2016/02/21

【Flightsim】ぼくのかんがえたさいきょうのPOSKY(SSP)777−200LR/−300ER

◎FSXのアドオン機・アドオンシーナリを探していたらマルウェアを踏み抜くという大失態をやらかしてしまい、半泣きになりながらZinoの環境再構築を実施。
このためFSXの環境も全てリセットと相成ったわけだが、その中で前回の環境で「インストールはしていたが全く使っていなかった」ボーイング777のインストールを再度実施するにあたり
いろいろ調べていたら、rikooooで気になるパッケージを発見。
POSKYベースなので本来FS9用のはずなのだが、FSX/P3D対応を謳っている上、2Dパネルがどう見てもFS9デフォルト777と異なる。
なんだこれは。

◎rikooooのスクリーンショットを頼りにavsimを漁ったところ、JB 777 Panelに突き当たった。
POSKY777をFSXに突っ込もうと思ったらおそらく真っ先に行き当たるこのページにあるように、通常はFS9の777のファイルを流用してインストールすることになる。
しかしこのパネルは機能的には非常にショボい上、FSXしか持っていないユーザには(本文中にあるように)権利的にも微妙なやり方である。前回塩漬けにしたのもこの機能のショボさだった。
しかしJBpanelならFS9機は必要なく、かつ高機能なフリー777が実現するというわけだ。
rikooooのパッケージは777−200ERだが、私が入れたいのは777−200LRだ。というわけで自分で構築することにした。
また後から判明したことだが、JBpanel自体がGEエンジンに最適化されており、−200LRの他に−300ERにも使用出来る。

◎インストール手順を書くとこうだ。
1)POSKY archiveか天空開発局から777−200LRのベースファイル(今回はワールドライナー塗装)を入手
2)モデルファイルをVC(SP2A)に入れ替え
ワールドライナー塗装のモデルファイルは「OS772LR--L」なので、それに対応した「OS772LR−-L_VC」モデルで上書きする。

3)VCパネルテクスチャー(DXT版)を導入
中身を解凍後、機体フォルダの中に「texture」フォルダを作りそこにコピー。
リペイントテクスチャ(今回は「texture.dream」)の中にtexture.cfgを作成し、以下を記述。
[fltsim]
fallback.1=..\texture
fallback.2=..\..\..\..\Scenery\Global\texture
fallback.3=..\..\..\..\..\..\Scenery\Global\texture
この記述の意味は、「見つからなかったらこのフォルダを参照してね」という、フリーリペイント導入時には定番の記述だ。
これを入れておけば、リペイントを追加した時にいちいちパネルテクスチャーを入れ直す必要がなくなる。

4)SSP2012用のPanel/textureファイルの中身をインストール
これは解凍したファイルをそのままゴソッと上書きすればOK。

6)FacebookのSSP2012−777 supportに上がっているPOSKYユーティリティVer2をインストール
インストール方法はreadmeを参照。一つだけXMLゲージの手修正が必要なので注意すること。

6)FDEのアップデート
これはやってもやらなくてもよい。
POSKYとしての最新版のFDE(Rev.D)はPOSKYarchiveに、
SSP最新版のFDE(REV.G)はFacebookのSSP2012−777 supportにある。
今回はPOSKYのモデルをベースに使用するのだが、どうやらPOSKYモデルとSSP用airファイルは相性問題があるらしく、POSKYモデルにRev.Gを適用すると起動直後にエンジンが止まってしまい、再始動すると今度はセンターのハイドロ系統がまともに動かない。
よって、airファイルはRev.D、Aircraft.cfgの記述はRev.Gを使用する。
なお、Rev.Gに付属しているAircraft.cfgは差分しか記載していないのでいきなり上書きしないように。

7)Panelフォルダのリネーム
「panel.def」でもなんでも良いのでpanelフォルダを別名にしておく。
いつでも戻せるようにするためと、JBpanelに突っ込むPOSKY用ゲージファイルを温存するためだ。

8)JBpanelのインストール
インストール方法はreadme参照。
基本の流れはC++ランタイムインストール→ゲージ・モジュールファイルのインストール→panelフォルダのコピー( 上記のバックアップに上書きしないこと!)→aircraft.cfgの手修正、となる。

