2008/08/25

【Diary】携帯が欲しいと思ったのだけれど

◎義理の母が未だにMovaの「らくらくホン」を使っていて、買い替えたいと言うのでモノのついでに自分の携帯も探してみた。
(らくらくホンからの買い替えだったら普通にらくらくホンでしょう、と言うあたりまえの結論は置いといて)

…うーん、欲しいと思える端末がないw と言うか機能もデザインも没個性過ぎて興味を惹かれるモノがまったく無いんだな。 特に筐体やメニューデザインが頂けない。 なんかこう、ステーショナリ感覚で持てる携帯は無いものだろうか。
まあ今時の「ケータイ」(こう書くと腹立つな)ってのは女性のアクセサリとか若年層のファッションアイテムみたいなもんだから仕方が無いのかな…

◎「どうしてもこの中から選ばな、あんた死ぬで」と言われて究極の選択をするとしたら…SH706iの黒かなぁ。 まとまりは良いんだけど、スライディング筐体で操作部が狭く、上キーがやけに押しにくいんだよなぁ。
706ieもシンプルではあるけどデザインが今ひとつ(といっても他よりマシ)なのと薄過ぎて手に馴染まない…
はっきり言って今使ってる902iを手放そうと思えるモノがどれ一つ無いってのはねぇ…

◎と言うか、壮大なネタ端末なのは重々承知なのだが、それでも一番興味を惹かれたのが「プラダフォン」なのはどういう事?
プラダだスイーツだ韓国製だと馬鹿にせずに、一度触ってみる事をお勧めします。 国産携帯よりずっと良いから。

2008/08/24

【MacLife】Garagebandでデモデータ作り

◎先日のゴロバンCDと同時配布のDVD「白銀戦隊ゴロバン」のテーマソング録音する際、バンドから渡されてきたデモデータはQY70か何かで作ったモノなのだが、作曲者はGaragebandを持っている。
と言う事は、基本的なオケをGaragebandで作って、上から(POD経由で)ギターとヴォーカルを録音すればかなり高品位なデモデータが作れるじゃないか! と言うコトに気がついたので、Garagebandの打ち込み練習も兼ねて早速やってみる事にした。

◎ギターのデータは本番録音時のやつがあるのでそれを流用し、「ギターバッキングを先に録音した」状況を想定し、ドラムとベースを打込みで作って行く事にする。Garagebandの打ち込みプロセスについてだが、基本はリアルタイムレコーディングになる。ソフトウェアキーボードを使えばMIDIキーボード無しでも打ち込みは出来るが少々弾き辛い。 KORG NanoKEYを買いに行きたくなる衝動をぐっとこらえて、ステップ入力の方法を探してみた。

◎先に言っておくとGaragebandでステップ入力が出来ない訳ではない。 ソフトウェア音源トラック上で⌘+クリックで空のリージョンを作って必要な長さに伸ばし、⌘+クリックでピアノロール上に音を置いて行けば良い。 このへんの操作方法はLogicと全く同じだ。
ただしベロシティ・デュレーション固定で、分解能は拡大率によって4分音符〜64分音符が変化する。このためとにかく音符の開始点で音符をドカドカ打ち込んでからベロシティ・デュレーションを変更して行くことになる。
デュレーション変更はバーの後端をドラッグ、ベロシティ調整は左側のスライダーだ。 …マウスでのピアノロール入力の方法は大体どのシーケンサも同じなのだが、ベロシティ変更が少々面倒に感じる。 Logicみたいに「右ドラッグでベロシティ変更」になってくれるとすごく楽なのに…

◎同様に譜面入力も可能だ。 …と言うかこの譜面入力がよく出来ている。やり方はピアノロールとほぼ同じで、デュレーションが「選択した音符種類の長さ」になる。一般的な譜面入力と違って半音単位の入力も可能(少々マウスの動作範囲が狭いが)なのと、音符の配置後、譜面入力画面のままデュレーション・ベロシティ変更可能なのが良い。 (Musicatorのように入力段階でデュレーション変更可能なのが一番良いのだが)
入力速度はピアノロールと同等か、譜面を読み慣れている人ならこちらの方が速いだろう。
ちなみにベロシティの固定値はピアノロールが63、譜面入力が93。 何故違うのだろう?

