◎総じて言うと、持ち歩く「アイテム」として考えるならiPhoneが最高峰だろうが、電話という「ツール」として考えるならiPhone以上の端末かもしれない。服を着飾ったり美味しいものを食べたりする「楽しみ」…「ハレ」の為にはiPhoneを選ぶが、日常の生活と言う「ケ」の側面で、可搬性や信頼性(回線品質や連続稼働時間)、使い勝手といった「ツールとしての要求項目」をきっちり満たしているし、それがたまたまガラケでなくスマホだったから「日常の延長で必要とするアプリも動かせる」「日常の延長に必要無い機能は省ける」という付加価値もある。そういう意味では非常に満足の行く端末である。

2011/12/11

【iPhone】iPhoneとの1ヶ月

◎iPhoneを購入して1ヶ月が経過した。その間にSH-04Aはすっかり音声通話専用端末(ホントの意味での「携帯電話」)となり、その他の生活の様々なシーンでは、すっかりiPhoneに依存した生活になっている。何と言ってもiPhone1台で、プライベートの手帳もメモもカメラも要らなくなって身軽になったし、リマインダのお陰で物忘れも無くなった。

◎例えば。音楽を聴きながら町を歩いていて、気になった風景をカメラに撮り、そのままTwitterで共有したり、腹が減ったらAroundMeでお店を探してそのまま電話をかけたり、思いついたネタをEverNoteに書き留めておいたり、受けた電話からスケジュールを組んだり、駅前まで来て乗り換え経路を調べたり、電車を待つ間ミニゲームで遊んだり、帰り道の買い物をリマインドしておいたり…
人と会えば、撮った写真で会話に花が咲き、話題に上ったアーティストや楽曲をyoutubeで確認したりもできる。
我ながらなんか【絵に描いたような】iPhoneの使い方をしているが、それっくらい、生活ツールとしてiPhoneが定着している。お陰で電池が残りゃしないw

◎正直なところ、購入するまではまぁ精々お外でtwitterやネット端末ぐらいが関の山かなぁと思っていたし、事実SH-04Aの頃は、電話機能を除けばそれがメインの使い方だった。でも考えてみれば、「スマートフォン」という概念は元々PDA、さかのぼれば電子手帳から来た物だし、「iPhone」という概念はiPodの延長線だ。その両者が融合し、かつ「ビジネスシーンよりも個人の生活シーン」を重視するAppleの方針で形成されたのだから、オフィシャル・プライベート関係なく、【ユーザ本人】の生活に深く食い込むツール、というのは自明の理だったのかもしれない。

◎そしておそらく、この使い勝手…特にPDA的な側面…は、Android端末では得られないものだろう。 その最たる物がiCloudとWi-Fi同期の存在。コネクトフリーで、様々なデバイスにスケジュールやリマインドといった【生活情報】がリンクされる。 例えばiPhoneで電話を受けながらiCalでスケジュールを組めば、電話を切る頃にはiPhoneにも反映されている。iPhoneで受けた電話を手早く連絡先に組み込んで、Macでゆっくり整理できる。 出先のiPhoneで撮った写真は、指一本触れることなくiPadで鑑賞できる。
それまでのPDA的デバイス、携帯電話、そしてAndroidデバイスを見る限り、結局はそれらのデバイスはスタンドアローンで、そのデバイスに情報を入力し管理しない限り、その利便性の恩恵は得られなかった。 それを根底からひっくり返してしまったのだ。

