2007/02/27

【Diary】AKG K26P

◎k-gotoh氏の愛用ヘッドフォン、AKG K26Pの音を聞く機会があった。
普段愛用しているPX-200と比較して、ドライバーユニットが大型で、エンクロージャもしっかり作ってあるだけあって低域にはかなりの余裕があり、キャラクターとしてはAudio-Technica ATH-M30に近い。 音量を上げても然程腰砕けせず、ちゃんと追従してくる。
左右定位や周波数分離といった、私がヘッドフォンでもっとも重視する部分は必要十分なレベルをクリアし、「鳴り」も殆ど感じられない。

◎平たく言ってしまえば、周波数特性はPX-200の正反対で、それ以外の特性は似たようなものだ。
実売価格5000円前後のモバイルヘッドフォンで人気を2分するこれらのモデル、ここまで真逆の関係とは思わなかった。
音質を重視するならK26P、携帯性と手軽さを重視するならPX200、といった感じかな。

2007/02/25

【Diary】Blogger 新テンプレート移行

◎ずいぶん長い放置期間を経たが、Bloggerのテンプレートを新型に移行させた。 いくつかテンプレートの解釈がクラシックと異なる点がある為、見た目が結構変わっているかもしれない。 ご容赦を。

※Haloscanと、各種バナーの設置と、行間調整に手間取った…

【Car】RX-8燃費記録 100プロット突破

◎RX-8の燃費記録、プロット数がついに100を超え、信頼に足るデータになった。 足掛け2年半かかったわけだ。ここでもう1度、計測条件をおさらいすると…

  • 計測は満タン法、「満タン」判断は店側任せ(誤差とする)
  • 走行距離計測はトリップメータの数値で判断
  • 低燃費を心がけた走行等は特に行わず、エアコンも基本的に入れっぱなし(オートエアコン)
  • 暖気は最低限。 アイドリングストップは状況に応じて実施(土地柄、殆どやらない)
  • 車両メンテナンスは5000km毎のオイル交換と2回に1回エレメント交換、20000km毎にプラグ交換
…とした。


◎結果は左のグラフの通り。 平均燃費8.163km/lで、メーカー公称10・15モード燃費の9.4km/lには及ばない。 しかしまぁ予測の範囲と言うか、都市郊外区域でストップ&ゴーの少ない土地で乗っていればこんなものだろう。
それよりもバラツキが結構あり、最低6.81km/l~最高9.58km/lと、±17%程度、瞬間変動では24%~-19.4%の変動を見た。



◎ロングレンジで見た際の変動は季節要因が大きく、春/秋の燃費がよく、夏/冬が悪い。 特に冬は暖気の影響が大きく、燃費が大きく落ち込む。 ロータリーはアイドリング時の燃料消費量が多いのだ。
ちなみに結婚前後で変動するかと思ったが、結果は変動1%、こりゃ誤差だな。
一方で瞬間燃費の変動に関しては、評定速度の差が大きいようで、1時間以上走りっぱなしの高速巡航等をやるとおしなべて燃費は伸びる。 あたりまえの話だが、それだけで20%程度の良化があるし、逆も真なり、だ。

◎言いたいことは明白だ。所謂燃費グッズによる「数十パーセントの燃費改善効果」など、まったくアテにならない、と言うことだ。統計的に見れば、最低でも100個程のデータが必要になる。 その中で既に20%も変動をしているのに、どうやって「燃費向上効果」を立証できるのか、燃費グッズ信望者に聞いてみたいものだ。
そもそもこのデータ取りは、ボンディングワイヤによる出力向上・燃費向上を頑なに信じている人に、嘘を暴いてあげる目的で始めたものだ。 当の本人は見てないだろうけど。
ただ、先日会社でも所謂「塗る・貼る・巻く」系の燃費グッズの効果をうれしそうに語る同僚が居て、ちょっと情けない気分になった。私の会社は製造業、私の同僚はまがりなりにも工学を学んだ技術者である。