◎編集画面で編集対象を「音符」以外にすれば、ピッチベンドやモジュレーション・エクスプレッション・サスティンといった「基礎的なコントロールチェンジ」の打ち込みも出来る。 特にサスティンはソフトウェアキーボードに専用キー(Tab)があるので、ピアノを譜面入力してサスティンだけリアルタイム入力、と言った事も出来る。
リアルタイム入力はLogic直系の非破壊クォンタイズにより、入力したそばからタイミングが補正されるので少々プアに打ち込んでも次の再生時にはジャストタイムに補正される。 鍵盤さえ弾ければ確実にこっちのほうが入力効率が良いだろう。
ただ難点が無い訳でもなく、入力オーバーダブが出来ないのが痛い。(コントローラー系のオーバーダブは出来るようだ)

◎こうして一通りの作業が終わってみると、打ち込みの効率は決して良くないが、何しろGarageband Instrumentsの恩恵が大きく、出来上がった曲の音質がやたらに良い。 PODから録音したギターに負けておらず、少なくともQY等とは比較にならないクオリティの高さである。 これが外部音源を使用せず「Macの中だけで」完結しているのだから凄い。
そう、本当はGaragebandは内部的には「凄い」こと、「最先端の」ことをやっているのだが、それをみじんも感じさせない敷居の低さ・判り易さがGaragebandの最大の魅力である。 いやあ、いい時代になったものである。
そして自分がギタリストでなく、そういったGaragebandの恩恵に預かる事が出来ないのを少々悔やむのであった。

2008/08/18

【Diary】オーディオインターフェース

◎実はこの夏休みを利用して先日のCD作りから得られたノウハウをまとめて「CD作りのハウトゥ特集」みたいなテキストを起こそうとしていたのだが、いきなり挫折してしまったw
と言うのも、最初に「必要な機材・環境」を書こうとして、その後の展開…実際のレコーディング時のワイヤリングやミキサーオペレートの領域…を考えた際に、「環境を限定出来ない」と言う壁にぶち当たってしまったのである。

◎実の所、レコーディング(ミックスダウン段階前の、まさに「録り」の段階では、ドラムレコーディングやバンド一発録音のような多ソース同時録音状況でのミキサーのオペレーション手法と、その基礎としての「レコーディングミキサーの構造と役割」が非常に重要になってくる。(※1)
で、それらの話をするにあたって自分が愛用しているAW4416のようなミキサー一体型HDRは言うに及ばず、DAWとの併用にしてもYAMAHA n12Mackie Onyx1640+FireWireI/Oのようなミキサー一体型オーディオインターフェースならミキサー部はまさに「ミキサー」なので話が速い。

◎問題は最近のオーディオインターフェースの主流、ブレークアウトボックス型だ。ああいうのは基本的に「PCへの入力端子」と「PCからの出力端子」、あとは入力の信号をダイレクトモニターで出力端子に送るのがメイン機能(YAMAHAやEDIROLから売ってる様なオーディオインターフェースはどれもこれ)なので、ヴォーカルやギター等の単一ソースを録るには良いが、多チャンネル録音では必須の「モニターミックス作り」ができないのではないか? と言う疑問だ。

◎具体例を出そう。 ドラム+ベース+ギターのレコーディングだ。
ドラムは4本から8本ぐらいのマイクを立てて一気に録音するのだが、プリアンプで増幅された信号はオーディオインターフェースからPCに送られるので録音は出来る。 しかしそれだけでは各演奏者は別のメンバーの音声が聞こえないのでオーディオインターフェースから音声を返す必要があるが、レコ−ダーを経由した信号ではレイテンシーが出て使い物にならないし、ダイレクトモニター経由で返すと途中でミキサーを経由せず、全部の音声がそのまま最大音量で混ぜ合わされて「ギターやハイハットが聞こえない」と言う状況が発生してしまう。

◎先述のAWやOnyxはオーディオインターフェースの前段にミキサーがあり、 入力された信号が途中で分岐してレコーダーに送られるのでこの問題は無い。 同様にオーディオインターフェースの前段にダイレクトアウトを持つミキサーを置いても良いが、これだと出費がでかいし、オーディオインターフェース側にプリアンプを備える必要も無く、はっきりいって本末転倒だ。 ではどうすればいいんだ…?