なお、aircraft.cfgのパラメータは基本SSP777のFDEを優先させるが、
SSPはFS9デフォルト777のパネルを使用することが前提の引数設定のため、そのままだと一部不具合がある。
最低限、以下の引数だけはJBpanelのそれを使うこと。
[fuel]
number_of_tank_selectors= 2
electric_pump=1

[hydraulic_system]
electric_pumps=1

[pitot_static]
pitot_heat=1.000000
[Fuel]はnumber_of_tank_selectorsを2にしておかないと右のウィングタンクからの燃料供給がされなくなる。
また[Fuel]と[hydraulic_system]のelectric_pumpsを1にしておかないとポンプが動かず、特にハイドロはフラップ等への動力供給がされなくなる。
pitot_staticはこれをやらなくてもピトー管が詰まったことは今のところないが、保険だ。

9)POSKYユーティリティ・ゲージファイルのインストール
先ほど温存しておいた「panel.def」フォルダから、POSKYあるいはSSPと名のついたフォルダ類をコピーして「panel」フォルダに貼り付ける。
次にpanel.cfgを開き、「panel.def」のpanel.cfgにある[VCwindow.2]以後の記載を転記する。
(ここは必要無いかもしれない)

10)FSXを一度起動し、「DirectX10 preview」のチェックボックスを外して再起動
ベースとなっているファイルがPOSKYのFS9用なので、directX10が動作しているとテクスチャーが使用できない。よって外そう。

◎こうして出来上がった機体だが、まずはJBpanelの多機能さに驚かされる。
2Dにあるパネルスイッチ類は全て使用可能となっており、燃料・電気・空調・ハイドロ全ての系統を操作できる。
何しろ起動時にエンジン切ると、APUの始動からやり直さないとエンジンがかからないのだw
ただ、全てシャットダウンしても計器盤が消えないので、完全なコールド&ダークは再現できない。
表示関係も充実しており、FMCの設定に従ってMFDにVspeedやフラップインジケータ、着陸時のVREF表示がされたり、NDでテレインやTCAS表示ができたり、
下段EICASで燃料・空気・ハイドロのモニタリングの他、フライトチェックリストまで使える。

◎FMCもフリーアドオンによく付いてるハネウェルFMCより高機能で、SpeedやVrefの計算、アプローチコースのNDへの描画などもやってくれる。
個人的には、ハネウェルFMCでは全く使い物にならなかったVNAVがちゃんと使えて、離陸時の承認高度からの上昇承認さえ貰えればT/Cまでほったらかしにできるし、一度巡行に入ったら降下高度さえ入力しておけばT/Oで勝手に降下もしてくれる。
(IFRで飛んでいると勝手に降下すると怒られるので、T/Oの直前で降下許可をもらう必要はある)
また、オートランド機能も備えており、設置寸前のフレア動作・スロットルオフ・リバースまで自動でやってくれる。横風条件でどうかは試してないが、離陸後A/P Onしたら本当に計器と無線の監視だけでひとフライトが終わってしまう。

◎私自身は2DパネルよりVCで飛びたい人で、なおかつPOSKYのVCはその大半がハリボテなのだが、パネル関係がかなり細かく設定されているので、VCで操作できない部分だけ細かくパネルを呼び出すことで結構ストレスなく操作ができる。(NDやEICASのモード切り替え、チェックリストの操作、FMCなど)


◎POSKYユーティリティの呼び出しにも対応しているので、出発前や到着後に地上支援車両を呼び出して雰囲気を盛り上げることもできる。(画像はテクスチャ欠けにより地上支援車両が真っ黒…w)
ある程度フリーアドオンの導入スキルのある人なら、panel.cfgをいじって通常使用しないメニュー(FMCやPOSKYのデバッグメニュー)を削除したり、
FS9デフォルト777を持っている人ならサウンドファイルをまるごと移植することで独特の排気音を楽しむことができるだろう。
POSKYのモデル・リペイントの出来の良さに比して「操縦系のショボさ」にうんざりしていた人にはオススメの改造メニューである。

2016/01/02

【Flightsim】再びフライトシミュレータにハマる


◎皆様あけましておめでとうございます。
2015年は1回しか更新しなかったこのBlog、もう活動の本拠地がtwitterに移行して長いのでBlogにまとめて書くことも減った…これも時代の流れかなぁ。
そんな感じのゆるい運営ですが今年もよろしく。