◎技術者は理論と統計と分析によってモノゴトを証明し、数値を立案するのが仕事だ。 燃費グッズの理論的嘘は数々のサイトで既に証明されているのでここでは述べないが、理論を抜きにして統計だけ取ってもこのようなものである。
「電気的な…」とか言い出すかも知れないが、ほとんどの燃費グッズの嘘は、オームの法則とキャパシタの特性を理解してれば暴けるし、(私を含めて)メカ屋でもその程度の知識は履修し、理解してないと、仕事にならないはずだ。

◎もし本当に低燃費を心がけたければ、転がり抵抗の少ないエコ系タイヤに交換し、不必要な荷物や装備を車から降ろし、油脂類と触媒類(エアコンも)を新品に換え、エンジンオイルを低粘度にして、アクセルを踏みすぎず、ブレーキをダラダラ踏まないようにすれば良い。マニュアル車なら、エンジンブレーキ時の燃料カットを有効に使えばさらに燃費は伸びていく。
余計なボンディングワイヤを追加して総重量を増やすより先に、運転手法とメンテナンスの改善が先だろう。

2007/02/18

【Apple】セキュリティアップデートの不具合とその対応

ITmedia:Appleのセキュリティアップデートで一時不具合発生

ありゃりゃっ、Appleもやっちまったかー、と思ったら…

>米Appleが2月15日に公開したセキュリティアップデート「2007-002」の適用後、それ以前のアップデート適用を促されるなどの不具合が指摘された。Appleでは報告を受けてこの問題を修正した模様だ。
>SANSではこの問題をAppleに報告。その後同社で不具合を修正したとみられ、SoftwareUpdateをクリックしても過去のアップデートが表示されなくなった

対応早っ!! M$の月例行事が毎回修正に時間がかかったり、開き直りアドバイザリ(あるいはコメント)が出されたりするのとは随分違うなぁ。
私がM$の月例行事を酷評するのは、とにかく対応が遅いのと、その頻度が尋常じゃないから。
後者はしばらく経過観察しないと判らないが、前者に関しては評価されるべき取り組みだと思う。 まぁそもそもにして、パッチで失敗自体、してほしくないのだが、ミスッてるなら速めに修正して欲しいのが本音のところだ。
不具合が出る、それだけで顧客の信用は失われかねないのだから。

【Computing】プギャーするのは酷、とは思うが

Cnet Japan:「発売後一週間のパッケージ版Vistaの販売数がXPを下回る」--NPD調査

発売後1週間を見た場合、VistaはXPより売上本数が約59%少なかったという。売り上げも減少したが、その差は売上本数ほどではなく、Vista発売後1週間の売り上げはXPの時と比べて32%減にとどまっている。

つまりここから言えることは
・XPからのOSアップグレードは進んでいない
・パッケージがXPの時よりも割高、あるいは高額なエディションほど売れており、低額エディションの製品魅力が薄い の2点。
某葉原では夜中に発売開始キャンペーンまでやったのにねぇ。
プリインストールパッケージの販売実績がXPと比較できれば、プギャーできるかもしれないが、今回はパッケージだけなのでプギャーしないで静観かな。

◎1年ぐらい待てばサービスパックも出るだろうしPCの性能も上がるからその頃には乗換えが進むと思うが、それにしてもノートPCどうするんだろう。 Aeroの為に3DアクセラレータとVRAM積んだら高いし重いし電源もたなくなるし、だからつって今のようにオンボード+メインRAM共用では重いし…

【Diary】ニュースも読まずに話題を立ててみる

◎沖縄・嘉手納基地にF22ラプターが配備されたとかで、「地元メディア」では大騒ぎになっているらしい。
まともにニュース見てないので、私はよくわからない。
よって誰か

沖縄にラプターが配備されるとどのようなネガティブな影響・懸念があるのか、判りやすく解説してください。

◎自力で戦略軍・侵略軍を持たない日本(この思想自体はすばらしいことだと思う)にとって、米軍が強力な戦闘機を日本に配備してくれることは、安全保障戦略上歓迎されるべきことだと私は思うんですが…
ソースは見当たらないけど、確かラプターってエンジン音はF-15より静かだって聞いた様な…