◎少し調べてみると、最近の多チャンネルオーディオインターフェース…MOTU 828mk3m-audio ProFire2626Focusrite Saffire Proはオーディオインターフェース自体にDSPを積み、「デジタルミキサー+オーディオインターフェース」として機能する様になっているようだ。
なるほどこれなら内部デジタルミキサーでレコーダ送りとは独立したモニターミックスは作れる…が、操作がPCだ。

◎言っちゃ悪いがレコーディング現場、特にオーバーダブをするような状況でのミキシングオペレーションはかなり多忙を極める。 楽器ソースとレコーダーモニター双方のルーティングを頻繁に切り替え、各演奏者から飛んでくる「アレが小さい」「コレが大きい」の要求にハイハイ答えながらモニターミックスを作り、モニター返し信号とレコーダーキュー信号をひっきりなしに切り替えながらサウンドチェックをし…と、とてもじゃないが「PC画面で、マウスとキーボード」でオペレーションが追いつく様な代物じゃない。
ミックスダウン工程ではコントロールサーフェースが使えるが、まさかコントロールサーフェースの側もいちいち個別のオーディオI/F付属ソフトにまで対応してないし…
使ってみた訳ではないのだが、AWでのレコーディングで結構しんどい思いをしたのに、PCのUIであの作業効率が実現できるのか?
甚だしく、疑問である。

◎結局、「01V96+mLAN16」が最強になってしまうのだろうか…
しかし、このエントリ書いてたら上でも紹介したFocuslite Saffire Pro 24I/O、欲しくなってきた…w Focusriteブランドのマイクプリアンプ8機搭載で10万以下は、安いと思うんだけど…

※1:レコーディングミキサーの構成・役割については、ottotto,comのこの記事が詳しい。 それでもある程度前提知識が要るが…

2008/08/17

【Column】なつやすみ日記まとめ書きその3:オリンピック(2)

◎北京オリンピックそのものの話題を。
今回の五輪、イロイロと楽しい話題が噴出している。
CNN:歌は口パク、花火はCG合成 北京五輪開会式の「偽装」判明
ロイター:開会式でまた問題、民族衣装の子供も「やらせ」
CNN:体操女子の中国代表2人に年齢詐称疑惑 米紙報道
いちいち個別の記事にツッコミ入れるのも面倒なので一言でまとめると
「全体主義国家で五輪やってるんだから、当たり前じゃない?」

◎だいたい民族問題やテロも片付いてないし、四川大地震もどうなったやらという感じだし、北京の大気汚染問題も「五輪期間中は工場の操業を止める」…ってそういう問題じゃないだろうと。
しかしそれを突っ込むだけ無粋な気がする。 この五輪は最初から全体主義国家の「宣伝」(あるいはプロバガンダ)であり、五輪の理念がどうだとか平和の祭典だとかそういうキレイ事は最初から通用しないのだから。

【Column】なつやすみ日記まとめ書きその2:オリンピック(1)

◎おしなべてヒマなのでオリンピック中継を見ているが、民放の中継を見ていると正直げんなりする…と言うか、日本人選手を「応援しよう」と言う気が失せてしまうのは何故だろう。
とにかく「メダル」「メダル」「金」「金」と壊れたテープレコーダーの様に連呼する民放の放送姿勢を見ていると「応援しよう」どころか、「とっとと負けてしまえ」と言いたくなる程、げんなりしてしまう。(不謹慎だけど)

◎で、今回の日本人選手の結果を見ていると、悉く「メディア露出度の少ない選手・競技」程活躍していることに気がつく。(知名度ではない)
ボロ負けのサッカーに野球、「オグシオ」(笑)などというキャラクター作りをしたバトミントン、「ママでも金」を豪語して消極柔道に終始した俵…など、とにかく「メディアに作られた存在」は酷い結果になっている。