◎さて私、割とフライトシミュレータという分野には興味があって、一方で一昔前のフラシム趣味といえば高性能PCやコントローラやソフトやアドオンやと「財産潰す典型」の趣味だったのでなかなか手も出せず、Googleのフラシム機能で遊んだりYS Flight simulatiorで民間機アドオン使って遊んだりしていたのだが、
技術の進歩というのはすごいもので、PCの処理能力は昔とは比べ物にならないぐらい上がってるし、またスマートフォンやタブレットで本格的な民間機系フライトシミュレーションが環境的にもコスト的にも随分気軽に楽しめるようになっていた。
DTMからはほぼ足を洗って、熱中できる興味も最近無いなぁということで、まずは気軽なところからやり始めてみることに。

◎まず最初に手を出したのががX−Plane mobile。 これはMSFS亡き後フラシムの主流になりつつあるX−Planeのスマートフォン版で、レンダリングの美しさと機体の挙動のリアルさに定評がある…という触れ込みだが他を知らないのでよく分からない。
ただ確かに今回紹介する3作の中では最も流麗なグラフィックを持ち、動作もスムーズである。
一方機能面では最低限の機能しかなく、特に航法関係は簡易的なマップとVOR・ILSが使えるというだけで、IFR前提の大型航空機を飛ばすにはまるで向いていない。
またリアルな挙動を実現した引き換えの一つ難点として、着陸判定がとんでもなくシビアで、−200ft/minでも跳ね上がってしまう程のシビアさを誇る。というかPiaggio A.180アヴァンティが軽すぎるだけじゃないか?とも思っているが…
アプリ自体は無料だがセスナ以外の機体は有料。本当は大型旅客機を操縦したいのだが、航法関係がダメダメなので、infnite flightを入手した現在ではとりあえずのんびり飛びたい時に起動する程度にしている。

◎そしてもう一つが私が現在ハマっているInfinite Flight。こちらはVFRはおろか、フライトプランを立案した上での簡易的なIFR飛行が可能な上、追加課金無しでボーイング737や747といった定期航空路線の機材を操縦できる。(課金すると使用できる機体がさらに増える)
海外ソフトである関係上シーナリがアメリカに偏り気味(一部、ヨーロッパや東南アジア、オーストラリアがある)なのと、シーナリがあまり広くないため精々200nm程度の飛行しかできないという難点はあるが、ウェイポイントを繋ぎながら目的空港目指して飛んでいくのはまさに民間機系フライトシミュレータの醍醐味。
NAV・FMCは使えないのでMSFSの様にオーパイ入れたら後はほったらかし、というわけには行かないが、その代わり立案したフライトプランに沿ったガイダンスが出たり、高度の設定はしないので上昇・降下計画は自分で立てる必要があったりと、制約があるからこそのゲーム的楽しみがあり退屈しない。
また難点でもあるシーナリの狭さは、逆に言うと200nm程度の路線は1フライト30分〜40分程度で終わってしまうので、通勤時間の暇つぶしには丁度良い。

◎アプリ自体は600円で、737・747・A321と言ったわりとメジャーな機体が初期セットで使える。
追加のシーナリや機体は有料だが、オンラインプレイの年間課金(6000円)をすると全シーナリと機体が解放される。
シーナリの広さを考えれば737ぐらいが一番良いので、好きなヒコーキの一つである737−900と追加シーナリのために年間課金しようかな、と考え中。
マルチプレーヤやATCでも遊べるし。


◎そして今回手を出してしまったのが、Microsoft Flight simulator X steam Editionである。
まあ何ということはない、steamのセールで500円で売っていたのだ。そりゃ500円なら買うでしょ。積んでも惜しくないし。
しかしフライトシミュレータと言えばコントローラが必要な世界だが、そこは問題無し。
ガラクタ箱をゴソゴソすると、以前YSFlightで使ってたプレステ1用デュアルショックと、USB−デュアルショックの変換コネクタまで転がっている。これはもう「やれ」ってことやね。
FSX自体はもう10年前のソフトなので、たとえ5年前のエントリ機(Zino、AthronX2+4GB RAM+型式忘れたけどIntelチップで無い何ぞのGPU)でもテレインメッシュシーナリやリアリティ設定を下げれば十分遊べるレベルのフレームレートが確保できる。
ATCがスカタンなのは仕方が無い(777を16R/32Lから離陸させようとしたり、羽田の着陸滑走路に04を指定してきたりする)にしても、やはりきちんとした手順でATCと交信しながらIFRで飛ぶのは本格フラシムの醍醐味である。
オーパイ入れるとやることがなくなるのを逆に利用して、片道4時間ぐらいのフライト組んで巡行に入ったら家事をやるとかね。
…実はこの文章も羽田〜高松便を飛ばしながら書いていたりするw

