2008/05/28

【Diary】OSX vs XP

スラッシュドットジャパン:RIAベンチマークでOS XがWindows XPに敗北――Intel Macの場合

"The results for the different plug-in technologies aren’t too surprising since it’s regularly admitted that most companies spend their optimization time on Windows due to its larger install base. This argument doesn’t hold any water though when comparing HTML rendering on Safari/Mac against IE/Windows where there’s roughly a 1.6:1 advantage to the IE team. I can’t help but wonder if the core APIs on the Mac platform are creating any unnecessary roadblocks."


◎まあ要するにMacBook上のベンチマークでLeopardがXPに負けましたよ…と言う記事。 OSの世代違うじゃん?とか言うとMacユーザの負け惜しみに聞こえるし、 多分10.4とかその前(XPの頃だと、10.3かな?)だと更に遅い結果になりそうな気もする。
まあいくら高速だ! 高性能だ! と言われても、「セーブしようとした瞬間に飛ぶ」システムなんて使う気にならないけどね。
※今日、まさに会社で食らった。 こまめにセーブしろとは言われるけど、この場合どないせえっちゅーねん。

<追記>…なーんて思ってたら、こんな記事が。
ITmedia:Windows 7はVistaベース、新カーネルは無し
Windows 7では新カーネルを採用するのではなく、Vistaのカーネル設計やコンポーネント化のモデルを改良するとMicrosoftは述べている。ただし、そうした変更がユーザー体験や、アプリケーションとハードウェアの互換性に悪影響を与えることはないという。実際、同社はWindows 7の目標の1つとして、Vistaの推奨ハードやVista対応アプリケーションとの互換性確保を挙げている。
◎まあ、OSの体感速度がカーネルの構造ばかりに依存するとは思わないけど、互換性確保の前にやるべき事があるんじゃない? …と言うか、どうも互換性確保が様々な事に対する足かせになっている様にしか思えないんだけど…

※独占市場を構築してるなら、互換性を有る程度切り捨てた方が、設備転換を促してM$の利益に鳴るかも知れないよ?
まあ、皮肉だけど。

2008/05/24

【Diary】PowerPoint(2)

ダイヤモンドオンライン:トヨタグループが「パワーポイント禁止令」?

「社内の意識はまだまだ甘い。昔は1枚の紙に(用件を)起承転結で内容をきちんとまとめたものだが、今は何でもパワーポイント。枚数も多いし、総天然色でカラーコピーも多用して無駄だ」と苦言を呈したのである。(中略)
かつて奥田碩取締役相談役は、「トヨタの敵はトヨタ」と語った。米GM(ゼネラルモーターズ)を抜き、世界一の販売台数獲得が目前に迫るなか、そのトヨタOBは「特に若い社員は、かつての苦労を知らない。何も考えずに慣例的、事務的に仕事を処理したり、部品メーカーなどの取引先に傲慢な態度を取るものも少なくない」と指摘する。
 別の幹部は「自ら範を垂れずに、サプライヤーにコストダウンを強要してもついてくるはずがない」という。月は満ちれば、欠けるもの。慢心や傲慢、油断、嫉妬。“世界一”になること自体が大きなリスクと感じるトヨタ首脳陣やOBは多い。
 「いまこそ、意識改革の絶好のチャンス」と渡辺社長は言う。その意識改革とは、原価低減という単なる“節約”に止まらない、もっと深い意味合いがありそうだ。


◎ここで取り上げられたPowerPoint利用の最大の問題点は「ただ見た目だけ」「中身が無い」「要点が見えない」「報告と言う行為だけが目的な」パワーポイントの作成、しいてはそういう資料の作成に時間を割く「無駄」を排除しろ、と言う事だろう。
特に技術屋の作るプレゼンなんてのは、データやグラフだけをバン、と貼付けて、そこからの分析プロセスは全く触れられずに一足飛びに「結論」の文字が踊り、それがそのまま「議事録」なんつってメールで回される始末。 その資料から何を読み取れと言うのだろうか。