◎一方、唯一の弱点は、判っていた事だが電池の保ち。普通に使っているとやはり1日が限界だ。一応電池警告が出るギリギリまで使い切るので、Dockケーブルはいつも鞄の中に入っている。モバイルブースターの類いは嫌いなので今のところ持っていないが、やはり何らか充電器も持った方がいいだろうか。 まあいざとなったら未開封の同梱充電器を開ければ良いのだが。(iPodの充電器をそのまま使っているので、iPhone同梱の充電器とDockケーブルには手を付けていない)
しかしその一方で予想外だったのが連続通話時間の長さだ。 通常、ガラケで2時間も連続通話すると電池はすっかり無くなっているものだが、iPhoneで2時間程連続通話しても、「2時間アプリを動かし続けた」程度の電池しか減っていない。 この辺りも、「電話が主体」で付加機能を増やした「携帯電話」と、「PDAが主体」で電話をアプリケーション化したスマートフォンとの根本的な差なのだろうか。

2011/11/25

【Gadget】携帯2台持ちで、月の携帯代金はどうなる?

◎買ってからやるなよ、と言う感じがしないでもないが、ドコモ+iPhoneを持つにあたってのランニングコストを計算してみた。
まずは私のドコモの従来契約から。

プランMバリュー基本使用料:¥2,656
パケホーダイダブル:¥4,410
iモード:¥315
キャッチホン:¥210
ゆうゆうコール:¥189
iコンシェル:¥105
お預かりサービス:¥105
ケータイ補償300:¥315
ユニバーサルサービス料:¥7
────────────────
計 ¥8,312

…最初に携帯を手にした(もう10年以上前か…)頃から、「月の携帯代は大体8000円」と言う生活に慣れているので、特にこれが高いとか思ったことは無いが、逆に言えば「私が携帯代として認識している値段」は、こんなもんである。

◎さて、実際にiPhoneを持つまでは漠然と「携帯2台持つんだから、まあ通話しないし、基本使用料とパケ定分だけだから、大体月5000円ぐらいのプラスかなー」なんて思っていたのだが、よくよく考えるとせっかくスマホを持ったのなら何もわざわざガラケにメールやネットをさせる必要はない。と言うか上記の内訳で示されているように、代金の半額近くを通信費用で占めている(通話料は無料通話がいつも余っている)ので、通信費用を下げることでドコモ側の支払い料金を下げてみることにした。

◎具体的には、知人にメルアド変更通知を出し、ドコモ端末を登録していたメールマガジン系を全てiPhoneに登録(MMSである必要性も無いので、それまで使い道が思いつかなかったEメール(i)を活用)し、iコンシェルも解約。万が一のパケット通信に備えパケホダブルははそのまま残しておく。
これによってドコモ回線を完全に音声通話+緊急地震速報レシーバ+ワンセグレシーバに機能限定し、ネットワーク機能を全てiPhoneに持たせる体制を整えた訳だ。


◎するとこうなる。
プランMバリュー基本使用料:¥2,656
パケホーダイダブル定額分:¥390
iモード:¥315
キャッチホン:¥210
ゆうゆうコール:¥189
お預かりサービス:¥105
ケータイ補償300:¥315
ユニバーサルサービス料:¥7
────────────────
ドコモ計 ¥4,187

ホワイトプラン(i):¥980
パケットし放題(i):\4,410
S!ベーシックパック:¥315
月々割:¥-1920
────────────────
ソフトバンク計 ¥3,785

総計:¥7,972
ドコモ1台持ちとの差額:¥-340

…あれ? 若干だが下がったぞ? 携帯2台持ってるのに?

◎これ、「月々割の割引額+ドコモのサービス解約による減額が、iPhone追加による増加コスト分を上回っている」から起こる現象である。
パケット定額の上限額は同じなので、それ以外の変動部分の差異だけを抜き出すと…
ホワイトプラン(i):¥980
S!ベーシックパック:¥315
パケホーダイダブル定額分:¥390
────────────────
増額分計 ¥1,685


iコンシェル解約:¥-105
月々割:¥-1920
────────────────
減額分計 ¥-2025

増減額:-340
…と、数字で表すと「ああなるほど」となるが、どうもやはり感覚的には納得できないw
なお、私の周りには意外にSBMユーザが多く、その人達との通話は基本「ただとも」通話している為、実のところドコモのプランをMにしておく理由も薄れつつある。長電話する相手が他キャリアが多いので微妙なところではあるが、プランをSに下げられれば、さらに1000円程基本料金を下げられる。これについてはしばらく利用状態を観察してから決めようと思う。(1年引っ張っても差額は1万円程度だしね)