◎さてFSXの楽しみの一つといえばアドオンだが、今の時点ではどうしても欲しかった737-900ERと777-200LRのみ、POSKYの機体を入れて満足している。もともとPCの処理能力が高くないのでPMDGだのLevel−Dだのといった有名どころのアドオンはついていけないし
そこまで投資するほど強烈な意欲も無いし。(POSKYのクオリティがすばらしいというのもある)
一方地形データについては…少なくとも羽田が2006年時点の状態(D滑走路無し、国際タミ無し)だったり神戸空港が無いとかスワンナプームが無いとかいろいろ個人的にやりづらい点はあるので、フリーシーナリで良さそうなのがあったら積極的に入れていこうと思っている。
あとはあれかなぁ、リビングのテレビがやはり若干小さいのである程度解像度を下げないとテキストとか読めないんだよな。
テレビ買い換えようかなぁ…

2015/01/19

【Traffic】上野東京ラインの憂鬱

◎超久しぶりのtrafficタグの投稿。
東京に越してきてから、毎朝の通勤は東京駅から東海道線で余裕の着席貴族をブチかましていた私が最も恐れていた事態が現実になりつつある。
「上野東京ライン」の開通が3月に迫っているのだ。
12月19日のJR東日本のプレスリリースで直通列車のダイヤが発表されていたのを今日知ったのだが、詳細を見てみると…
…まあ行ってしまえば、「東京駅から東海道線に乗っていた人にはなんの有難味もない」ダイヤなのだ。

◎以前このエントリでダイヤ予測をした時、東京始発は残るかと思っていたのだが
その幻想は見事に打ち砕かれた。
今回のダイヤ編成をざっくり言うと

・朝ラッシュを除いて東海道からの車両は全て宇都宮/高崎線へ直通
・一方で宇都宮/高崎系統は上野折り返しが残る
・朝ラッシュ時は上野まで直通
・朝ラッシュ時は宇都宮/高崎からの直通列車の品川止まりがある
・常磐線は朝夕は快速、データイムに中電乗り入れ
…という形になっている。

◎現時点でJR東日本から発表されている時刻表は上野〜東京(品川)間の直通列車のみで、
上野折り返しの宇都宮/高崎系統、常磐系統の時刻は出ていない。
が、東京駅基準で発着本数を見てみると、どう見ても現状より増えている…
つまり東京駅始発の列車は全廃される可能性が高いということだ。
(上野東京ラインの開通で東京駅上野方の留置線も廃止されているので、なおさら可能性が高い)

◎ということで、現時点で東京駅から座って通勤している人にとっては極めて大迷惑なダイヤに思える。
宇都宮/高崎方面から東京/新橋/品川に向かっていた人は乗り換えの手間は省けるが、
以遠(例:川崎の東芝)に通勤してる人に取ってみれば、単に立っている時間が長くなるだけだし、
総武/京葉線方面、地下鉄方面からの人はせっかくの始発列車が全廃され立ちっぱなしになる。
また現時点で発表されているのは直通列車のみなので、
今でも夕方に時たま走って迷惑を撒き散らしている「横浜方面から上り(北行)品川行き」という大迷惑列車が増える可能性だってあるわけだ。
都心経由で横浜方面に通勤している人にとっては、実に油断ならない状態に思える。
こればかりは実際のダイヤが発表されないと判らないが…

◎あともうひとつ心配なのが、日本の鉄道は複線の場合進行方向左側のホームを使う。
となると、東京駅の横浜方面の発着ホームは9番/10番線になると思われるのだが、この9番/10番線ホーム、ほかのホームと違って、中央改札に抜ける階段が南側の1箇所しかない。
北側はグランスタダイニングへ降りる通路にモロ干渉してしまうので、階段が撤去されているのだ。
(ここによると、97年に撤去されたらしい)
今でも9番/10番線に列車が着くと、7号車〜11号車あたりの乗客の処理にモタついてホームが混雑している(間の悪いことに、北口通路は工事中で非常に狭い上、当該ホームのエレベーターはB1との連絡も兼ねているのでいつも混雑している)が、今以上に人が捌けなくなる可能性が高い。しかも南行の全列車がこのホームを使用する可能性さえある。
おそらく今後東京駅の最大のネックがここになると容易に予想できるのだが、なぜ東北縦貫線構想が具現化した時にここに手をつけなかったのか…謎である。
まあ、折り返し列車がないということで、もしかしたら特急専用で引き続き使うのかもしれないが…