◎「仕事」があるステージを超えてくると、その重点は「手段を行使する」ことから「目的を達成する」、「手段を設計する」ことへと変化して行く。その過程においては目的のブレークダウン、既存問題点の抽出と分析、アイデアの創出と選定、予測される効果…といった論理展開、そしてそれを誤解無く伝達して周囲を動かすプレゼンテーションが必ず必要になってくる。
私が今やっているのはまさにそういうステージの仕事なのだが(…ってこれ、管理職の仕事だよなw)、最近の私はそれらに取り組むにあたって、あるテーマに関する「漠然とした論理展開」を構成するエレメントを、短い文書でPowerPointに書き留めておく癖がついている。

◎具体的に言えば「目的」「実施案」「分析結果」「効果」…といった見出し別にテキストボックスを作り、それぞれの項目について要点を16ポイント2行程度のフレーズにまとめ、必要に応じてExcel等で作っている図表や帳簿をPowePointのグラフに清書(そのままは持ってこない)書き出しておくのだ。
こうしておくと、いざ資料作成という段になってそれらのエレメントを取捨選択するだけでプレゼンのひな形が出来上がるし、説明する相手が目上でなければ(担当者ベースであれば)、それをそのまま説明資料にも出来る。 要はノートやメモ帳の代わりにPowerpointを使う訳だ。

◎PowePointはそのソフトの構造上、1枚のスライドに詰め込める情報量には自ずと限界がある。よって書き留められる内容はどうしても「絶対量」を減らさざるを得なくなり、しかし要点を書き損じれば自分が困る。 何よりもそんなものをPowerPointで作っても意味が無い。
時分が得た情報をいつでもプレゼンテーションに転化できる形態にしておけば、その情報を加工・発信する際の手間が省けるのだ。
勿論このへんは人それぞれで、マインドマッピングソフトやアウトラインプロセッサー、中には(物理的な)メモ用紙を使って似た様な事をしている人は多い。

◎しかし一方で、大多数の人に取ってはPowerPointは「ろくに整理もされていない情報」をいきなり清書する場、にしかなっていないのだろう。 だからプレゼン作成でウンウンと悩む羽目になったり、文字だらけで要点が無い資料になったり、内容が無いのに枚数ばかりが多かったり、意味の無い色彩やイラストが躍ってみたり…と言う、中身の無いプレゼンテーションをバンバン量産する羽目になる。
この記事においてトヨタの社長が言いたかったのは、そういう意識の低さ、情報処理への認識欠如に対する警鐘だろう。
「上司は何も判ってくれない!」とお嘆きのサラリーマンは、一度そのプレゼンを「何も知らないバカになって」読み返してみてはどうだろうか。

2008/05/19

【Diary】ラジカセへの回帰?

◎リビングで使っているミニコンポが微妙に不調。 通常の使用では何ら問題ないのだが,本体のボリュームつまみが何故か逆方向に動作したり回しているのに無反応だったり…多分エンコーダが読めてないだけだと思うけど、分解する勇気も無し。
まあ、思い返してみれば前のラジカセがぶっ壊れたのが2000年の11月。 足掛け8年近くも使ってるのか…

◎リモコンで使う分にはどこも壊れてないから買い替える必要も無いけど、最近興味が有るのが最近流行のコンパクトオーディオシステム。
もう本当に機能的にはCDプレーヤーとラジオと、外部入力端子があれば十分。 ディスプレイなんてEL管で十分だ. コンパクトで小音量でもしっかりと低域を鳴らしてくれる、スタイリッシュな奴がいいなぁ。
新婚旅行先のリゾートに置いてあった奴をみかけてから、ずーっと気になってるのだ。 ちなみに写真がそのオーディオ。 これがナリの割にいい音がしたんだ。(雰囲気に流されただけかもしれないけど…)