◎まあ実際のところケータイ預かりサービスは生かしてあるのでドコモ側の電話帳をメンテすればその分パケットは発生するし、不意に何らかのメールを受信する可能性はあるので、実際は若干の増額になるとは思うが、少なくとも計算上の金額が下がるというのは意外過ぎる結果であった。

2011/11/19

【Maclife】iPhoneとドコモを二台持ちする意味

From Evernote:

【Maclife】iPhoneとドコモを二台持ちする意味

◎iPhone購入を機に、それまで無尽蔵にSH-04Aで受けていた通知系メールの送り先をiPhoneに変更し、iコンシェルも 交通系と気象系以外の情報受信を全部切った。パケ代節約のためだ。同じパケ放契約でも、月々割が効いている分SBMの方が安いからだ。メール(SMS)も基本iPhoneで受けるようにしたため、さてiコンシェルの受信のみに絞ってどこまでパケット代を下げられるか。しばらく様子見だ。 

 

◎iPhone購入にあたって「あくまでもドコモの回線は手放さない」と言う選択をしたために携帯の二台餅をすることになったのだが、「2台も持つと邪魔かなぁ」という不安とは裏腹にそれほど苦になっていない。 多少車の乗り降りが煩わしいぐらいだ。もともとiPodを持っていたというのも大きいか。結果的に ドコモの端末は殆ど待ち受け専門となり鞄に入っているかポケットに入っているかのどちらかで、手にしているのは常にiPhoneと言う状態。しかしある意味これは私にとって非常に好ましい状態と言える。

 

◎今までも何度か言ってきたことだが、震災を経験して以後重視しているのは、「緊急情報がいち早く受信でき、いついかなる時でも通信を確保できること」である。この「いついかなるとき」という要求を満たすには、電池の稼働時間と、回線エリアの広さ・エリア内での回線品質の良さが要求される。 そしてそのどちらの要求も、iPhoneでは満たす事はできない。(たとえau回線を選んでいたとしても、【ドコモに劣る】時点でNG)そういう意味で、何だかんだいいつつもプライマリの電話回線はあくまでドコモであり、端末はあくまでガラケなのだ。

 

◎更にセカンダリたるiPhoneに情報端末としての機能を分離したことで、プライマリ端末にかかる電池の負荷が減り、「プライマリに求められる信頼性」が更に増した、という副次的効果もある。何しろほとんど待ち受けっぱなしなので、9ヶ月ほど経過した電池でも3日は余裕で待ち受けられるのだ。ネットワークツールたるiPhoneの電池が切れても退屈なだけだが、 SH-04Aの電池が切れたら死活問題だ。現代社会で最も避けるべき「通信の断絶」が起こってしまう。

 

◎通信の確保という生活の基礎を担う領域と、コミュニケーション やエンタテインメントという生活に彩りを加える領域。日本人的な言い方をすれば「ハレとケ」であろうか。その例えで言うなら、ハレを担うのがiPhone、ケを担うのががドコモガラケである。そして残念ながら、今はまだガラケもスマホもそれら全域をカバーするには至っていない。なれば相応のコストを払って機能分離するという選択肢が、今のところは最良ではないだろうか。

 

◎…と、自分の行いを正当化してみるなどw 

2011/11/15

【Gadget】ハンドベルドデバイスの限界点

◎夏モデルの緊急地震速報対応が完了していないのでドコモ的にはまだ夏の筈なのだが、ともかくもドコモから冬春モデルが発表され、私にとって待望の「出目金でないミドルレンジのシャープガラケ」SH-01Dのコールドモックを手にしたのだが、

「でかい!」

あれはもう電話と言うより「板」ではないか。 あともう少しでタブレットに分類されかねない勢い。一応通話機能を持つので電話と言い張ることは出来るが、それにしてもでかい。
そして「コンパクト」がウリの筈のP-01Dも、持った感じSH-04Aとさほど大差が無い。年々携帯電話はサイズが肥大化してるなぁとは思っていたが、最早ここまでくるとハンドベルドデバイスとは呼べないレベルに突入していないか?