◎というわけで、新橋方面に向かっている人が上野東京ラインにシフトして混雑緩和することを祈りながら京浜東北に乗るしかなさそうである。
とはいえ京浜東北も上野から乗ってるのか秋葉原から乗り換えてきてるのか微妙だしなぁ…

2014/09/05

【Music Works】Notion for iPad

◎Appleが最近やっているiPadのプロモーションビデオのうち、エサ・ペッカ・サロネンのビデオを見た時から気になっていたのが譜面ワープロアプリのnotion。
音楽制作活動はすっかり疎遠になった(1曲作り上げるだけの気力が保たない)自分ではあるが、今でもたまに頭の中に浮かぶフレーズをGarageBandに留め置くようにはしている。
が、どこまで行っても「ピアノ上がり」な自分、フレーズを譜面という「ビジュアル」に書き留めておきたいなという欲求はずっとあって、notionのビデオを見たときに「お、コレ良いんじゃないか?」と思い立った訳だ。
1500円という価格は(iOSアプリとしては)決して安くはないが、競合する譜面ワープロアプリよりも音が良いということ、何より第一線のコンポーザーが使っているという事が決め手になってえいやっと購入してみた次第。

◎画像に出ているのは、自分の最近お気に入り曲でピアノで弾きたいと思っていたキリンジの「あたらしい友だち」を試しに書き込んでみたところである。(原曲よりキーを1度上げている)
譜面作成の手順は結構簡単で、緑色に表示されているトランスポートバー(で良いのかな)の位置を合わせてパレットからデュレーションを選び、鍵盤を押すと音符が入力される。
入力は単音かコードモード入力で、コードモードの時はノートオフされないので和音の修正が簡単に出来る。また入力中の和音のプレビューも可能。
この鍵盤はベロシティには対応しておらず、演奏の強弱は演奏記号の入力が必要だったり、タイをきちんと入力する必要があったり、トランスポートバーの絶対位置指定が出来ず休符をしっかり入力する必要があったりするのはいかにも「譜面ワープロ」といった風情だ。 Logicでの譜面入力に慣れてるとその融通の利かなさに「あれ?」と思うが、すぐ慣れる。本来譜面ってそういうもんだし。

◎プレイバック機能については、中身的にはMIDIシーケンサーの為、入力した譜面はちゃんと再生出来る。この再生のときに使う内蔵音源はロンドンフィルの音を使っているというだけあって(まだピアノぐらいしか鳴らしてないが)結構音は良い。
スラーやスタッカート、強弱記号や演奏記号にもちゃんと追従して再生するので、自分の演奏意図がちゃんと譜面に反映出来てるかのチェックに使える。
またLogic等DAWベースの譜面作成ではまず出来ない繰り返し記号やコーダへの追従もきちんと行ってくれる。

◎難点があるとすれば内蔵音源のレイテンシーがかなり大きく、書き込みモードをオフにしてもフレーズ演奏には(鍵盤の小ささもあって)まったく向いていないというところか。
(S90XSを接続してMIDIで弾いてみたが、とても演奏出来るレベルではない)
サロネンのティーザービデオでPianist Proとnotionを使い分けていたのもこれが理由であろう。
フレーズは手持ちの楽器や他の演奏系アプリで弾いて、気に入ったらnotionに書き込む。そういう意味でも「譜面ワープロに特化した」機能と言える。
またAudioBusやMIDI出力には対応していないため、内蔵音源しか鳴らす事が出来ない。ここはiGrandとか良い音源がiOSにも出て来ているので、是非とも対応して頂きたいところ。

2014/07/30

【Computing】OneDriveの容量増加に思う事

The Official Microsoft Japan Blog : OneDrive の無料ディスク容量を 15GB へ増加します

◎少し前からアナウンスが出ていたが、OneDriveの無料利用枠が15GBに拡大した。さらにこれにスマートフォンのカメラバックアップ容量を追加すると18GBとなり、パーソナルデータの格納場所としては十分な容量を持つようになった。
今回の容量増の少し前から、Windows機のローカルファイル(Windowsでしか使用しないという意味での「Windowsローカル」)を順次OneDriveに移行させており、iCloudのフォトストリームや複合機のスキャンデータ等もOneDriveに直接保存するように設定していたのだが、今回の容量増で、「NASとして保存しておきたい大容量のメディアファイル」以外はほぼ全てクラウドストレージに移行した。 ますますWindows機の領分が狭くなりつつあるw
メールデータはプロバイダーメール含めてとっくにOutlook.comに移行済みだし。(Macではプロバイダメールは読み出していない)