◎パラパラとサイトを巡ってると、やっぱり気になるのはBoseのWave Music System。 時々高級百貨店の家具コーナーに置いてあったりするアレだ。 上で書いた様なニーズにはバッチリ合うけど、ちと高い。(8万ぐらい) のと、ネットのレビューを見てると「低域が出過ぎ」と言う評判が多いのが気になる。 昔のラジカセがそうだったように、低域が出過ぎるのも考えものなのだ。(まあ、設置状況に因っても違ってくるけど)

◎国産だとコレ、ONKYOのCBX-Z20だろうか。 タイニー版WMSって感じがしないでもないが、iPodユーザの私としてはDock搭載なのがうれしいかも。 実売4万前半と手頃。 これならそこらの電気屋で音質チェックも出来る。 ただONKYOの5万円以下のモデル(FRとか)は、意外に腰砕けな音がしたりするんだよなぁ…

◎しかしこのあたり、タイトルに書いた様にまるで昔のバブルラジカセを探している様な感覚で、ちょっと懐かしくも思える。 何せ前使っていたのは、バブルラジカセ絶頂期のZS-6だ。 とにかくコンパクトで、定位は滅茶苦茶だったけど低域量が十分で、材質の軽さから来るブーミングはあったけど気軽に聞くには良い音だったのだ。
ミニコンポが本気でご臨終したら、購入も考えるか…あるいは嫁に買わすかw

2008/05/17

【Diary】今日の1冊:「本当にヤバイ!中国経済」三橋貴明著

◎ヤバいシリーズ第二弾、神戸滞在中のヒマ潰しに購入。今度は中国経済である。前著もそうだったのだが、経済専門書を読んでもサッパリ判らない経済指標を判り易くブレークダウンし、分析し、再構築する事で、高度経済成長と言いつつ砂上の楼閣にある中国経済の危険性をバッサリ切っている 勿論 著者の意地悪さも健在だ。
前著と異なる点として、前著はあくまで韓国経済単体にスポットを当てた分析であったものが、今回はアメリカサブプライムローン問題に端を発する世界的な金融収縮や、日本その他の国際収支の面から中国経済を斬っている。 その理由は「中国の数値は信用ならない」からだそうだ。

◎無論、中国経済を題材にしている訳だから中国の国際収支、GDPといった数値に触れないわけにはいかない。 そのためどうしても、内容に眉唾モノ的な雰囲気が有るのも事実ではある。 勿論それだけ中国と言う国が国際的信用に足る国家では「ない」という事であり、そのような国に対する投資や事業展開がいかに危ういものか、と言う証左でもあるのだが。
そしてこの本自体が最大に訴えている事はまさにその点であり、日本において流行り廃りで投資先を彷徨い歩く二流投資家や、それらを先導するマスコミに対する警告こそがこの本の主題なのだ。

◎私は経済素人ではあるが、中国への投資・事業展開の「チャンス」など、数年前…少なくとも2003年前後には…終わっていて、あとは単なる「二匹目の泥鰌」に群がろうとしているに過ぎない、と考えている。
この本でも触れられている事だが、「中国13億人の市場!」と喧伝するのは良いが、果たして本当にそうなのだろうか。
中国人民13億人の平均購買力がアメリカや日本や欧州の様に高ければ…判り易く言えば、市井の民が先端工業製品を購入し、技術発展の恩恵に与れる立場にあるならばそれで良い。 ところが中国の場合 …もう、この統計を見るだけでオチは見えている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の国内総生産順リスト

◎なるほど国内総生産(GDP)の値は高い(それが信頼できるかどうかは置いといて)が、一人当たりとなるととたんに順位が落ちる。 つまり一人当たりの生産性や収入が低く、平均購買力が低いからだ。 これではいくら日本が消費財や資本財を輸出しようとも、それを購入してくれる市場は「一定の生産性・収入のボーダーラインを超えた人数」しかいない。 最大格差が13倍とも言われる中国市場でその人数は果たして何人なのだろうか? 少なくとも13億人でないことだけは確かだろう。
(別にこんな分析をしなくても、庶民の立場で中国に訪れた事が有れば、「13億人の市場」が嘘である事なんて、肌で判る)