◎そこで興が乗ったので、ドコモの冬春モデルの主要な機種を対象に、サイズと重量を列挙してみた。

SH-04A(ガラケ基準として):114mm×54mm×16.3mm 140g
iPhone(基準として):115.2mm×58.6mm×9.3mm 140g

(w)P-01D:110mm × 55mm × 12.8mm 117g
(w)SH-01D:128mm×65mm×9.7mm 137g
(w)SH-04D:119mm×60mm×12.3mm 127g
(N)SC-03D:130mm×69mm×9.5mm 130g
(N)SC-04D:136mm×68mm×8.8mm 135g
(N)N-04D:131mm×67mm×10.9mm 149g
(w)F-03D:121mm×59mm×10.9mm 140g
(N)F-05D:129mm×64mm×9.8mm 129g
(N)F-07D:127mm×64mm×6.7mm 109g
(N)L-01D:133mm×68mm×10.7mm 140g
(w)T-01D:129mm×64mm×8.8mm 129g

11モデル平均:127mm×64mm×10mm 131g。

◎とまあこんな感じ。P-01D以外のすべてのモデルで縦横寸法がiPhoneを超えている。(大半のモデルで、厚みも超えている)私はもともとSH-04AやiPhone程度のサイズがハンドベルドデバイスとして限界のサイズ・重量ではないかと思っていた。 ズボンの横ポケットに入れたまま無理なくしゃがみ込めるのが精々このサイズだからだ。

◎何故ここまで巨大になるのかを考えてみたが、「スマートフォン」を構成するために必要なスペース…一番効くであろう基板実装面積はiOSであろうがAndroidであろうが大して変わらないはずだ。しかしアンドロスマホは「多種多様なボタン」「ストレージスロット」「ワンセグアンテナ」「交換可能なバッテリ」といった、iPhoneでは切り捨てられた要素をいくつか持っている。これと、「iPhoneを上回る為に」供えられた大画面液晶の結果、厚みが削られた分大型化したり、小型化した分厚みが増したりしているのだろう。

◎そして何よりも結局これらの数字が物語っているのはiPhoneに対する(無駄な)対抗意識の表れだとみている。「iPhoneよりも大きな画面を!」「iPhoneよりも軽く!」と言う安直な発想の企画屋と、スペックシートがiPhoneより勝っていれば満足してしまう技術・市場音痴の経営者の判断が、このような巨大な端末を生み出してしまうものと思われる。個人的にはシャープまでがその発想に取りつかれてしまっているのが少し悲しいところ。(シャープの端末は自社コアパーツを売りたいがための製品だということは理解しているつもりだが…)

◎使用環境をユーザが構築することで、ガラケの時代に言われていた「電話とメールとネットが出来ればいいシンプルな端末」はスマホで実現されるかと思っていたが、まだまだ遠いようである。

2011/11/13

【Maclife】iCloudとWi-Fi同期

◎iOS5とLionの目玉機能、iCloud。まあ、「情強様」にとってはゴミ仕様とのことだが、iPadでその片鱗に振れ、iPhoneで実際使ってみて、その利便性に改めて驚く。iPhoneで撮った写真が、すぐiPadで見れる。iPhoneで受けたメールのアドレスを登録すれば、MacのMailからメールが出せる。iPhoneの画面でアドレス帳のメンテは大変だが、MacでメンテすればすぐさまiPhoneで使える。