◎それと平行してOneNoteの使用も始めている。基本的にパーソナルなノートデータはEvernoteを使っているのだが、通勤途中なんかで思いつく、ちょっとした「仕事面でのアイデア」なんかをiPadで書き留めたり、気分が盛り上がるとMacで追記したりしている。
もともと私自身「会社の外では仕事をしない」主義だし、会社のインフラ的にも情報が外に持ち出せない仕様なのだが、なんやかんや言って(善し悪しは置いといて)頭の中が仕事モードの時はWindowsのお作法のほうが慣れているので、「いつでもどこでも林檎信者でも」MicrosoftのUIでメモが取れるというのは大きなメリットだ。
本当はそこから直接仕事のPCにデータを流せれば良いのだが、それは出来ないので結局仕事場のPCでもう一度打ち込む必要は有るのだが…

◎振り返ってみれば私自身、OneDrive(SkyDrive)が台頭してくるまで、あまりクラウドストレージサービスを使っていなかった。GoogleDriveは持っていたが、ブラウザベースだったり操作性がGoogleのお作法だったりとあまり使い勝手が良くなく、Googleノートブックのサービス終了とともにほとんど放置状態となり、今では誰かとの文書や資料の共有ぐらいの用途にしか使っていない。
景気になったのはApple TVの購入とSkyDriveアプリ登場で、Apple TV導入以後めっきり起動機会の減ったWindows機をどうにか撤去出来ないか(NASに戻せないか)と考えた際に、オンデマンドでの使い勝手はNASよりもクラウドストレージのほうが良いし、いざ使ってみるとMetro UIの使い勝手も悪くない。容量も十分ある。何かの間違いでWindowsタブレットを買ったとしてもそのまま使える、というわけで今回の本格使用に踏み切り、ますますWindows機の起動機会が減る代わりに「いつでもどこでも林檎でも」データアクセス出来るという安心感を得るに至った訳だ。やっと時代が私の要求していたものに追いついて来たという感じ。

2014/07/13

【Gadget】デュアルSIM環境ロードテスト

◎毎度毎度おなじみの中国出張。いい加減慣れすぎて新鮮味もクソも無いのだが、仕事のことは抜きにして今回は大きな目的がある。
先日購入したXperia M2 Dualで、国内ではテスト出来なかったデュアルSIM機としての真価を発揮させるのだ。
(余談だが、うまく行かなかった時のためにXperia Rayも持って行った)

◎実は、日本でM2 Dualを購入したその日に中国SIMの手切りに挑戦したのだが、寸法がまずかったらしくトレイタイプやminiSIMアダプタ経由なら認識したものの、スロットインのM2には装着出来なかったのだ。そのためまずはSIMカードの交換をしようと中国移動の直営店に行くも、話せない中国語ですったもんだした挙句「30人待ち」
やってられるか‼︎ と言うことで、同行している同僚のSIMを買いにいつも使っている街の小さな商店へ。

◎この商店、SIMカードの販売やチャージ操作などいろいろ便利にやってくれるのだが、聞くだけ聞いてみた
「微USIMは売ってるか」
「無いけど、これがあるから没問題‼︎」
ドン、と出てきたSIMカッター。これで切れってか。売り物をw
試しに同僚のスマホを人柱にガチャコーンと新品SIMを切らせて見るとあっさり装着、認識‼︎
これなら行けるとばかりに自分の分も新調。元のSIMにはまだ180元前後の残高があったが、有効期限切れも近かったし、素人がSIMを切るな、という授業料だということにしておこう。

◎ということであっさり実現してしまったデュアルSIM環境。ちゃんと双方の電話番号が着信する。SIM単位で着信音を変えられるので、どちらの番号に着信したかもすぐ解る。

