【Computing】NAS購入のゴッタゴタ
◎前々から残容量がかなりヤバい事になっていた我が家のNAS、ついに残容量10Gを下回り、日々未使用時は電源を切っているとはいえ購入後4年半以上経過して、ドライブ自体の寿命がヤバくなってきたので買い替える事に。
◎さてNASの選定で一つ考えなければならないのが2バイト文字の扱いだ。旧NASはMacとの親和性が非常に低く,日本語ファイルがまともに扱えなかった。(SMBで接続するとバケラッタ、afpで接続すると31文字制限)せっかく新調するのなら不自由無く日本語ファイルを扱える環機種を…と言うことで選定した結果、バッファローのLS-L500GL/Mと相成った。 …結局またバッファローかよ、って感じもするが、Mac対応をうたったNASの中ではかなり安価だったのだ。
◎LS-LGL/Mシリーズは製品情報の至る所に「Mac対応!」「Macユーザも安心!」と言う文字が踊り、外箱も専用タイプな上、NASのセッティングユーティリティのMac版が付属している…と言う訳で早速NASユーティリティをインストールし、設定を試みた所…
「LinkStationを検索します」30回ぐらいやってみたが全然改善されず。 頭に来てバッファローのサポートに電話してみた所、ファームウェアのバージョンを上げろとの事。 で、その方法は?
↓
「IPアドレスが正しく設定されていない可能性があります
IPアドレスを再設定します」
↓
「IPアドレスの設定が完了しました」
↓
「Linkstationを検索します」
↓
「IPアドレスが正しく設定されていない…」以下ループ
サポ「Macからのファームバージョンアップは出来ないので、Win機からやるか、持ち込み修理になりますぅ〜」
なんだそれは。 「Mac対応」と言いながらメンテナンスはWinからしかできないと言うのだ。 しかもお決まり文句でそれが「仕様」とのたまうのだ。
◎NASのファームウェアなんていくらでも不具合や脆弱性が見つかり、バージョンアップがかかるものだ。 それを毎回持ち込み修理にして、かつ保証期限が切れれば修理費用も送付費用もユーザー持ちと言う事か。 Mac対応を謳ってMacユーザを釣り上げ、継続的にお金を巻き上げるのがバッファローの「仕様」であり、企業姿勢なんですか? と聞いたら「申し訳ありません…」と涙声。
◎大体にして「製品の初期不良が考えられますので…」とのたまってきたので、シリアルナンバーを元にした製造記録と全数確認の結果、ならびに抜き取り検査の頻度と日量台数と評価項目を教えろ、と言ってみたが何も出てこない。 普通製造メーカーの対応窓口には製造品質状況の情報,あるいは品質変更情報(この場合S/Nを元にした工程出荷バージョン情報)ぐらいは行っているものだ。 それが理解出来ていない(あるいは仕組みとして存在しない)時点で,バッファローの品質管理も多寡が知れるということか。
◎サポート担当は苦し紛れに「この件は開発に早急に改善要望を出して、ユーザー様の声が多ければ対応を検討したいと…」と言い始めた。
果たして,Macユーザが全体のPCユーザ、またバッファローの顧客(購入検討層も含めて)の何%か判って言っているのだろうか。 基本的に「雀の涙程度」のシェアしかないMacユーザ全員が一斉に声を上げても、数の論理で言うなら数%、対応など望めようも無い。
つまりは数の論理にした時点で永遠に対応しないってことですか? と突っ込むと「申し訳…」とこれまた涙声。
◎マニュアル対応しか出来ない末端のサポート窓口をいじめても仕方が無いので電話を切ったが、IT関連企業と言うのは相も変わらず工程履歴を調べもしないで「初期不良」の一言で片付けようとするし、ユーザーもある意味「初期不良はつきもの」と言う洗脳をかけられているように感じる。 個人的経験では、初期不良こそブランドイメージを真っ先に傷つける、超クリティカル案件なんだけどなぁ…
◎結局モノ自体は嫁のWin端末からファーム書き換えと初期設定を行って、そのまま使用している。 接続がSMBのみになったが、Macからの日本語ファイルネームは83文字まで使用可能(NAS自体は128文字まで行けるが、OS X側の仕様らしい)になり、文字化けも無くなった。
しかしMac用ユーティリティは相変わらずまともには動いてくれない。 まあ初期設定時しか使用しないから構わないけど…
とりあえず、とっとと「アフター対応も含めたきちんとしたMac対応」をして欲しいものである。
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