2011/12/11

【iPhone】iPhoneとの1ヶ月

◎iPhoneを購入して1ヶ月が経過した。その間にSH-04Aはすっかり音声通話専用端末(ホントの意味での「携帯電話」)となり、その他の生活の様々なシーンでは、すっかりiPhoneに依存した生活になっている。何と言ってもiPhone1台で、プライベートの手帳もメモもカメラも要らなくなって身軽になったし、リマインダのお陰で物忘れも無くなった。

◎例えば。音楽を聴きながら町を歩いていて、気になった風景をカメラに撮り、そのままTwitterで共有したり、腹が減ったらAroundMeでお店を探してそのまま電話をかけたり、思いついたネタをEverNoteに書き留めておいたり、受けた電話からスケジュールを組んだり、駅前まで来て乗り換え経路を調べたり、電車を待つ間ミニゲームで遊んだり、帰り道の買い物をリマインドしておいたり…
人と会えば、撮った写真で会話に花が咲き、話題に上ったアーティストや楽曲をyoutubeで確認したりもできる。
我ながらなんか【絵に描いたような】iPhoneの使い方をしているが、それっくらい、生活ツールとしてiPhoneが定着している。お陰で電池が残りゃしないw

◎正直なところ、購入するまではまぁ精々お外でtwitterやネット端末ぐらいが関の山かなぁと思っていたし、事実SH-04Aの頃は、電話機能を除けばそれがメインの使い方だった。でも考えてみれば、「スマートフォン」という概念は元々PDA、さかのぼれば電子手帳から来た物だし、「iPhone」という概念はiPodの延長線だ。その両者が融合し、かつ「ビジネスシーンよりも個人の生活シーン」を重視するAppleの方針で形成されたのだから、オフィシャル・プライベート関係なく、【ユーザ本人】の生活に深く食い込むツール、というのは自明の理だったのかもしれない。

◎そしておそらく、この使い勝手…特にPDA的な側面…は、Android端末では得られないものだろう。 その最たる物がiCloudとWi-Fi同期の存在。コネクトフリーで、様々なデバイスにスケジュールやリマインドといった【生活情報】がリンクされる。 例えばiPhoneで電話を受けながらiCalでスケジュールを組めば、電話を切る頃にはiPhoneにも反映されている。iPhoneで受けた電話を手早く連絡先に組み込んで、Macでゆっくり整理できる。 出先のiPhoneで撮った写真は、指一本触れることなくiPadで鑑賞できる。
それまでのPDA的デバイス、携帯電話、そしてAndroidデバイスを見る限り、結局はそれらのデバイスはスタンドアローンで、そのデバイスに情報を入力し管理しない限り、その利便性の恩恵は得られなかった。 それを根底からひっくり返してしまったのだ。

◎一方、唯一の弱点は、判っていた事だが電池の保ち。普通に使っているとやはり1日が限界だ。一応電池警告が出るギリギリまで使い切るので、Dockケーブルはいつも鞄の中に入っている。モバイルブースターの類いは嫌いなので今のところ持っていないが、やはり何らか充電器も持った方がいいだろうか。 まあいざとなったら未開封の同梱充電器を開ければ良いのだが。(iPodの充電器をそのまま使っているので、iPhone同梱の充電器とDockケーブルには手を付けていない)
しかしその一方で予想外だったのが連続通話時間の長さだ。 通常、ガラケで2時間も連続通話すると電池はすっかり無くなっているものだが、iPhoneで2時間程連続通話しても、「2時間アプリを動かし続けた」程度の電池しか減っていない。 この辺りも、「電話が主体」で付加機能を増やした「携帯電話」と、「PDAが主体」で電話をアプリケーション化したスマートフォンとの根本的な差なのだろうか。