2008/11/29

【Flightsim】小ネタ

◎YSFLIGHTで民間機を飛ばしながら、iTunesでこういう系のネットラジオを延々かけておくと…

…ひとりジェットストリームごっこの出来上がりw

目指せ高度30000ft。

【Flightsim】YSFLIGHTにハマる

◎YSFLIGHTを導入して二週間。 すっかりハマってしまった。 最初はF/A-18で好き勝手飛んで離着陸練習をやって遊んでいたのだが、最近はD鯖を夜間設定して西日本をマターリと飛んでいる。
画像は関西空港 R/W06R離陸直後。 照明がとても奇麗だ。



◎夜間飛行なので否が応でもVORを頼りに飛ぶ事になる。そこで活躍するのがYSATC。 こいつで飛行経路とウェイポイントを確認しつつ、YSFLIGHTのVORの方角を頼りに計器飛行するわけだ。
最初はこまめにYSATCで現在位置を確認しながら飛んでも良いが、あえて経由するVORと方角を紙に書き出した上でYSATC画面を全く見ないで飛行するのもいい。 海岸線や景色が全く見えないため、「ホントに着くのだろうか」というちょっとしたドキドキ感が楽しめる。

◎着陸はとても緊張する。やり始めた頃に比べれば大分慣れてきたとはいえ、画像の様にILSに対しまっすぐ進入させるのはいまだに難しい。
「着陸とは制御されたである」と言われるがその通りで、失速寸前の機体をコントロールするのがいかに難しいか…それをPSのコントローラでやっているのである。 ある程度フラフラ飛んでしまうのはご愛嬌…と言う事で。

◎フライトシムは数あれど、フリーながら空戦・アクロバット・民間便運用ごっこまで楽しめるフライトシムは他にはなかなか無いだろう。
「フライトシムは面白そうだけどお金が…」とか「オタクっぽいのはちょっと…」という人にオススメである。

以下、練習の時に創った動画。 カクカクしてるのは、キャプチャー時のマシンスペックが低いせいです。





2008/11/25

【Diary】どうでもいい話

◎自室の蛍光灯が切れたので、思い切って電球色に変えてみた。
明るくて暖かみもあって良いんだけど、ちょっと明る過ぎるかな…w

【Diary】何考えてんだ読売新聞

YOMIURI Online:歴代次官ら10人の殺害計画…住所調べ、地図に印も

◎今日の読売新聞の朝刊1面トップはこの記事だった。 まあ世間を騒がせた事件なのだが、問題は記事中にあるこの写真だ。

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20081125-5435413-1-L.jpg

容疑者、被害者の家の位置を地図上にプロットすること自体もう意味が分からないが、この「歴代の厚生(厚生労働)事務次官の自宅」というプロットは一体何なのだろう。
これを公表して、いったいどうなるというのか、読売新聞の意図が真剣に聞きたい。
そんなに「天誅」とかいう名前のテロ模倣犯が出てきて欲しいんでしょうか? 新聞屋としてはそのほうが飯の種になるからいいのかも知れませんけどね。

◎読み手の側はこれを知る事で何か得るものがあるとは思えないし、そもそも「歴代」…つまりは既に退官し私人となっている(それ以前に事務次官自体、「公人」かどうかは微妙だが)人も居る可能性もあり,その人達のプライバシーや安全はどこに行くのでしょう?
「知る権利」とやらは他人の安全までも踏みにじる代物なんですかね?

◎とりあえずのモデルケースとして、読売新聞は歴代の経営役員経験者の誰かが同様に襲われたとして、同様に歴代役員の自宅位置を地図上にプロットできるのかどうか…やるべきですよね。 やらなきゃおかしい。
絶対やらないだろうけどね。