◎一方で例えば柔道。 俵以外の選手の動向や名前を何人の人が知っていたか?
例えば水泳。 LR騒動で北島の「名前」は上がったけど特にメディア露出もないし、バタフライ銅の松田の名前を何人知っていたか?
フェンシングに至っては日本人が出場していたことすら知らなかったのではないか?
そういやバトミントンも前田・末綱組が準決勝まで行った際、さも当然のようにメディアは「スエマエ」(笑)などと愛称をつけてアイドル扱いである。 今まで誰も注目していなかっただろうが。

◎ましてスポーツとは全然関係ないジャリタレ(笑)を司会にしてくだらないトークを展開する番組構成を見ていると、民放にとっては結局選手達も自分たちの為の客寄せパンダでしかない、と言う事なんだろうなぁ。
視聴率が取れさえすれば選手自身のことはどうでも良い、と考えているとしか思えないのだが。
こうなってくると、たとえ日本人の出ていない協議でもきっちり放映する、あるいはBS等の枠を使って「注目度の低い競技」もきちんと実況を付けて放送するNHKの姿勢が、実は本来あるべき「スポーツ中継」の姿なのではないかと思う。

◎次回2012年のオリンピックまでにはテレビ買い替えることになるから、そのときはBSも含めて契約しよう…
ていうか、私の場合NHKとCNNが見れればそれで良いのかも。

◎そうだ、一つ書き忘れた
どこの民放か忘れた(日テレだったかな?)けど、五輪放送の合間に入る宣伝が悉くパチンコ台の宣伝だったなぁ。
18歳未満遊戯禁止のモノがなんで白昼(下手すりゃ朝から)堂々とCMやってる訳?煙草も酒も自主規制やっていると言うのに。

…広告の方法論から言えば、「民放で五輪を見る人」には宣伝効果が高いと言う事なのだろうか。
そう思うと、余計に民放で五輪を見る(と言うか民放自体見る)気がしなくなったのであった。

【Journey】なつやすみ日記まとめ書きその1:お墓参り

◎夏休み、例年通りたいした予定も無い中で(笑) 妻の祖父のお墓参りで埼玉県某所(2年前と同じ場所)にお出かけ。 2年前もそうだったがお彼岸の真っ最中に高速を走るので関越道は混んでいた。
天気は快晴。 車の温度計は40℃を差している。 関越で何台か単車に抜かれたが、灼熱地獄だったろう…

◎ところがどっこい霊園は山ん中。 あっという間に天気が急変し雷雨に。 そういや前回も雨降ったなぁ。
足腰の弱いおばーちゃんに雨の坂道を往復させる訳にもいかんので手早くお墓参りを済ませて撤退。 でも写真はしっかり撮っておく。
山ん中の自然を撮ることなんて、滅多に無いからね。

◎人が集えば、夏は花火だ! と言うコトで一家で花火。 なかなかこのトシで一家で花火なんて、無いからね。 私自身花火なんて何年ぶりだろうか。
で、「家族で楽しんでもらう」ために、発案はしたけれど自分はあまり花火はしないで撮影に専念。
線香花火を連写で撮りまくっていたら、偶然にも落下する瞬間をゲット! こんな写真は滅多に撮れんぜ。

◎翌日は快晴…って前回もそうだったな。
山を越えて青梅に下り、御嶽の玉堂美術館へ。 あたしゃ日本画のことはよう判らんが、庭園の佇まいは素晴らしかった。 枯山水っていうんですかこういうの。 侘び寂びって奴ですか。
こういうのが心の琴線に振れてしまう辺り、私も日本人ですねハイ。

◎このあとご両親とはお食事して別れたけど、せっかく青梅まで来たのだから…というのと、動物的カンで「関越道を走りたくない」という理由で多摩霊園の私の実家の墓参りへ。祖父母も叔父も亡くなっているので誰もお墓の手入れをせず、草ボーボーで木が生い茂るジャングルみたいな墓になってるけど、ちゃんとお線香上げて煙草のお供えして(祖父は煙草が好きだった)きますた。
帰りの車でラジオを付けたら「関越道下り、花園先頭で渋滞22km…」
ふっふっふ、勝った! 中央道はガラガラだぞーw

2008/08/13

【Computing】ブルースクリーン

スラッシュドットジャパン:ブルースクリーン、五輪デビューを飾る。リブートお願いします。

先日の北京五輪開会式で、会場にブルースクリーンが映し出されていたことが報じられている(Sydney Morning Herald、Gigazine)。トーチを持った人がワイヤーで吊るされて降りてくるときなど、長時間に渡り会場天井に映されていたそうだ。
◎ダサ…
さて原因は
  • 1:M$だから
  • 2:中国だから
  • 3:XPだから

さあ、どれ?