◎まあ私の様な何の力も持たない市井の民には、中国経済の隆盛がどうなろうとそれに抗う術を持たない。 しかし最低限の権利として「経済」と直結する「政治」の舵取りを選択する権利…つまりは参政権・選挙権…は持っている。
そんな中でこの本は、自分たち(自分だけ、でなく、自分を含めた社会全体)が豊かになる為には何を選択するべきか、選択する為にどのような情報を得て、どのように分析し、何を見いだして行く必要があるのか、を考えさせられる一冊である。

2008/05/15

【Traffic】神戸空港

◎GW前に引き続き、2回目の神戸空港利用となった。
羽田から約1時間、我が家から羽田までは車で1時間程度なので、神戸市内の目的地まではドアツードア3時間ぐらいなので、「関西に3つも空港があってどないすんねん」と思いつつも、便利なものである。

◎ともかくこの空港、使ってみるとえらく便利なものだ。 何せアクセスがいい。 ポートライナーでチョイと走れば阪神阪急JRが集中する三宮の街。 どこにでも行けてしまう。
乗るときは乗るときで空港設備が小さいのであっという間に搭乗出来る。 搭乗待ち合いに無料の無線LANスポットはあるし、タバコ飲みの私には喫煙所が近くてありがたい。(羽田の2タミで苦労するんだコレが!)
難点が有るとすればやたらに空港が小さいので店舗が少ない事位か。

◎この神戸空港、国内線利用時や船経由の関西空港利用時は駐車場がタダになる(らしい)など、とにかく利用者サービスに力を注いでいる。 それもそのはず、関西空港は国際線だから別格としても、伊丹との激しい競争にさらされているのだ。
個人的には騒音問題をタテに閉港を喚き散らした挙句、関西・神戸の開港とともに手のひら返しの様に存続を求める伊丹の姿は「天に唾」としか思えないのだが。

2008/05/06

【Maclife】iLife総動員大作戦! 結婚式DVDを作ろう! その4

その3はこちら

◎素材が出来た所で、いよいよiDVDでのDVD作りである…と言っても、既にiMovieから動画を転送した時点でiDVDは起動しているし、iPhotoからスライドショーを転送した時点でスライドショーのメニューボタンも出来ているので、実はあとやることはテーマの選択とドロップボックスへの素材の貼付け、ぐらいだったりするw

◎ドロップボックスには各種の動画を貼付けることになるので、その2で書いたように素材となる動画をあらかじめiMovieから書き出しておく必要が有る。ちなみに素材の尺は別にテーマに合っている必要は無いので、適当に張り付けるだけでOKだ。

◎一通り出来上がったら、再生モードで「実際にDVDになったときの挙動」でリンク抜けやおかしい点が無い事を確認し、いよいよレンダリング!
直接DVDに書き出すと毎回毎回レンダリングする羽目になるので、「ディスクイメージの書き出し」でイメージファイルとして書き出す。 これだとレンダリングは一度で済む。(実際のDVDへの書き込みは、ディスクユーティリティを使うことになる)

◎それにしても…レンダリングが長いっ!w 動画が約1時間、スライドショーなんて10分も無いのに、1枚分のレンダリングに5時間近くもかかりやがった。 画像では「残り3時間」と出ているが、一時間経っても減りゃしない。 その間、ヒマである。
こうして完成したディスクイメージファイルをDVDプレーヤー(アプリケーション)で読み込めば、通常のDVDと同じように視聴出来る。
とりあえずこれで完成だ!

