【Music Works】The Legacy of Blue Wing Version 1995/2006
Version 1995 (MP3 128kbps・VBR On)
Version 2006(MP3 128kbps・VBR On)
◎Music Worksとしてのアップロードは実に3年ぶりになってしまった。
しかも作品は私の最初期作品である「The Legacy of Blue Wing」の再録版と新録版だ。
どちらも、初期の私が良くやっていた「四つ打ちリズムの上にポップス曲調を重ねる」と言う当時の基本スタイルの上に立った楽曲である。このスタイルは、「Unforgettable Summer Days」ぐらいまではやっていた。
◎11年前の私の環境は音源がSC-88+MU80+W7、シーケンサはMusicator S-MPUと言うそれはそれは小さな規模のもので、しかも当時はMusicatorからは2ポートしか同時に駆動できなかった為、事実上SC-88+W7で作成した作品だった。実はHP開始した直後ぐらいに一度アップしていたのだが、当時の回線状況が遅い事と、私のPCの処理能力の限界で64kbpsの粗悪な音でしかアップできず、128kbps版もマトモな音質と呼ぶには程遠い代物(当時のエンコーダが酷かった)であるため、最初に録音したMDを元に再録することとなった。 一部過剰なリミッティングが聞こえるのは当時の録音そのままである。
今聴くとかなり単純と言うか稚拙な曲調ではあるが今では絶対やらないような凝ったこともやっており、当時音楽を作る以外に娯楽が無い中で一生懸命音楽を作っていた情景が具間見える。結局この題名で3曲作ったのだが、一番気に入っているのはこの曲だったりする。
◎で、2006年バージョンだが、実はオケの大筋は2003年近傍には出来ていたが未完成のままずーっと放置されていたものを、今回再構築してこの形となった。実はもう1バージョン構想はあるのだが全く製作に着手しておらずいつ作り出すかも今のところ未定。音楽製作システムの刷新を考えているので、それが出来次第着手する・・・かもしれない。
◎両者を比較すると、2006年バージョンは元より更にシンセ臭くなっている。 このオケを作っていた2003年近辺と言うとかなりアンプラグド・コンテンポラリーな音作りに傾倒していた時期(今でも割と)だが、PCMシンセサイザーはその気になればかなり音を生音に近づけることはできても絶対生音と同等になる事はない、と言う限界は見えていた。ならば逆に、「PCMシンセサイザーを中心とした、生音でもない(アナログ的な)シンセ音でもない、PCMシンセサイザーらしい音」と言うコンセプトに振り直し、かつ自分自身の(当時の)スタイルを崩すことのない物、と言う二律背反的な音選びをして、このようなスタイルになった。
ちなみにミックスダウン前のパラ録りは特に行わず、MIDI同期の一発トラックダウンのみでの録音となっている。 これは再初期の環境を出来るだけ再現する事と、その当時のコンセプトを崩さないためである。
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