◎朝鮮半島情勢が(6カ国協議も含めて)かつてなく緊迫している状況で、米軍(・∀・)カエレ!! ってのも如何なものかと…
戦争ってのはこっちが起こす気が無くても、相手がその気になっちゃえば発生してしまうもの。
もちろん話し合いで解決できれば良いことですが、その前に「戦争を起こす」と言う選択肢自体を摘み取ることも重要で、 物理的に戦争を起こさないようにするには、相手の侵略に対抗できるだけの手段はやはり何かしら必要だと思うんですよ。
泥棒避けに鍵をかけるのと同じコト。 泥棒を改心させる前に、泥棒を物理的に防ぐ手段は必要ですよね。
軍靴の足音が聞こえるとか言って軍事アレルギー起こすのも結構ですが、北朝鮮軍がファビョって日本が焦土と化したら、いったい誰が責任とってくれるんですか? と思うわけで。

2007/02/16

【Camera】18倍

ITmedia +D:世界初 光学18倍コンパクト機「CAMEDIA SP-550UZ」

>新開発の光学18倍ズームレンズは、35ミリ判相当で28~504ミリ(F2.8-F4.5)という広角からの高倍率ズームを実現
画角の割にはFが明るめだが,これは撮像素子サイズが1/2.5(5.7×4.3mm)とかなり小さいためだ.(大雑把に言えば,換算画角が同じなら,イメージサークルが小さいほうがFは明るい側にシフトする)

◎300mmを超えるような超望遠で何を撮るか?
パッと思いつくのが「近づきがたくて速いもの」…トリとか飛行機とかクルマとか列車とか,そんな感じか.
運動会で明け方から行列に並び場所取りに命を賭けるオトーさんにも,安眠を与えてくれるかもしれない.
単純に考えればF4.5なので,そこそこのシャッタースピードは確保できる. ISOの設定次第ではあるが,手ブレ補正もあるし,3脚さえあれば移動被写体対策はばっちりだ!!
・・・色味(特に階調性)やら,高倍率設計による収差問題は置いといて. こればっかりは実写してみないと何とも言えないけど・・・
◎もう1個考えられるのは、さすがに500mm相当ともなると、いくら撮像素子が小さくとも被写界深度はそれなりに浅くなるので、テレ側に寄せればポートレイト風の写真は撮れる、ということである。(実際、ハメコミ合成されている花の写真はちゃんと背景をボカしてある。 実写かどうか知らないけど)
ただ、ちょっと焦点距離が遠すぎるよなぁ… 200mm以上はズームさせないとボケは楽しめないだろうが、そうなるとワーキングディスタンスが… 実際、事情をわかっている人じゃないと、ポートレイト風に撮影する際に撮影者が「離れていく」と言う行動は、なかなか理解してくれなかったりするわけで。
◎ただ、基本性能はしっかりしているようで、秒間15コマ撮影やRAW記録、MotionJPEG動画記録等も可能なので、作品の仕上がりよりも「撮る」と言う行為を愉しみたい人には、面白いモデルだと思う。
つーか、動画撮影用と考えれば、実は最強かも…

2007/02/14

【Diary】市民活動、だそうですよ

スポニチAnnex:柳沢厚労相に“苦い”チョコ

2日間かけたという手作りで縦約30センチ、横約50センチのハート形。重さは新生児の体重を目安に約3.5キロにしたという。子育て中の女性メンバーら約20人が厚労省前に集まり「チョコレートを添えて告白します。1日も早い辞職を」とのメッセージとともに、応対した厚労省大臣官房の職員に手渡した。
ふーん、で、そのチョコレートを作る代金で、どれだけの有意義な活動ができるのかなぁ?
ピースボートは確か貧困国への援助(と言う名のクルーズ訪問)も行ってたと思うが、チョコレートを援助物資化するだけで、どれほどの飢餓が救えるのか、誰か考える奴はいなかったのだろうか?
…まぁ、市民団体が考えることなんて、多寡が知れてますけどね。

◎「いやがらせで何かものを送る」ってのは、まさに小学生中学生のイジメとまったく行動原理、手法が同じなんですが…
市民団体様のイジメはきれいなイジメですか?w
正直、所謂「機械」発言よりも方法も精神も下劣ですね。
(ちなみに、「女性は…機械」なんて、1回も発言していないことを注釈しておく。)