◎そしてもう一つ、日本ではiCloudでiTunesコンテンツのやり取りは出来ないが、それを補ってあまりあるのがWi-Fi同期。 Appleの能書きではデバイス側の充電行為が必要とあるが、実際のところWi-Fi内でデバイスが認識されてさえしまえば自動で同期操作に入る。同期スピードはやはり遅いものの、初期同期にさえ使わなければ、部屋に帰ってMacを立ち上げ、服を着替えている間に同期は終わってしまう。場所こそ「母艦と同じWi-Fi範囲内」に限定されるが、そこにさえ足を踏み入れれば、iCloudと同じような感覚で同期が行われてくれる。(※1)

◎これら二つの同期に関する改善点、考えても見ればiPodからずっと続くアップル製ハンドベルドデバイスは、ずっとこの「同期の利便性」を追い求めていた。数々のハンドベルドデバイスの中でもApple製品が優れていた点は、iTunesという完成度の高いアグリケートソフトウェアを通じて、「PCに構築した環境」をそのままデバイスで持ち出せること、デバイスへの転送の為に特別な操作や整理を必要としないことだった。

◎しかし唯一残っていた欠点が、「デバイスとPCを物理的接続する必要が有る」と言う点だった。人間贅沢なもので、慣れてくると今度は「接続する」という行為…儀式ともいうべきか。それが面倒になってくる。
iCloudとWi-Fi同期は、その「儀式」からユーザーを開放し、またひとつ「同期する」と言うユーザーのマインドセットを取り払った。iTunesを作り込めばデバイスに転送される。 特別な操作は何一つ必要とせず、デバイス側を更新すれば母艦側が追従する。
また一つ、Appleは「コンピュータと周辺機器」の関係を再発明した、と言っても過言ではなかろう。


※1:iOS5.0.1アップデート後、どうにもWi-Fi同期が不安定になっているようだ。Win(iPad)でもMac(iPhone)でも同じ現象なので、おそらく原因はiTunes側。

2011/11/07

【Maclife】ついにiPhone購入!!

今日の購入品:Apple iPhone4S 64GB Black + iPhone4 bumper(White)

◎ついに…ついに購入。 IPhone3G登場から苦節3年待ったぞコノヤロ。 遅ればせながら私もやっとIPhoneデビューである。 と言うか3年も引っ張った理由は「iPodより容量が少ない」という点…だったはずが、いつの間にかOSが対応しなくなり、iPhoneどころかiPodもiPadもMacで同期が出来ず悶々とした日々を過ごしていたのだが、先達てMacをAirにスイッチしたタイミングで、待望の64GBモデル発表。 しかも「iPhone4のデザインラインが気に入っていた」私にとって、5でなく4Sだったことは本当に幸運。

◎しかしスティーブ・ジョブスの訃報も相まって爆発的人気が出てしまった4Sの入手は困難を極めた。 先日Apple Storeの前を通りかかった時は普通に「行列4時間待ち」と言い放たれ、都内の家電量販店は予約と引き渡ししかやっていない状況。 とどめに地元のSBMショップに立ち寄って入荷予定を聞いてみたところ「予約一か月待ちです~」なんて普通に言われてしまった。
ところが。
今日は朝起きたら頭痛が酷く、会社を休むことにしたのだがひと眠りしたら動ける程度には回復。 会社に連絡を済ませ、外を見るととても天気がいい。 時計の針は7時過ぎ。私はふと考えた。
「これ、平日、しかも月曜日の開店直後に行けば、殆ど行列しないで買えるのでは?」
さっそく準備。一応体調が悪いのでそれなりに厚着をして、多少の行列でも耐えられるよう本を抱えてあぽすと直行。