◎新聞の購読をやめるべきかどうか,かなり真剣に考えてしまいました。
まだ大手新聞の中では読売はマシなほうだと思っていたのに…

2008/11/24

【Diary】携帯電話のメモリから

◎携帯電話のメモリを掃除していたら撮りっぱなしで取り込んでいなかった小ネタ写真がいろいろ出てきたのでまとめて放出。

◎水没した道路に果敢に挑むバス。
この日,千葉市某所のプールに出かけたら帰りに激しい夕立に遭い、このような事態に。









◎国道16号で見かけたランボルギーニ・カウンタック。
どう考えてもやっぱり後ろは見えない…よね。 これじゃ。









◎某アニメの聖地、北口駅。
実はこの辺りにはちょっと縁があったりする。しかし残念ながらこの辺りに宇宙人や未来人や超能力者はいない…と思う。








◎東京ディズニーシーにて。
若者が集まれば、こういう輩が出没する。











◎こいつの胴体の構造がどうなっているのか、真剣に知りたい。

【Computing】Windows環境

◎最近僧侶YSFLIGHTなどWindows関係のネタが増えてきたので、常設のWindows環境を作ってみた。
本当はBoot CampやParallel Desktopを使うべきなんだろうけど、HDD容量が足らんのよ…

◎PCは前に嫁が使っていたPentium4-2.8G、RAM1GBという構成。 画面ではLogicが立ち上がっているが、やはりRAM不足で僧侶は同時5人が限界。(6人目以後は動かなくなる)。KORE Playerは問題ないが、Proteus VXはまともに演奏すら不可能だ。
一方でYSFLIGHTは非常に快適に動く。 グラフィックアクセラレータがあればもっと快適かもしれない。

2008/11/19

【Favorite】YS Flight Simulation System 2000

YS Flight Simulation System 2000
◎前々からやってみたいと思っていたフライトシミュレータ、手始めにフリーウェアで評判の高いYSFLIGHTに手を出してみたが、これが結構面白い。
グラフィックはテクスチャも無いシンプルなものだが動作が軽く、ウチのWinマシン(Pentium4−2.8G、RAM1G、オンボードグラフィック)でもOpenGLで軽快に動く。
ネットワーク対戦にも対応しており、2chの有志が鯖から機体からイロイロ作っている。 さすがこのへん、ネット掲示板の結束力はさすがというべきか。
特に2ch発(らしい)の機体アドオン「GAC」は国による塗装違いやモデファイ機までカバーしていてなかなかマニアック。 ネット対戦向けのチューニングのため動翼が動かないのがなんか味気ないが…
とりあえず愛機はF-18E/F。 軍用機では一番好きなヒコーキだったりする。ピッチ速度が他に比べると遅い(F-2とかと比べると…)のが気になるが扱い易い。(ちなみに民間機もある。 武装は無いが何故かミサイル避けのフレアは装備)

◎操作系はマウスのほか市販のジョイスティックが利用出来るので、妻がたまたま持っていたデュアルショック→USBの変換アダプタを借りて、スティック2本に操縦桿とスロットル・ラダーを割り当てて使っている。スロットルの位置をラッチ出来ないので飛んでいる間ずっとスロットルのスティックを倒しておく必要はあるがキーボードやマウスで飛ぶより遥かにやりやすい。
とりあえずこれで操作に慣れて…いざネットワーク対戦へ!

◎鯖はYSFLIGHT@2chで紹介されてたN鯖を選択(というか他の鯖に人が居なかった)。 離着陸ぐらいは出来るけど空戦は無理なのでマターリ飛んでおります。
…とか思ってたら民間機でログインして5分でいきなり撃ち落とされたりとかw …民間機だっつーのにw
仕方が無いのでストライクイーグルに爆弾満載して機銃を乱射しながら「カーミーカーゼー!!」ちゅどーん と空港に激突とかやって遊んでますw …こういう奴がいるからN鯖は「荒れている」って言われるんだろうなw
(ちなみにゲーム的には爆弾を満載する意味は全く無いw)

◎とりあえず空戦はスタンドアロンで練習しようっと。

2008/11/16

【Sound Works】北米のアレンジキーボード

YAMAHA Tyros 3

◎北米市場で売られるこのキーボード、見た目だけで相当のゲテモノ感を受ける。価格は40万近く。
日本では売られていない。 それもそのはず、これは日本市場では全くと言っていい程人気がない「アレンジャーキーボード」なのである。
演奏している様がなかなか楽しそうなので、公式サイトからムービーを見てみよう。