ちなみに2chでの反応で、いくつか印象的なものがあるので紹介。


123 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/02/14(水) 18:07:52 ID:gsblMle70
>新生児の体重を目安に約3.5キロ
未熟児で苦労してる人もたくさんいるのにね。


266 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/02/14(水) 18:16:22 ID:oLh6ft6g0
新生児をチョコに例えるのはよくて、
女性を機械に例えるのが駄目なこいつらの感性を疑う。

2007/02/13

【Diary】緑化

痛いニュース(ノ∀`):山を緑化しようと、緑のペンキを数千平方mに塗りまくる→除去不可能に…中国

◎いや、緑化の意味違うし!! 物理的に緑色にしてどうするw
某安門の前の芝生に緑ペンキを吹き付ける話は有名だったが、ここまでやるとは。
ていうかどう見ても、これ岩に色塗ってるよなぁ… せめて芝生を植えるとか木を植えるとか、やり方があるだろうに。
とりあえず、GoogleEarthでこの地点が見えるようになる日が来るのを楽しみにしようw

新华网(現地のニュースサイト)の画像がさらにインパクト抜群なので紹介。
http://news.xinhuanet.com/local/2007-02/13/content_5733389.htm

※追記
ちなみに、日本でもゴルフ場とかサッカー場などの見栄え重視の場所において芝生に緑色を噴霧することはあるそうです。 特に冬場は芝が色褪せしやすいので、綺麗に見せるためにやるそうな。
でも、これはちょっとねぇ。 岩に塗ってるし、色も不自然だし、一部だし… 最初、合成写真かと思った。
どうせやるならもうちょっとマシな色で、人海戦術で山全体を塗ればよかったのに…

2007/02/12

【Computing】Vistaに触れてみる

◎Windows Vista搭載PCが市場に出回り始めたので、「モノも見ないで悪口を言うのもアレだな」と言うことで見てきました。 …え? それは「最初から悪口を書くつもり」かって? そりゃーまー疑ってかかってますよハイ。 何せベータテストの段階で重い重いと評判で、市場に出てからもメモリ占有率がすごいことになっていると評判ですから。(クリーンインストール後の起動だけで500Mを超えるとか…)

◎で、今回試してみたのは、モデルは不明だがワンセグ対応のVAIOと、LetsNoteの軽量版。 どちらも、グラフィック周りにボトルネックを抱え得る構成のものだ。(特に後者はね)
操作上のレスポンスに関してはまぁ、実用的な速度ではあるが、Mac OS Xよろしくアニメーションが入りまくったので基本的にもっさりな印象。 特にLets Noteではウィンドウの数が増えてくると明らかに反応速度が遅くなっていた。
このアニメーション、正直言って導入意図がよくわからない。
たとえばフォルダウィンドウの表示/消去の際、空間上にほわんと現れてほわんと消えるが、そのアニメーションはいったい何をユーザーに示そうとしているのだろうか。
アニメーション実装OSと言うとMac OS Xだが、あれは展開元アイコンから広がるようにウィンドウが開き、閉じると親アイコンに収納されるアニメーションが行われ、視覚的に階層構造を示すようになっている。
Vistaの「ほわんと現れる」アニメーションにはそういう視覚効果はあるだろうか? 私には「見た目」にしか思えないのだが。

◎もう1点気になったのはTVCMでもおなじみのフリップ3D。 これも実は意図が判らない。 Windows+Tabでフリップ3Dになるが、基本的にTabキー入力による一方向のウィンドウ送りしか出来ず、例えば複数のExcelファイルを開くと、単なる「拡大したアイコン」が表示されるだけでウィンドウ内用は表示されない。 これではAlt+Tabと何ら変わらないではないか。
なおかつ、各ウィンドウのラベルは一切表示されない。 よって似た外観のウィンドウは(縮小されていることもあって)識別ができない。 これではAlt+Tab(これはラベルが出る)のほうが余程実用性があるではないか。
また、このフリップ3Dに関しては、Mac OS XのExposeと比較して、こんな記事がある。
CNet Japan Blog・Life With Mac & more:Vistaのフリップ3D、使えないかも...