◎するとどうだ。開店前のあぽすとには、私の前に客が6人。 店側の好意で配られた水を飲みつつ待つこと5分。
「開店前ですけど、先着の方中へどうぞ~」
なんたる幸運。 要は開店直後に混乱が起こるのを防ぐため、事前に行列客を中に入れ、必要書類を先に書かせるのだ。 ついでに余った時間でアクセサリも選ばせてくれた。 ケースにしようかバンパーにしようか迷ったのだが、とりあえずバンパーを選択。 本体色は黒と決めていたので、目立たせる意味で白を選択。(あとから思ったがオレンジでも良かったな)

◎そして開店と同時に始まる事務手続き。 さしものAppleStoreでも在庫が無く「SBMの64G」しかないらしい。いや、私はまさにそれが欲しいのだよw
事務手続きは笑っちゃうほどスムーズに、あっという間に終了。 30分ぐらいか? 世間では入手困難と騒がれており、特に発売直後はSBMの鯖が落ちる程大混乱だったiPhone4S、いともあっさり手に入ってしまった。 (まあ、会社を休んで買いに行くというウルトラCをかましてはいるのだが)

◎しかしまあ、店頭では散々触っているし、iPadをずっと使っているので、正直新鮮味はないw と言うか、最初にiPhone3Gが出た時から、ずっと「iPodを内包した、iモードのようなクローズドなカタチではないネットに繋げられるハンドベルドデバイス」と言うカタチでのiPhoneをずっと欲していたので、それが達成された時点で私的には非常に満足だったりするw もともとiPadでもそれ程アプリ入れていなくて、勿論iPhoneならではのアプリも入れて行こうとは思っているのだが、まずはぶっ壊れてしまったiPodが更新されたこと、可搬性の高いネットワーク端末が手に入ったことで、とりあえずは満足である。

◎それにしても、AppleStoreでの買い物はなんでこんなに楽しいのだろう。水を配ってくれたこともそうだが、ともすればその後SIMカードを入れるために店員側がやってしまいそうな「最初の開封」を、ちゃんと客にやらせてくれる。 手に取った瞬間「おめでとうございます!」と声をかけてくれる。量販店ではこうはいかない。開店前だったとはいえ、アクセサリもその場で選ばせてくれる。流石銀座に店を構えるだけのことはあり、「顧客を楽しませ、満足させる」素晴らしい接客だった。 AppleStoreでの買い物はポイントも割引も一切つかないが、それでも態々銀座まで出張って買い物をするだけの価値はあった。

◎さて、明日はちゃんと会社に行こうw ちなみに気分はいいが、頭痛は相変わらずであるw

2011/10/10

【MacLife】Airと1週間

◎旧Macbookが下取り引き取りに出され、本格的に新しいメインマシンとして稼働し始めたMacbook Air。当初UltraLite MkⅢとの通信がうまく行かず、原因切り分けのために再度OSクリーンインストールを敢行したが、結果的にはUSBハブに問題があり、MacおよびLionの問題ではなかった。(Tiger環境ではUSBハブ経由でも動いていたので、そうとも言い切れないが…)

◎正直なところMacbook以上にモバイル性に重点を置いたAirなので、もしかしたら能力的にはあまり高くないのか…という一抹の不安を抱えていたが、それを吹き飛ばすのがこちら。
Macbookではメーターレスポンスに難があり、CPU占有率も馬鹿にならなかった(ファンは常に全開で回っていた)Cuemixだが、Airで稼働させるとファンは全く動作せず、CPU占有率も10%台と非常に軽く、メータもキビキビ動く。この上でLogic等のDAWを動かすとどこまで行くのかは判らないが、エントリモデルとしては破格の高性能である。

◎現時点で考えられうる中ではかなりのハイスペック機でありながら、この薄さ、軽さ。私自身は積極的にモバイルしたい訳ではないが、部屋の中でも場所を選ばず使用できる気軽さがいい。バッテリも旧Macbookとは比べ物にならない保ちの良さ(もともと2時間程度しか保っていなかった)で、平日の使用であれば週明けフル充電状態から週末まで保ってしまう。またCPUに余裕があるためほとんどファンが回らず、HDDも光学ドライブも無いので破格の静けさ。逆にちょっと、薄気味悪くなるぐらいだw