◎アレンジャーキーボードとは要するにMIDIデータによる「ミュージックスタイル」…つまり伴奏がプリセットされてて、これを鳴らしながら左手で(あるいは和音検知で)コードを指定し、右手でソロを鳴らす、といったスタイルのキーボードだ。
日本にいるとどうしてもこーいう「アレンジャーキーボード」はオモチャの感覚が抜けない(家電屋とカシオのせいだろうなぁ、多分)が、北米市場は実に元気で、YAMAHAでMOTIFとPSRが同列に売られていたり、日本じゃさっぱり売れないKORG PA01X系がたくさんモデルがあったり…
まあ即興音楽とか、パーティーで演奏とか、そういう文化があるんだろうな。

◎なお日本で売られているPSR(ポータトーン)の最高機種はこれ。 音源部やアレンジャー機能、付加機能(USBレコーダーやらインターネット接続やら)が非常に充実している。 価格は22万。
…うーん、やっぱりオモチャ感覚が抜けないのは何故だろう… 日本人の性か?

2008/11/15

【Computing】FLV→MP4のほぼ決定版?

MPEG Streamclip

ずいぶん前のエントリでflv動画をiPod対応H.264に変換する方法を紹介したが、当時のiSquintではシングルパスエンコードのみの仕様だったり、複数ファイルの結合が出来なかったりと制約がかなり大きかった。
そこでこのMPEG Streamclipである。 perianが読み込まれているMacならflvも問題なく読み込めて、MP4やAVIその他形式への書き出しが出来る。
また複数ファイルを結合して出力する事も出来るので、分割ダウンロードした長篇動画を一回のエンコードで結合出来る。

◎やり方は非常に簡単でファイルを読み込ませて「Export to MP4」を選択。 するとオプション選択画面が出るので左上の「iTunes」ボタンでiPod用のプリセットを選び、「multipass」チェックを入れればiPodに対応したマルチパスエンコードが行われる。
Quicktimeからの書き出しと異なり、ビットレートをいじってもiPodとの互換性は保たれるのがありがたい。

◎結合動画を作る場合、Finderなりから複数の動画をドラッグすればよいが、読み込んだ時点で自動結合され、あとから結合順を変更することができない。 このため結合元のファイルはファイルネームを連番にする必要がある。
結合元のファイル群のエンコード設定が全部同じなら「Save as」を使って、エンコードをかける事無く一つの動画にまとめる事が出来る。(おそらく、複数のメディアを混積できるQuicktime/MP4の仕様だろう)

◎カット編集や選択範囲のトリミング編集等も可能で、かなり便利なMPEG Streamclip。 唯一の欠点はチャプター情報の編集が出来ない事位だろう。(代替方法がないかどうかは研究中)
なお、Windows版もちゃんとある。 ただしQuicktime必須だ。

<11/16追記>Windows版はFLVを再生できないので、FLV→MP4の結合&エンコードは不可能でした。

2008/11/08

【Diary】docomoの冬モデル

ITmedia:「機能ありき」反省、ユーザー指向に 一挙に新4シリーズ・22機種投入のドコモ

NTTドコモが11月5日に発表した冬春モデルの携帯電話22機種は、デザイン性を重視した「STYLE」など、新たに4シリーズに編成し直した。機能指向だった従来の姿勢を転換し、ユーザーのライフスタイルに合わせる形で一新。ユーザーが欲しい情報を簡単に入手できるようにするエージェント機能やウィジェットも新搭載する。携帯販売が落ち込む中、22機種という大量の新機種を投入する手法をあえて採用し、「ショップに行けば欲しいケータイが必ず見つかるのがドコモの売り」とユーザーの“ケータイ欲”を刺激していく。(中略)
新シリーズは、「ドコモからの押しつけ」とも受け止められてきた機能指向を反省。ユーザーリサーチから抽出・構成した4つのユーザースタイルがコンセプトになっている。「機能ありきではなく、お客指向のケータイ。ニーズに合わせたシリーズに生まれ変わる」
で、出てきたシロモノがスイーツ(笑)ケータイですか。