◎…と言う訳で4回にわたったiLife総動員(あ、iWeb使ってない…)でのDVD作りだが、とりあえずの感想として「中間生成物がほとんど無かったな…」という点。 実際はファイルパッケージの中に生成物はいろいろ作られているのだが、とりあえず普通に操作する上ではその存在を殆ど意識する事がない。 iMovieやiDVD自体はファイルを作るが、そのファイル自体の場所が移動してもちゃんとそれぞれのリンク関係が追従してくる。Mac OS Xの柔軟なファイルシステムが成せる技、なのだろうか。
問題点が有るとすれば、ファイルパッケージの中に用途に応じた生成物をどんどん作るので、気がつくとHDDの容量を結構食っている場合が多い事だ。 特にiPhotoは調子に乗ってバカスカ画像を開くと大変なことに…
そのうち、HDD交換しようかな。 今のままじゃLogicもバージョンアップできないし。

2008/05/04

【Favorite】瀬戸内上空を飛ぶ(その3)

その1はこちら
その2はこちら


◎さて、高松市に戻ってきた所で、円座町上空で旋回。 すると…

◎おお! あれに見えるは我が母校!

◎我が母校ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

◎\(^o^)/オワタ

【Favorite】瀬戸内上空を飛ぶ(その2)

その1はこちら

◎さて高松港上空で左旋回して、瀬戸大橋を目指すものの、瀬戸大橋は残念ながらシーナリが用意されてなかった(海上の黄色い道路標示で、それと判る)


◎と言う訳で与島上空で進路を北に取り、瀬戸大橋に沿って飛ぶことに。

◎おおー、鷲羽山ハイランド。(左側にある小判型の建物がハイランドホテル) ここでバンジージャンプやったっけな。
真冬でもサンバカーニバルで盛り上がる(踊り子さんは寒そうだ…)潰れる潰れると言われつつしぶとく残る市民の遊園地。

◎鷲羽山を超えて旋回し、高松市に戻ると今度は駅のホームがきっちり見えた。 しかし箱シーナリは味気ないなぁ。 まあこんな地方都市じゃ仕方ないか…

【Favorite】瀬戸内上空を飛ぶ(その1)

◎せっかく面白いオモチャ(Google Earthフライトシミュレータ)を手に入れたので、ここはひとつ我が心のふるさと香川県上空を飛んでみようじゃないか。
と言う訳で高松空港ランウェイ08から離陸…って、滑走路なのにいきなり上り坂(しかも平坦でない)ってのはどういうことよ。

◎離陸後左旋回して中央通りを北上。 目指すは高松市市街地だ!

◎栗林公園上空。 県外人がよく「くりりん公園」って読むんだよな。 漫画の読み過ぎだ。
さてこのまま北上すると…

◎高松駅だ! と言ってもこっちからだと建物がジャマで、ホテルクレメントの建物しか見えないな。(しかも箱シーナリだから、判らない人には何が何だか判らない)
さて、海に出るぞ〜っと。

2008/05/03

【Maclife】iLife総動員大作戦! 結婚式DVDを作ろう! その3

その2はこちら

◎動画が仕上がったので、次はスライドショー作りである。 iMovieやiDVDでもスライドショーは作れるが、どうせ写真管理や補正でiPhotoを使うし、写真の順番以外特にこだわりはないのでiPhotoで作ってしまう事にする。

◎スライドショーを作る事自体は非常に簡単で、新規作成からスライドショーを作成し、使用する写真をフォトライブラリからコピーすれば良い。この時点でトランジションや写真の継続時間はデフォルト設定(初期値はトランジション:ランダム,継続時間3秒)が適用される。 勿論特定の写真だけ秒数やトランジションを指定してあとはデフォルトのまま、といった設定も可能だ。
写真の補正自体は通常のiPhoto同様の手順で出来る…が、実は今までRAW写真の補正は全てDPPで行っていて、iPhotoでの編集は初めてだったり。

◎iPhotoでの編集だが、ホワイトバランスの設定(基準白色の調整)が出来ない事意外は一通りの補正機能が揃っている。 このあたり、iPhotoをメインで使う人はAWBでの撮影が通常、と言う割り切りなのだろうか。 ただ実際の所いじるのは基準色温度とハイライト・中間調・シャドウの調整ぐらいなので、特に不自由する事はなかった。 どうせ普段からトーンカーブ調整なんかしないし、そういう微調整よりもはるかに「わかりやすい調整」が可能だ。