PhotoshopやIllustratorでは、Wordなどとは違って、大きなアプリケーションウインドウの中に書類のウインドウが表示される方式を採用してるので、開いている個々の書類ウインドウはフリップ3Dには反映されません。作成中の画像があろうがなかろうが、ただただ背景がグレーのPhotoshopが順番待ちで表示されるだけ。

◎まぁ正直言って、Aeroの半透明だのフリップ3Dだのアニメーションだの、高スペックを要求して、高度な描画を実現したはよいけど、結局それって「見てくれ」にしか活かせていない、と言う感想を持ったと同時に、
「生産性に寄与しない機能なら必要ねぇよ」と、正直あきれてしまった。
少なくとも高いグラフィックボードを入れてまで導入が必須な機能とは思えないし、だからといってLets Noteのようなグラフィック周りにカネをかけられないモデルで耐えられるレスポンスでもない。 しかしAeroオフでは、Aeroオンよりも負荷が高くなるという仕様では、ユーザーはこれを受け入れるほかに選択肢は無い。
最良の選択肢は「エントリモデルがAeroに耐えられる処理能力を持つようになるまで、導入を控える」なのだろうか。
…それも悲しい話だが。 Win95やWin2000が出たときのように、ユーザーが飛びつきえる魅力があれば、話は違っただろうに…

2007/02/07

【Sound Works】PX-200その後

◎iPod用に購入したPX-200だが、そこそこの動作時間は経過したものの音キャラクターに変化は感じられない。 …と書くと糞耳だ、なんて言われるかもしれないが、変化を感じられないんだから仕方が無いじゃない。
冷静に考えてみれば繰り返し振動によるコーン紙振動モードの変化はあると思うが、基本的に軟化していく方向にいくことを考慮すると時系列変化は周波数分離の悪化と特定周波数(コーン紙の固有振動数)のピーク形成ぐらいしか考えられず、「良化」の要素にはなりづらい気もするのだが…
それにコーン紙にだって温特はあるし、外気温によって音速も変化する。 PX-200のようにアウトドアで使われるタイプのヘッドフォンなら、そういった外乱要素もいっぱいあって、果たしてどこまで「エージング」の効果があるかは、理屈としても実感としても、いまいち判らずじまい。 オカルトと断じるにはデータ不足だが… 客観的評価が出来る手法でも考えてみるか。

◎基本的に高域が元気なヘッドフォンなので、そのままiPodで使っているとかなり高域が気になってしまい、現状ではiPod側のEQでハイを落として使っている。 1kHz以上の帯域をゆるやかに落としてやれば、PX-200の低域の多さもはっきり認識できる。
個人的には圧縮フォーマットでの音質劣化は、低域の低減より高域のひずみ劣化のほうが気になるので、丁度良いかな。
某所のユーザーレビューなどを見ているとこのレベルのヘッドフォンでも「素晴らしい音」と評されている。 確かに、反響感の少なさ(若干中域で感じるが)や周波数・定位分離性はかなり良好なほうで、高域の元気さも手伝って比較的クリアな鳴り方をするので、家電屋で売ってるような「重低音!!」なんて書かれたヘッドフォンとの対決なら余裕で勝てるぐらいの音質はしていると思う。 ただハイ上がりで尻すぼみなこの音は、モニタリングには向かない。 …使う奴いないと思うけど。

◎携帯性に関しては、やはり折りたたみは便利で、専用ケースは手放せない。 イヤーパッドがケースのラチェットに引っかかりやすいと言う欠点はあるが、コードの収納もスムーズなのでそれほど不便には感じない。
慣れれば取り出し・収納ともテキパキと行えるので、バッグに余裕があればいつでも携帯できるのはポイント高し。
一方でアウトドアでの利用と言う面で、風切り音がすごく、風の強い日や、自転車では使えない。(というか密閉型で周囲の音も聞こえないので、自転車では使わないほうが安全)
インドアや出先や散歩道でのんびりと使うのが、このヘッドフォンの正しい使い方であり、その使い方においては十分な音質を確保している、といったところだろうか。

【Computing】Office2008

◎Appleタグでも良いんだけど、一応M$の話題だからね…

MYCOM ジャーナル:マイクロソフトがMacユーザーに提起する「Office 2008」の魅力とは?