docomoよ。 「お前らの売りたいものは、本当にそんなものか?」と問いたい。

◎まず根本的にデザインセンスがダメ過ぎる。
たとえば上の画像はデザイン重視の「STYLE」シリーズとして出てきたシャープのSH-02A
8色のカラーバリエーションが特徴らしいが、同じ8色展開のソフトバンク Pantone Slideと比較すると…
…もうその差は歴然ですね。 この二つ,同じメーカーが設計した端末とは思えない。
とりあえず、そのメタリックカラーやめろ。 話はそれからだ。 いったい何時まで「Vitsピンク」の成功体験をひきずってんだか…

◎Proシリーズに至っては完全に二番煎じで、もうこの時点でProシリーズの扱いは決まっているようなものだろう。M1000やPrada Phoneなんて直営代理店にすら置いていなかったんだから。
唯一評価出来るのはSH-04Aをフルサービス対応させた事ぐらいか? これならまあ納得はできなくないが…

◎他の端末も大同小異で,結局Proシリーズ以外は保守的なデザイン・仕様・設計・実装の範囲を出ていない。「遊び心」も「特徴」も何も感じられない。 悪い点(デザインセンスの悪さ,不必要な機能実装,陳腐化した基本構造)もそのまんまだ。
どこの社会主義国家の工業製品ですか? って感じだ。
上の二機種はどちらもシャープだが、シャープの端末が他社(特にソフトバンク)で人気を博している状況を見てると、やっぱりドコモの企画力の問題なんだろうな…
まあ、iPhoneにプラダフォンをぶつけようとした前の社長の体制よりははるかにマシになったんだろうけど。

2008/11/03

【Journey】さぬきうどんツアー2008・その4「たむら」&「宮武」

◎がもうで感動的にうまいうどんを食って、今回のツアーはあと2軒。 前回のツアーで評価の高かった「たむら」と「宮武」を攻めて来ました。
一度行った店なのでまとめてレポート。

◎まず「たむら」 前回回った9軒中「私的トップ」に君臨するたむら。 今回のツアーの目的も半分「たむらのうどんを食いに来た」ようなもんですが、がもうのうどんが感動的にうまいので「たむらはどうだろう」とまた別の期待をもってやってきた訳です。
ちなみに道順ですが、高松からだと旧国道11号をドンドコ走り、国分寺を超えて国道11号との交差点を超えた最初の信号を左に取って、府中湖を左手に見ながらズンドコ走るとあります。 あるいは国道32号線をタッタカターっと走って綾歌に入り、陶の交差点を右に曲がってちょっと行くとあります。

◎4年ぶりのたむらのうどん。 「がもう」の後に食うたむらのうどん。 さあてお味は…
私&妻「おいちー」
えー、やっぱりがもうより私好み。 麺は甲乙付けがたいのですが、ダシがやはり秀逸。 イリコの香りと強力なカツオの風味。 このダシはやはりたむらでしか味わえません。 しかも今しがたダシ入れたばっかりなのに、麺を噛むとダシに近い風味がある。(茹でる湯の塩味かも)麺そのものが「味覚としてうまい」ってのがびっくり。 いやー、やっぱりたむら、健在です。


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◎さてお次は「宮武」。 さぬきうどんの中でも比較的「標準」な位置づけのお店。 ここは親戚関係のお店が多く、しかもどれも一級品。 前回食った中でもかなりポイントが高い店だったので、今回のシメにはここを選びました。
道順ですが、国道32号をひたすら爆走し、綾歌を超えて綾上を超えて(このあたりがまた「松岡」「山越」「池内」「前場」などの一級店が多く、誘惑されるんだ…)さらに走りまくる。 やがてことでん岡田の駅が近づいてくるのでその交差点から県道47号に入って更に西へ西へ走ります。 何しろ善通寺の手前まで行くので相当の距離です。
高松から直接行くなら素直に高速に乗って善通寺インターで下り、国道319号を南へ走って尽誠学園を超え、ガソリンスタンドの角を目印に左に曲がると良い。
どちらから来ても、店自体は奥まっていて見えませんが不自然にでかい駐車場(笑)があるので道さえ間違っていなければすぐ発見できると思います。