2008/08/11

【Apple】Macの価格

ITmedia:Windows Vistaマシンの価格は非常識か
それでもMacを買う?
◎この二つの記事、出所がまるきり同じである。 要約すると

店頭にあった2台のうち1台は14インチモデルのHP製DV2946NRで価格は699.99ドル。4Gバイトのメモリと320GバイトのHDDを搭載している。これは1299ドルのMacBookの2倍の容量だ。グラフィックスメモリはMacBookの144Mバイトに対して356Mバイトある。不思議だ。Vista搭載ノートPCがこんなに充実した機能でこれほど手ごろな価格で売られているのに、MacのデスクトップとノートPCは勝負できるのだろうか。

◎私がこのMacBook(竹+メモリ増設で18万)を買った時、寧ろ安い位かと思ってたんだが実際は違うらしい。 しかし半額ってことは無いだろう…ってことでこの記事で引き合いに出されてるHPと、ついでにDELLの価格をチョイと調べてみた。すると…

現行MacBook竹…¥154,800
HP dV3000/CT…¥149,100
  (ただしCPUは2.5GHz、HDD120GB、メインメモリ2Gの構成)
DELL Inspiron1525…¥128,579
  (CPUは2.4GHz、HDD250G、メインメモリ2G。 802.11n対応無線LAN・Bluetoothつき)
ふむ、いくらなんでも700ドル…7万円って事は無いが、確かに安いな。
しかもこの二つ、どちらも液晶はMacBookより大きくOfficeもついてくる。

◎何がこの価格差を生むのだろう。 AppleがMacブランドで消費者(信者)からカネをぼったくっている? まあブランド料を取られているのは否定しないけど、それだけではないと思う。
まず根本的な点としてMacは「販売店での値下げをしない」一方で、元記事の「半分の価格」はあくまでも量販店の価格だ。
つまるところ量販店の利幅が全然違うし、恐らくはメーカーの卸値設定もギリギリまで利幅を削っているのだろう。しかしIntel採用後のMacはハードウェア的には殆どWinノートと変わらないのだから、パーツだけで見れば製造原価はさほど変わらない筈だ。
とするとその差を生むのは… 生産ロットと、「内部パーツ以外の部分のコスト」の差ではないだろうか。

◎ロット量で見れば、MacBook(と言うかAppleのハードウェア全体)は2〜3世代はパーツを使い回すことで生産数量を稼いでいるがそれでもWinノートの数量には遠く及ばない。 量産効果はWinノートのほうが高く出るだろう。
ここでいうパーツとは内部的なマザーボードとかCPUとかそういうのでなく、筐体やキートップ、フレームといった「メカ部品」だが、もう一つPCを構成する「パーツ」がある…それはOSだ。

◎実は最初に「それでもMacを…」の記事を読んだ時、この言い回しが気になった。
5. Windows Vista搭載PCの市場販売支援はこれまで地味なものだった。だがMicrosoftは3億ドルを掛けたVistaキャンペーンを本腰を入れて始めようとしている。現実的な広告は現実的な販売効果をもたらすだろう。Windows Vista搭載のデスクトップとノートPCはMacより安いのだ。

あれ、ちょっと待てよ、確かリテールライセンスでVistaってOS Xの数倍の値段がしたような…
さらにこの記事は、こんな含みのあるフレーズを記している。
Dellの方がiMacより低価格でより多くを提供する。とはいえ、「より多く」にはWindows Vistaも含まれており、これが気に入らない購買者もいる。

…これは完全に憶測だが、「M$のVistaキャンペーン」の正体は、DSPライセンスの値下げ、あるいは販売促進費(所謂インセンティブ)なんじゃないだろうか?