Windows版新UIの目玉である「リボン」に類似した機能として、Office 2008には「Elements
Gallery」が搭載される。コマンドを一連のタブに整理して表示するリボンと同様の機能を持つが、Mac
OSのグラフィック機能も活用し、よりMacらしいインタフェースを有している。これはWord・Excel・PowerPoint全てにおいて共通する。

ファイルを開いて作業をする際の「表示形式」(ページレイアウト・アウトライン・標準レイアウトなど)には、新しく「Publishing Layout View」が追加される。ここではテキスト・グラフィック・表などの要素を、InDesignやQuark EXpressなどのページレイアウトソフトのようにマウスで自由に配置していくことができる。

◎名称に2008が入っているとおり少なくともリリースは2008年(かつ、安定して使えるようになるのは半年後?w)となるであろう次期Office。 最近じわじわと拡大するMacユーザーの取り込みにおいては戦略的な意味を持つ製品だが、一方で「Office」の名を冠する以上「Mac Only,Mac First」とは言ってもWindows版からの大幅な冒険もできないと言うMac版ならではのジレンマも垣間見える。

◎今のところiWorkの2007年版の姿は見えていないが、かたや高機能のOffice、かたや低価格のiWork、
Mac用オフィスソフトの市場はしばらく、面白そうである。

2007/02/06

【Computing】mixiとの格闘

◎それは昨年の11月だった。
11月以後Bloggerが新バージョンになって以後、RSSの更新情報がmixiに反映されず、mixi上ではあたかも「Blogをまったく更新していない」状態であるかのように振舞うようになった。
Bloggerは新版に変えるとRSSのURLも変わるが、旧URLのRSSもそのまま使用でき、このページの「RSS Feed」のリンク先は旧RSSへのリンクになっている。
一方で、mixiはRSS1.0かATOMしか受け付けない仕様だが、Bloggerの旧フィードの書式はRSS1.0、もしくはATOMだ。 にもかかわらず認識しない。
普通に考えればmixi側の問題なのだが一向に改善されず…

◎別に放置しても良いのだが精神衛生上よろしくないので改善を。
BloggerのRSSが利用できないなら、外部RSS生成サービスを利用すればいい、と言うことでFeedBurnerを利用してRSS1.0を認識させる。
この際、「Comvert Format Burner」でRSS1.0を選び、Contents Type Burnerを「Application/xml」、あとはSmartCastとSmartFeedをディセーブルにすれば、xml形式のRSSが生成されるので、取得したフィードのURLをmixiに貼り付け、何でも良いからBlogを更新すれば、mixi側にも反映されるようになる。(フィードを作成しただけで、エントリの更新がなければmixi側は読みに行かない)

◎しかしmixiのこの仕様、RSS1.0ということはPodCastには当然対応できないし、国内系はともかくBloggerを含めた海外系Blogサービスは殆ど利用できない。 このあたりは改善の余地があると思うのだが…
まぁ殆どの人(特にエントリユーザ)は、mixi自体の日記を利用するから、関係ないのかな。

2007/02/05

【Diary】今日の1枚:Horace Silver Trio & Jazz Messengers

◎前回もHorace Silverは紹介したが、その軽快なバップにつられてもう1枚。オリジナルは1954年。 これまたクインテット結成前で、前回同様アート・ブレイキーとの競演モノだ。

クレジットは
KENNY DORHAM, trumpet;
HANK MOBLEY, tenor sax
HORACE SILVER, piano
DOUG WATKINS, bass
ART BLAKEY, drums


◎前回はピアノトリオでブイブイと鳴らしまくったが、今回は管も入って、グルーヴィーなバップだけでなくしっとりとしたナンバーを聞かせてくる。 とはいえアルバムにその名が乗るぐらいなので、やはり基本的にピアノをフィーチャーした作品になっている。
「らしさ」で選べば、お気に入りは「Room 608」かな。


◎本当はもう1枚、シルヴァー&ブレイキーモノであの名盤「バードランドの夜」も借りてきたのだが、残念ながらVol1のみなので、Vol2を入手でき次第またレポートしよう。