◎またこの薄さとデザインは、置いてあるだけで「絵」になる。 PCは基本インテリアとは相容れない(からこそ、デスクトップPCは導入しない)と考える私だが、Airは部屋に彩りを添えるアクセサリの感覚である。個人的には、開いたときより閉じたときこそが「Airらしく」映える気がするのだが、どうだろうか。

◎さて話は変わってMagic Mouse、当初これが出た当初はホールドしにくいマウスだなと正直思っていた。が、実際使い始めてみるとこのマウスはガッチリホールドして使うものではなく、軽く転がすように使うのがいい事に気がついた。具体的に言えば、手首をしっかり机に下ろして手を支え、指は軽く添えて手の中でマウスを転がすように使う。と、あまり手も疲れないし、MagicMouseのウリであるマルチタッチ操作にすぐ移れる。特に2本指スワイプによるフルスクリーンアプリケーション間の移動が非常に便利。(タッチパッドでは3本指スワイプ) MightyMouse+TigerのExposéでの切り替えも便利だったがそれ以上だ。 この動作は是非iOSにもフィードバックしてほしい。

◎一方で、MagicMouseにちょっと不具合がある。MagicMouseが原因なのかBluetoothが原因なのか判らないが、一度接続をロストすると再接続までに手間がかかる。その間、マウスがまともに動かない(タッチ関係はいっさい効かなくなる)という現象に、ここまで2回遭遇した。何かと無線のやり取りも多いし、ペアリング等を行っている様子も無いので、それが原因のような気もするのだが…(もしかしたら隣の部屋か下の部屋で同じように使っていて混線している? Bluetoothの有効範囲はそれほど広くないはずだが…)

◎とりあえず当面の間はGaragebandのミュージックレッスン機能で遊んでみようかと思う。(今回Logicはインストールせず、次バージョンリリース待ち) iPhone4Sも出た事だし、早いところ環境を整えていきたいものである。

2011/09/22

【Favorites】通信端末に対する雑感

◎きっかけはtwitterにおける私の発言であった。→twitter発言

そもそも、311のような苦難を経験していながら、緊急時に通信端末に求められる「確実な回線確保」「稼働時間」「危険情報の受信」といった機能に劣るスマートフォンに、「乗り換える動きが加速する」こと自体がまったく理解できない。
細やかながらフォロワーさんから反応があり、私自身もこれについて一度ネタにしているいつかきちんとまとめておこうと思いながら半年が経過していたので、ここで一度まとめようと思う。 半年ぶりの更新ネタとしてw

◎まず前提として、以下の記事。 ケータイWatch:ドコモの発売済みスマートフォン、今夏に緊急地震速報対応へ
NTTドコモは28日、2010年度の決算を発表した。都内で行われた会見では、業績の発表に先立ち、東日本大震災に関連する同社の取り組みが紹介され、その中で、今夏にも既存の同社スマートフォンでは、緊急地震速報を配信する仕組みである「エリアメール」に対応することが明らかにされた。 (中略) 山田氏は「夏モデルでも最初から対応して販売しろ、と思われるかもしれないが、スケジュールが間に合わない見込み」と述べ、今夏発売の機種であっても発売後に対応する形になるとの見通しが示された。Android以外のスマートフォンについては、特に触れられなかった。
ドコモの決算資料27ページに明確に【夏から】と書かれている。(端っこに小っちゃく(夏~冬)と逃げは打ってあるが) さて、世間はもう鈴虫が鳴き台風が訪れる季節なのだが、一向にこの進捗は聞かれない。 ドコモの頭の中は未だに夏らしい。 世間はとっくに【秋】と言うのだが。