◎宮武といえばその注文スタイル。 麺とダシの温度によって「あつあつ」「ひやひや」「ひやあつ」「あつひや」とあります。 「あたりや」「松岡」等の「宮武ファミリー」のお店も注文方法はこれですね。
ちなみに私は東京麺通団でこの注文をしようとした大馬鹿者を知っています。 これは宮武系のローカルじゃ!
勿論宮武に来たからには「ひやひや」とちくわの天ぷら。 宮武系の天ぷらはホントに珠玉の一品です。うどんも田舎麺らしく角のゴツゴツした、太さが一定でない素朴な作りの麺。 残念ながら時間が悪かったらしく、ちょっと固さが死んでましたがそれでもうまい。 透明感のあるダシも宜しい。 「たむら」や「がもう」ほど前面に出てこないけど、しっかりと基本を押さえた「安心して飲めるダシ」です。


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◎と言う訳で足掛け5軒。(うち新規店3軒)回ってきましたが、やはり「さぬきうどんはうまい」。 そして「奥が深い」。 2軒として同じうどんの店が無く、かつ同じ店でも日によって麺が違う。 宮武が今回微妙にハズレ気味だったのも、まさにうどんが「生き物である」証拠。
このBlogを読んでる人で興味をお持ちになられた方は、是非一度「さぬきうどんツアー」を敢行されることをお勧めします。
さて、次は何時行こうかな。

【Journey】さぬきうどんツアー2008・その3「がもう」

◎さて新規店第二弾は「がもう」である。 山越と並ぶ観光客にも人気の有名店であり、麺通団のうどラジ!の「私の好きな店ランキング」で堂々の一位。 基本的にメジャーものを好まない私(と妻)であるが、そこまで評判が良いとなると行かない訳に行かない。 本命の「たむら」とは全然反対方向(山下からだと)ではあるが。

◎山下からだと物凄く簡単な道筋だ。 山下から国道11号に向けて川沿いをドンドコ進み、そのまま信号を直進する。
高松から来る場合は国道11号と旧国道(県道33号)の交差点から国道を坂出方面に走って最初の信号なので、これを右に取る。
で、目印は「右側のカーブミラーと藤井酒店」これではさっぱり判らんが、信号を超えて右側を注視しているとカーブミラーがあり、それを超えるともう1個カーブミラーがある。 これが目印だ。



しかしこの道、藤井酒店が陰になって前からは道が見えないが、車の鼻先を突っ込もうとした瞬間、
「なんじゃこりゃあ!」
あの「穴吹」の周りを彷彿とさせるようなとんでもない狭いあぜ道。一歩間違えれば周囲の田圃にボテ込む。3ナンバー車は入るのに躊躇するだろう。(ちなみに今回の車はデミオ) しかも正面からランクルがやってくる! 離合なんて絶対不可能ー!
…と思ってたらランクルはそのまま我々とは反対方向に曲がって行きました。 ああ助かった。

◎慣れない車にビクビクしながらシビアな角をどうにかクリアすると…正面に駐車場。 そしてその奥はとんでもない行列!
ぎえーっ! さすが有名店。 まだ9:30にもなってないのに大人気です。
止めてある車のナンバーを見てみると「三重」「高知」「京都」「多摩」…皆さん遠方はるばるご苦労様です。
しかしこれ、駐車場と行列があるから発見できるようなものの、これもなかなか偶然には発見出来ません。 何せ路地裏も路地裏。 国道沿いの小さな集落、田んぼのど真ん中ですから。

◎行列に並ぶ事数分。 店の中に入るとこれまた人でごった返しておりました。大将がうどんをゆであげ、息子二人が接客をし、奥さんがお会計。 家族総出で対応してくれます。 しかしバンダナ巻いたにーちゃん一人,あれが噂の「ガモムス」か?
気分的には表で食べたい所ですが、たまたま席(と言うかうどん打ち機そのもの)があいたのでそこで食う事に。
ちなみにダシは暖かいのが奥にありますが、奥さんがお会計をしてくれる横に冷たいダシが置いてあります。