◎身近な話で申し訳ないが、相変わらずPC購入の相談を受ける私はまずMacを勧めてみて(笑)それでもダメな場合、Vista機は極力勧めないようにしている。 そしてPCベンダーも相変わらず「Windows XPダウングレード権つき」のモデルを、M$の様々なVista販売促進戦略を横目に売り続けている。
まあある程度PCスキルのある人がVistaを避ける…単なる「ギークのムーブメント」の領域なら問題ない。 しかしVistaへのネガティブイメージが、もしエントリユーザにまで波及してしまったら…M$には死活問題になってしまうし、各種ニュースサイトを見る限りM$自身もVistaの置かれた状況と危険性は認識しているようだ。
それを避け、否が応でもVistaの市場シェアを広げる為のインセンティブ商売が、この価格差の正体なんじゃないだろうか? と推測してみる。

◎しかし、いくら低価格攻勢に出ても現状のApple・Mac人気を覆せそうな材料が見えないのは、私自身がMac信者だからだろうか?

【Diary】免許の更新

◎免許の更新に行ってきた。 9月生まれの私は夏休みを利用して平日に更新が出来るのだ。
更新区分なんて何も確認しないで適当に出向いたら優良講習だった。 要するにゴールド免許らしい。 全然実感がない…と言うか、やたらに「俺ゴールドだぜぇ〜」とひけらかした所で事故ったら恥ずかしいだけだし。
(私自身、何気に事故歴多いからねぇ)

◎優良講習なので30分ビデオ見て眠いありがたい話を聞いて終わりなのだが、そのビデオ…危険予測がどうとか言う内容…の中で「駐車車両の陰から飛び出す人などに注意しましょう」とかいう文言があった。
なるほど確かに駐車車両の直前直後から出てくる人は視認しづらい。 つまるところ路上駐車はそれだけ危険性を増幅させると言う事ですな。
じゃあ、金を徴収してまで路上の危険性を増すパーキングチケットって何だろう。
やはり、交通安全協会にお金を払う事でパーキングチケットの車は量子力学上の不確定性を得る事が出来ると言うことなのだろうか。

◎…と言う矛盾が解消されないので交通安全協会の勧誘は丁重にお断りさせて頂きました。

2008/08/10

【Diary】生存報告

◎まーたBlogの更新さぼったなぁ。 最近忙しくて…やっと夏休みに突入。今年はまだ花火も見に行ってないよ、ってことで近所の花火大会に繰り出してきますた。
いやあ、花火の写真って難しいね。 Tv長過ぎると尾引きが長くなってあまりキレイじゃないし、ふつうに撮ると点しか無いし。
で、この手の花火大会では必ず携帯電話で花火を撮ろうとする人が居るけど、意外や意外、携帯電話って意外に花火撮影に向いていたりする。(経験則的だけどね) 寧ろコンパクト機で撮るのが一番難しいかも…

◎近況その2。
ウチみたいなド田舎には置かれないだろう、と思ってたiPhoneが近所の家電屋に店頭展示されてたので早速いじってみた。
で、率直な感想は「洗練されている」の一言。 機能的にはかなりのハイエンドな実装で、マルチタッチをふんだんに使ったUIは間違いなく先進的かつユニークなんだけど、そういった「目新しさ」を全く感じさせず、むしろ「これが普通」と言う位自然な実装具合だ。
ハイエンドを全面に押し出す国産携帯とはこの辺が違うんだなぁ、と納得。

◎…何故「国産携帯」なのかというと、実はこの時あの「プラダフォン」の店頭展示機もいじってみた。
プラダフォン、10万円の価値は無いけど、何気に良く出来た携帯である。 タッチパネルの反応は悪くなく(少なくともSH906iよりは全然良い)、スイーツ向けチューンかと思いきやUIも意外にシンプル。 見た目もコンパクトかつシンプルにまとまっていて、「手にしたら心地良さそうな」雰囲気は十分にある。少なくとも他の国産メーカの携帯よりは全然良い。 それだけにプラダの名を冠されてこの端末を「ブランド商売の一発屋」に貶めたDocomoの罪は重い気がした。