これでちうごく滞在中に日本からの連絡が途切れて、帰国後溜まり溜まった着信履歴に頭を抱えることもなくなった。
もちろんこちらから発信する時はどちらのSIMから発信するかを選択できる。SIMには自分の好きな名前を付けられるので、キャリアの名前にでもしておくと間違うことも無い。
もちろん不安なら挿すだけ挿しといてSIMを無効化することも可能だ。
ただ一点、Xperia Ray(Android2.3)では可能だった「連絡先の電話番号を長押しすると番号編集」が出来なくなっているため、ローカルSIMからの国際電話発信時の国番号やサフィックスを付与する為に連絡先からコピペ→ダイアル画面に貼り付けて編集、という手順を踏む必要がある。





◎お次は電話以上に利用頻度の高いSMS。そもそも現地携帯でなくSIMフリーXperiaにしたのは電話帳の一元化もさることながらSMSで日本語を扱えることだが、
M2 Dualの場合、受信トレイは一つだが発信ボタンが二つあってどちらのSIMから送るかをちゃんと選択できるし、
受信時もどちらのSIMで受信したかが一目でわかるようになっている。流石に電話と違って受信音は選択出来ないが、まあ必要もなかろう。

◎電話、SMSとくれば次はモバイルネットワークだろ‼︎ ということで早速APNを設定(キャリアごとの最適な設定をダウンロードできる)し、神州行のGPRS定額設定を済ませてチャレンジしてみた…のだが、Google系サービスのほとんどが中国では使用出来ないのでほとんど何も出来ないに等しい状態。(端末シェアは圧倒的にAndroidが高いのに‼︎)
先日まではVPN無しで接続出来た「モバツイ」すらも接続出来なくなっているので、端末よりも中国ファイヤウォールの問題のようだ。
結局今の所メールの受信ぐらいにしか使えてないが、どのみち接続はGSMになる(中国移動はTD-SCDMA)のでまともな速度は期待出来ず、この程度で良いのかもしれない。
ちなみにネット周りは二つのSIMのうちWCDMAが使えるのは片方だけ(選択可能)で、もう片方はGSMとなる。自分の場合前述のようにGSMでの使用なのでこの仕様でも問題ないのだが、CDMA2000キャリアが強い国に渡航する時は辛いかもしれない。

◎しかし一方で、さすがはAndroidと言うべきか、スタンドアロンの仕事用デバイスとしてみた場合、ネットワーク、およびプライベートデータに機能を依存しているiOSよりも海外オフラインでの使い勝手がいい。
Google翻訳は言語セット(1言語あたり200MB程度)をダウンロードすればオフライン翻訳可能(画像翻訳および音声出力は出来ない)で、タクシー乗る時とかスーパーで買い物とかでものすご重宝する(もちろん仕事でも)し、
マップはオフラインマップを保存できる(GPSも使えるが方角の特定が出来ない)ので今自分がどの辺りにいるのかも把握できる。
マルチタスク画面(呼び方これでいいのかな)のミニアプリに通貨換算や単位換算を追加可能で、電卓やメモと揃えておけば仕事のちょっとした計算はこれで事足りる。(懐中電灯があればさらに嬉しかったなぁ)

◎そんなわけでほとんど万歩計と化していたiPhoneを尻目に結構大活躍だったXperia M2 Dual、図体のでかさとタッチパネルの精度の悪さ(これはAndroid全体の問題だと思う)には最後まで慣れられなかったが、ボディの薄さとデザインのシンプルさもあいまって、なかなか「持っていて気持ちの良い」端末だった。
データ通信させていないため電池の保ちもかなり良く、電話かけまくっても充電は2日に1度で十分だった。(電池の容量がでかすぎるからか、PCだと超充電が遅いという難点はあったが…)
多種多様なアプリを入れる事を想定しない、電話プラスアルファの端末としては非常にバランスが良いので、海外出張が多い人にはオススメである。

2014/06/10

【Gadget】Xperia M2 Dual

今日の購入品:Xperia M2 Dual D2302 (Black)

◎5月の末にExpansysでの取り扱いが始まり、日本の携帯ショップへの入荷もそろそろではないかと思っていた矢先、秋葉原の某携帯ショップにて発見したので即購入。
念願のデュアルSIM端末である。
前回のrayは約3万円(@型落ちの白ROM)で購入したが、今回は新品で4万円。Expansysより1万円高いが、送料と関税考えればトントンだろう。