◎さて、お味は、と…
私・嫁「こらうまい!」
えー、今まで私たちが食ってきたうどんの中でもトップクラスにうまいです。 麺は少し固めの強力コシ麺で実に私と妻好み。 そいでもっておダシはスキッとしつつも強力にイリコが香り、これまた私と妻好み。 一芸に秀でた所は無いけれど、オールマイティに高得点。 そしてそれぞれに「濁り」がなく、洗練された味です。
妻「私これ、たむらのうどんより好きかも知れない」
私も同意だ。(まあ実際はこのあとたむらを食いに行って、「やっぱりたむらが好き」と言う結論に落ち着いたのだが)

◎なお、がもうのローカルルールとして「食ったどんぶりは自分で洗う」というのがある(笑) 流石にお客さんが多いので本当に洗うわけにはいかなかったが、ちゃんと流しにどんぶりを返して水で流しておきました。
店を出ると、さっきより行列が長くなっている(笑) 時計を見ると10時過ぎ。 ラッシュタイム突入ってやつですか。
周囲に目をやると五色台がどーんと眼前に迫り、見渡す限りの田んぼ(と観光客)。 ロケーション的にもポイント高いです。

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【Journey】さぬきうどんツアー2008・その2「山下」

◎と言うコトで2008年さぬきうどんツアースタート。 今回は前回の中でマイフェイバリット1位2位となった「たむら」「宮武」を回りつつ、前回行かなかった新規店を漁って見よう、と言うコトでまず白羽の矢が立ったのが「山下」。

◎高松を出発し、旧国道11号(県道33号)を坂出方面にドンドコ走る。 鬼無を過ぎ端岡を過ぎる…あたりから誘惑の多いゾーンに突入してくる。 このまま走って「国民旅館せと」の先には釜あげに定評のある国分寺ジャンボ。 それを過ぎて国道11号の効果を超えて最初の信号を曲がると「たむら」その誘惑も振り切り、額坂方面への分岐の交差点(新宮)に差し掛かる。 これを左に行くと土器川沿いのうどん黄金郷だ…と思いながら、分岐を右に取りかけて…違う。 さらに右の、綾川の川沿いを突き進む。



あとはひたすら道沿い。 綾川と山すそに両サイドを囲まれ、「帰れんのではないか」と一抹の不安を抱えながらドコドコと進んで行くと、一度道が合流してちょっと行くと煙突から黒い煙を吹くあばら家のような建物がある。 ここか?と車を脇に止め、後ろを振り返るとおおー、ここじゃここじゃ。 しかしここ、周囲を川と山と木に囲まれ、かつ土手沿いを走る国道の「下」にある。 とどめに表側から見るとマルフクのホーロー看板があったりしてその怪しさは「赤坂」に匹敵する。こんな店絶対に「偶然では発見」できんぞー。

◎店構えは本当に純朴な「うどん屋さん」。 しかし事情を知らない県外人が見たらきっと「ただの民家」にしか見えないだろう。何せ民家の一階で、表にある自動販売機でかろうじて「お客さんの来る所」と判るレベルだ。
そして表に張り出される「郵便局集配員休憩所」のホーロー看板。「恐るべきさぬきうどん」でもネタにされていたが、実物を見ると実に怪しい。 写真撮っとけばよかったな。


店に入ると年代物の釜がもうもうと湯気を立てている。 さっきの黒い煙といい、もしかして薪で釜を炊いているのだろうか?
ここはお金は後払いなのでうどんのサイズを告げて自分でダシを入れる。 やっぱりうどんを楽しむなら冷たいうどんでしょう。




