【Diary】今日の1枚:キリンジ「DODECAGON」
◎先週から今週にかけてこの世の終わりかというぐらい仕事が忙しくて,ネットをやるヒマも無い中会員券更新の為にTUTAYAに行ってゲットしてきた1枚。 キリンジ現時点での最新アルバムとなる。
各ソロ名義の楽曲も興味は有るのだがレンタル屋に置いてない…というかキリンジ置いてるレンタル屋も珍しいか。
◎さてこのアルバム。 セルフプロデュースになったことで音の方向性が一変し、エレクトロニックな音作りが中心となっている。アルバムタイトルの「DODECAGON」がなーんとなくバブル期のラジカセとかミニコンポとかを想像させるが、大体音の方向性もそんな感じで、周波数レンジを上から下まで「これでもかっ!」と言う位使い切っている。
◎楽曲の方はというとメロディラインの美しさや複雑さは相変わらずだが、所謂「パート構成」が曖昧な楽曲が多い。 「あ、サビに入ったな」とかそういうことをあまり意識させず、ふっと始まってサラッと流れて行く感じ。 しかし先述の音作りなので基本的に攻撃的で、かつ歌詞は難解。「3」で聞かれたような耳心地の良さは皆無とあって、やはりキリンジは「悪意がいっぱい」のユニットだと再認識する。
「キリンジ=優しいポップス」のイメージを持っている人にとっては完全に踏み絵なアルバムである。
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