◎別に国内で使用する分には、Androidのベースバージョンが2.3であること意外rayで特に困っていなかったが、以前のエントリで書いたように、仕事で海外に行く機会が増えてくると、日本の番号と中国の番号を排他使用せざるを得ないシングルSIM機では国境を越えるたびにSIMの差し替えが必要になり結構面倒な思いをしていた。
が、これで晴れて一台の端末で双方の電話番号をハンドリング出来るというわけだ。

◎さてそのM2 Dualだが、最近のXperiaらしく、以外とデカく、Z系列とほぼ同じ、面積だけならiPhone5sより一回り大きい。 これでも画面サイズが5インチ無いのだから、最近日本で主流のトップモデルはどれだけ巨大なんだろうと逆に思ってしまう。(一応、Z1f等のコンパクトモデルはこれより小さい)
一方で厚みはiPhone/rayより薄く、持った感じはちょっとしたファブレット端末のようだ。
というか、一時期ファブレットのデュアルSIMモデルにしようかと思ったこともあったが、しなくてよかったと心底思ったw

◎液晶は4,8インチもある割に960×540と、画面サイズの割に解像度は低め。また色域が結構狭いようで、かなりハイコントラストな映り方をする。これがM2だけの特性なのかXperia全体の傾向なのかは解らないが、iPhoneと比較するとそのさは明らかだ。
勿論ミドルレンジモデルなのだから、トップモデルたるiPhone5sと比較するのはフェアではないが、解像度が似通った前世代機のiPhone4Sでもここまでのハイコントラストではなかったと思う。(iPhoneは白がションベン液晶だったが)
こんな液晶なので、カメラで撮影した画像もまるで昔のガラケの写真のように見えてしまうが、PCで見ればわかるが写り自体が決して悪いわけではないのだ。コスト相応、と言ったところか。

Xperia M2 Dual
iPhone5S


◎先に書いてしまったが、カメラについては8MP相応の写りといったところで、可もなく不可もない仕上がり。Rayのカメラも8MPだが、RayよりF値が明るいようで、画処理もあいまって全体的に明るめに映る。また暗部ノイズもRayより少ない印象。(むしろ暗所撮影時は液晶側のダイナミックレンジの狭さが問題になるレベル)
とはいえ同じ8MPのiPhone5sカメラと比較するとやはりダイナミックレンジに明確な差があり、やはりコスト相応と言ったところか。
ちなみに機能面ではタッチフォーカスや連写、HDRといった機能がちゃんとあり、スマートフォンのカメラとして困ることはまず無いだろう。

◎その他の機能面としていくつか列挙すると…
・ウォークマンアプリもちゃんと装備。メディア転送のMedia Goがクソなのを除けば悪くない。ちなみにiPhone用イヤフォン使用可。
・国内ガラパゴスモデルと違って余計なプリインストはほぼ皆無に近く、社外品はFacebook、Twitter、Evernoteぐらい。
・日本に流通しているのは中国市場向けの並行輸入品なので、プリインストIMEは中国語。OS自体はちゃんと日本語をサポート。
・スタミナモードで待受3日前後の電池保ち。体感的にスタミナオンで特に不満はないので、Wi-Fiの再設定が煩わしくなければ常時Onで問題なし。
・iPhoneとのBluetoothペアリング可能。というかこのテスト自体がiPhoneからのテザリングで実施。
・ストラップホールもちゃんと装備。

◎気になるデュアルSIMの仕様としては、スロットはどちらもmicroSIM仕様で、WCDMAに対応するのはどちらか一方となる。
対応周波数は900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz。
技適が取得出来ていないのできちんとテスト出来ていないが、ドコモFOMA SIMでの動作は確認。認識しなかったら4万円のゴミになっちまうな…と心配したが、ちゃんと動いて一安心。
私の場合使うのが主に中国になるので、GSMが動けば問題はないのだが。
デュアルSIM機としての使い勝手は次の海外出張で、かなー…

◎と言うわけで、肝心の電話としての使い勝手をテスト出来ていない現状ではあるが、液晶性能が存外に低いこととやたらめったらサイズがでかい事以外は概ね満足できるし、3万円前後と言う価格を考えれば特に不満のない、「よく出来た3Gスマートフォン」である。
カメラ性能さえちゃんとしてればE1 Dualの方が良かったけど…
日本の市場においても、ガラケからのステップアップユーザに対して、高性能を求めないエントリユーザに対して、こういうモデルを積極的に売る事でシェアとれると思うんだけどなぁ…