◎で、うどんですが、「コシ」と「伸び」がいいバランスしてます。 ダシに独特の風味があって、昆布と椎茸が強いのかな? さぬきうどんダシのステロイメージ(東京麺通団の影響かなぁ)な「イリコの強いダシ」ではないのでちょっと面食らうかもしれませんが、色あいも含めて、「純然たるイリコダシはちょっと…」と言う関東の人(意外と多いらしい)でもこれなら安心して食える、庶民的で優しい味がします。
と言うかお客さんも基本的に地元の人ばっかりなんですね。 観光客があまりいない…と思ってたらバスか何かで来たらしい大集団がやってきたけど。
時間はまだ9時過ぎ。 ちょっとした「朝の一杯」には、これぐらいのうどんが丁度いいのかも。

◎満足感とともに表に出ると、まるまると太ったネコが一匹。 やっぱりこのネコもうどんで肥えたのかなぁ。


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【Journey】さぬきうどんツアー2008・その1「鶴丸」

◎高松入りしたその夜、私は嫁さんをほったらかして(笑・一応嫁さんも別の知人にあいに行ってたんだけどね)旧友と酒を酌み交わしていた。 学校を卒業してはや十余年。「おっさん」に片足突っ込んだ30男二人(何故か二人とも服装が真っ黒)が学生時代の思い出話やサラリーマンの悲哀話で盛り上がってました。

◎そんな楽しい時間も過ぎて、友人は明日(土曜なのに)出社だと言うのでその場はお開き。 高松駅で見送って、さて、ホテルに帰ろうかな。 何か寄り道しようかな…そういえば、少し小腹が減っている。 私は飲み屋のメニューはそんな大量に食わないのだ。(油物ばっかりだからね)時計を見ると10時過ぎ。 ここでふっと思い立った。
「鶴丸へ行こう」まさに天啓であった。

◎高松中心街には「五右衛門」と「鶴丸」と言う「完全夜型仕様」のうどん屋が2軒ある。どちらも開店が夜八時台で明け方までやっており、他県で言う所の「飲みのシメにちょっとラーメン屋に」の感覚で、うどん屋があるのだ。 しかもこの2軒、とても評判がいい。
「五右衛門」は前回行ったので、今回は「鶴丸」に行く事にした。 しかし場所がわからん。 五右衛門の近所だったと思うのだが…

◎朧げな記憶を頼りにライオン通りをドンドコ南下。 ライオン館も(随分前に)閉めてしまって活気のないライオン通りですが、かに寿司を過ぎて古馬場あたりに入ってくると華の金曜日を満喫するおっちゃんたちで溢れてくる。呼び込み営業のにーちゃんの誘惑を「また今度な〜」なんて振り切りながら茶寮の角を左に取ると「五右衛門」がある。さてとりあえずこの近辺をローラー作戦で探してみるか…とフェリー通りまで出て左を見ると、あらー、判り易く看板が出てました。

◎店内に入ると金曜日の夜だけあって会社帰りのおっちゃん達が飲み屋テイストでにぎやかにやっている。 「うどんをアテに酒を飲む」のがこの店では普通なのだ。
カレーうどんが評判らしいがここは一つ「普通のうどん」を楽しむためわかめうどんを注文。 奥のほうではおっちゃんが生地を伸ばしている。 いいねー。

◎で、うどんの方はというと…コシがありつつも堅くなく、関東の高級店で食える様な麺に近いです。 「さぬきうどん」の麺と言えば強力なコシが主流ですが、これは麺が自己主張しない。ダシも「讃岐と言えば」のイリコは強くなく、かなり「上品」なダシです。
つまるところこの両者、グイグイと前面に出てくる様な「主張」はないのですが、これがアルコールの入った状態で食うと非常にうまい!
近いものを上げろと言われたら、「中北」のうどんをもうちょっと都会仕様にした(どんなんや)ような印象です。

◎一言で言えば「胃袋に優しいうどん」ですね。同じ「夜営業型」の五右衛門が「しっかりした麺」なのに対し、こちらは「やさしい麺」。 東京麺通団で食う様な「西讃系」のうどんのようなインパクトは無いけど、安心して食える洗練されたうどんです。
高松の夜を楽しんだ後の酔い覚ましに一杯、おすすめです。


