2007/02/12

【Computing】Vistaに触れてみる

◎Windows Vista搭載PCが市場に出回り始めたので、「モノも見ないで悪口を言うのもアレだな」と言うことで見てきました。 …え? それは「最初から悪口を書くつもり」かって? そりゃーまー疑ってかかってますよハイ。 何せベータテストの段階で重い重いと評判で、市場に出てからもメモリ占有率がすごいことになっていると評判ですから。(クリーンインストール後の起動だけで500Mを超えるとか…)

◎で、今回試してみたのは、モデルは不明だがワンセグ対応のVAIOと、LetsNoteの軽量版。 どちらも、グラフィック周りにボトルネックを抱え得る構成のものだ。(特に後者はね)
操作上のレスポンスに関してはまぁ、実用的な速度ではあるが、Mac OS Xよろしくアニメーションが入りまくったので基本的にもっさりな印象。 特にLets Noteではウィンドウの数が増えてくると明らかに反応速度が遅くなっていた。
このアニメーション、正直言って導入意図がよくわからない。
たとえばフォルダウィンドウの表示/消去の際、空間上にほわんと現れてほわんと消えるが、そのアニメーションはいったい何をユーザーに示そうとしているのだろうか。
アニメーション実装OSと言うとMac OS Xだが、あれは展開元アイコンから広がるようにウィンドウが開き、閉じると親アイコンに収納されるアニメーションが行われ、視覚的に階層構造を示すようになっている。
Vistaの「ほわんと現れる」アニメーションにはそういう視覚効果はあるだろうか? 私には「見た目」にしか思えないのだが。

◎もう1点気になったのはTVCMでもおなじみのフリップ3D。 これも実は意図が判らない。 Windows+Tabでフリップ3Dになるが、基本的にTabキー入力による一方向のウィンドウ送りしか出来ず、例えば複数のExcelファイルを開くと、単なる「拡大したアイコン」が表示されるだけでウィンドウ内用は表示されない。 これではAlt+Tabと何ら変わらないではないか。
なおかつ、各ウィンドウのラベルは一切表示されない。 よって似た外観のウィンドウは(縮小されていることもあって)識別ができない。 これではAlt+Tab(これはラベルが出る)のほうが余程実用性があるではないか。
また、このフリップ3Dに関しては、Mac OS XのExposeと比較して、こんな記事がある。
CNet Japan Blog・Life With Mac & more:Vistaのフリップ3D、使えないかも...

PhotoshopやIllustratorでは、Wordなどとは違って、大きなアプリケーションウインドウの中に書類のウインドウが表示される方式を採用してるので、開いている個々の書類ウインドウはフリップ3Dには反映されません。作成中の画像があろうがなかろうが、ただただ背景がグレーのPhotoshopが順番待ちで表示されるだけ。

◎まぁ正直言って、Aeroの半透明だのフリップ3Dだのアニメーションだの、高スペックを要求して、高度な描画を実現したはよいけど、結局それって「見てくれ」にしか活かせていない、と言う感想を持ったと同時に、
「生産性に寄与しない機能なら必要ねぇよ」と、正直あきれてしまった。
少なくとも高いグラフィックボードを入れてまで導入が必須な機能とは思えないし、だからといってLets Noteのようなグラフィック周りにカネをかけられないモデルで耐えられるレスポンスでもない。 しかしAeroオフでは、Aeroオンよりも負荷が高くなるという仕様では、ユーザーはこれを受け入れるほかに選択肢は無い。
最良の選択肢は「エントリモデルがAeroに耐えられる処理能力を持つようになるまで、導入を控える」なのだろうか。
…それも悲しい話だが。 Win95やWin2000が出たときのように、ユーザーが飛びつきえる魅力があれば、話は違っただろうに…

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