◎ドコモのこの発表は、明確に「311」を意識している。地震に関する意識の高まりを受けて、ガラケでは既に対応していた「緊急地震速報」をスマホに搭載させる「姿勢」を見せることで、市場評価を受けたかったのだろう。 しかし実際は一向に搭載される気配はない。 せめて自分達が示したスケジュールを達成できないのなら遅延予定を示すのが誠意と言うものだろう。 そうでなければ、まるで「地震」と言う火事場に乗じたポジショントーク、言い換えれば詐欺に近いではないか。

◎311は「緊急時において通信端末に求められるもの」を明確に示してくれた。 人は災害に見舞われると、自分の身の安全が確保できたら次は「不安の解消」の為に安否の確認・発信をしたり、被害状況の確認をしたりする。 災害の常で電話網は輻輳で使い物にならない中、
・遅配はするがリジェクトは無かったiモードメール
・当時のスマホではまだ少数だったワンセグによる情報確認
・twitterによる情報発信
・緊急地震速報による地震への備え
が、被災者の「安心」を提供したことは間違いない。(勿論、基地局の被害状況にもよるが)

◎そしてもう一つが「使用可能時間」の問題。 私は幸い被災時に電源には困らない環境に居たので、即座に充電環境を確保できた。 W-CDMA端末ではありふれたコンパクトな純正充電器で、コンセントさえあれば充電出来る。 一方スマホ持ちの人は時間の経過とともに次々と電池が切れていった。(特にiPhoneユーザーが顕著だった)充電器を貸与することも出来ず、バッテリパックを持っていない人はただうなだれるしか無かった。 突然情報を断絶された絶望はいかばかりだったか。

◎311を通じて私に芽生えた危機意識、それが上記twitterに書いた
・通信が確保される事
・十分な稼働時間が確保される事
・必要な情報を受信できる事(この場合、地震速報、テレビ報道、ネットワーク)
の3点である。 そして残念ながら、今「スマートフォン」において、これらを十分満たし得る端末は存在しない。 通信確保が問題ないドコモですら、稼働時間は完全に不足していたり、モデルによってはワンセグ自体対応していないと、片手落ちもいいところ。結局これらの条件を満たし得るのは、所謂ガラケしか無かったのだ。

◎しかし311から半年が経ち、夏モデルスマホは順調に売れている。私の周囲でもスマホ持ちがどんどん増えてきた。 彼らは当然のように職場で充電しそのまま離席している。 緊急地震速報も鳴らない。(なまず経由の人は居るが明らかに遅いか、煩わしい)。 あれだけの災害を受けても、危機意識は芽生えなかった、と言う事なのだろうか? 私にはいまだに理解できない。
勿論、携帯電話を持つに関して「とにかく繋がること」「緊急時でも使える事」と言う「ケ」な理由でなく、「遊べる」「楽しめる」「カッコイイ」といった「ハレ」の理由で選ぶこと自体は否定するつもりは無い。 しかし、「ハレ」を優先するあまり「ケ」を軽視するのでは、あの地震の教訓は何だったのか?

◎最初にあげたように私は基本ドコモユーザでありながらドコモの企業姿勢、特に経営やサービスに関する姿勢は一切評価も信頼もしていない。少なくとも「ハレとケ」で考えるなら、ドコモにハレの要素は一切期待できない。しかし同時に「ハレ」の理由に対する憧れはある。正直、Medias WPへの乗り換えを真剣に検討してもいたのだ。
しかしそれはやっぱり、「満たすべきものを満たしてから」初めて手にしていいものではないだろうか。 快適に住む以前にまず部屋に壁と屋根が必要なように。 警備員を雇う前にまず戸にカギをつけるように。

◎…と、以上あくまで私の主観で書いたが、如何なものだろうか? 結論としては「少なくとも今現在のスマホは、携帯端末として求められる真の性能を満たしていない」為に、その性能の確保と、「ハレ」の性能の確保は切り分けて、相応のコストを支払うべき、というものである。