【Journey】神戸で食ったうまいもの

◎旅行報告第一弾で、神戸観光中に食ったうまいもの報告。
まず最初は神戸中華街、南京町広場前の屋台で食った「神戸牛ラーメン」 500円ナリ。
神戸の南京町は横浜中華街と違って「食べ歩き」に重点を置いた屋台スタイルが多いので、分量のかなり少ないちっちゃいラーメンで、「神戸牛チャーシュー」って…叉焼って「豚」と違うんかい! というツッコミを入れたくなる一品だが、なかなかうまい。 すごくあっさりしていて、見た目に反して味付けは塩こしょう。これが肉と合うんだな。



◎お次は同じく南京町の入り口にある洋食の老舗伊藤グリル
父親に「神戸の街あまり知らんからうまい店連れてけぇ〜」と言ったらここに連れてこられた。 しかし小学生時分の朧げな記憶でここには何度か来た事がある様な気がする。
軽い気持ちで入ると少々飛び上がる様な値段がする(笑)店だが、ここのビーフシチュー・タンシチュー・テールシチューはまさに絶品。 ディナーコースで4000円〜5000円程するがこれでも安いと思える位。 シチューの肉ってこんなに「柔らかくてとろける様な」モノだったとは。
ちなみに神戸牛ステーキもあり、単品で一万を超えるようなシロモノだが、果たしてどんなモノなのかかなり気になる。 お金があれば…


◎そいでもって北野異人館街の観光中に妻が見つけた、神戸北野美術館敷地内にある「Cafe Mi+Mi」のベルギーワッフル。
この日朝飯にロクでもないもの(東横インのおにぎり)を食っていたので実質これが「ちゃんとした朝飯」。
飛び抜けて美味しいとか何か特徴があるとかそういう訳じゃないんだが、観光の最中のちょっとした息抜きに最適。
建物も旧アメリカ領事館のメイドハウスを改装した、白壁の洒落た建物で、窓からは神戸の町並みが見える。
お茶とお菓子と「状況」を楽しめる小粋なカフェだ。

2008/11/02

【Journey】神戸・高松観光ツアー

◎えー唐突ですが季節外れの有給休暇を利用して、神戸・高松3泊4日の旅に行って参りました。
名付けて「神戸異人館めぐりとさぬきうどんツアー」w。
まあ結婚以来、寄り付いていなかった実父との挨拶も兼ねて、どちらも出身地な私にとってはちょっとした里帰りでした。

◎かつて神戸には住んでいたし、今年になってからちょくちょくと神戸に行く用事はあったんですが純粋な観光目的で神戸に行ったのは初めて。 しかも住んでいたのが当時小学生な上にその頃の面影は阪神大震災ですっかり無くなってしまっているので、ある意味新鮮な気持ちで神戸観光を楽しんできました。
そういえば、この(夜のメリケンパークの)写真撮影中、公園のベンチでイチャついていた男子高校生カップルを見つけ、ヤマジュン的展開が頭をよぎって全力で逃げた、という一幕もありましたw

◎季節柄修学旅行か遠足のシーズンなのか、異人館めぐりをしていると中高生にたくさん会いました。確かに歴史の勉強にもなるし、「修学」旅行のコンテンツとしては良質なのかな…ってのはいいけど
北野異人館街、坂が多過ぎるw
三ノ宮駅から歩いて行ったのですが既に北野の入り口の時点でへばる二人w しかもメインコンテンツの異人館はもっと上…
観光しに来てるのか山登りしに来てるのか微妙な感じでした。
まあでも異国情緒あふれる町並みは一見の価値あり。 嫁さんに「まんま「はいからさんが通る」の世界だね」と言っても世代的に話が通じなかったのは少々悲しかったですがw

◎3日目に高松に移動し旧友と酒を酌み交わし、翌日は4年振りの「さぬきうどんツアー」敢行。
今回は4軒(前日の飲み帰りに行った店も含めると5軒)、うち3軒が新規のお店となりました。
このツアーの詳細については明日以後順次Blogに上げて行きますのでお楽しみに。
また、関連する部分もあるので2004年さぬきうどんツアーをBlogに再掲しました。 「udon」タグからどうぞ。