◎さてBGMだが、iTunesライブラリの曲を選択してBGMにする事は出来るものの、複数曲選択が出来ない。 であればBGMは別途、スライドショーの尺に合ったものを作ってやれ、と言うコトでGaragebandを使う。
iPhotoからスライドショーを一旦適当な解像度で書き出し、Garagebandに読み込ませる。
あとは2曲分のトラックを作ってそこにBGMとして使いたい曲を貼付けて、クロスフェードさせたい場所でトラックオートメーションを使ってフェードを行えば良い訳だ。

◎今回使った曲(画像見れば判るけど)は2曲目がかなり尺が長く、そのままやると2曲目の途中で尻切れとんぼにフェードアウトしてしまうので、一部切った貼ったをやって尺を短くしている。 ラジオエディットって奴ですかw
Logicのようにリージョン単位でのクロスフェードや急速フェードアウト等は使えないので、波形編集は結構神経を使う…と言いつつ、サンプル単位での切り出しが出来ないので結局はフィーリングで合わせてしまっている。 それでもプチノイズは出ないので、デフォルトで急速フェードイン/フェードアウト処理がされているのかもしれない。

◎BGMが出来たらこれをiLifeプレビュー付きで一旦保存し、iPhotoのメディアライブラリーでGaragebandの項目を見ると、スライドショーBGMとして貼付けられる状態になっている。 これを貼付けて、先に保存したiDVDのプロジェクトファイルを開いた状態でiPhotoから「iDVDに送信」すると、スライドショーがQuickTimeムービー形式で書き出され、iDVDに貼付けられる。
…と、この手順ならラクなのだが、この際に書き出されるQuicTimeはMPEG-4での圧縮がかかる。 画質を重視するなら、一度手動でH.264ムービーとして書き出し、iDVDに別ムービーとして貼付けた方が良いかも知れない。
さて、素材は揃った。 あとはiDVDでの書き出しだ!

【Favorite】フライトシミュレータ

◎実は以前からフライトシミュレータには興味があったのだが、ちょいと思い立ってMac版Google Earthのフライトシミュレータで東京上空を飛んでみた。
いやあ、なかなか楽しいぞコレw
マウス+MacBookのキーボードでの操作に慣れが要るのが難点ではあるが…


◎3Dモデルで描かれた東京タワーのそばを飛ぶ。 画面の黒い部分は別にマズい物が映っているのではなく、処理落ちに因るもの。
ウチのMacBook(Core2Dup2.0G、RAM2.0G、Tiger)では、3Dモデルを入れると急激に重くなる。 モデル無しなら非常に滑らかだが、モデルが無いと都市上空が真っ平らで面白く無いんだよね。


◎旋回中に見つけたお台場パレットタウンの観覧車。
テクスチャ有りの3Dモデルだと、こういうランドマークがあって面白い。 ただし大都市圏限定だが…

2008/05/02

【Diary】虚無感

◎DVDづくりとは直接関係ないけど。

◎2時間の動画を4時間かけてH.264エンコードして、終了直後に気がついた


「チャプター入れ忘れた…」


この虚無感ったらもうw


(5/3追記)
その後判明した事として、iMovie HDではチャプター付きH.264を書き出せない事が判明。
(iPod用に書き出しても、チャプター情報を反映してくれない)
と言う訳で一番良いのはiMovieで編集→Garagebandに送信して、Garagebandで書き出すことのようで。
これならiPod対応・VGAサイズのH.264を書き出してくれます。
しかも、何故かGaragebandのほうが書き出しが高速。 シングルパスエンコード? いやいや…

2008/05/01

【Maclife】iLife総動員大作戦! 結婚式DVDを作ろう! その2

その1はこちら

◎さてiMovie HDにムービークリップが読み込まれて、まず最初にやる事はクリップの分割だ。08だと範囲指定してプロジェクトに放り込めばクリップが出来上がるので比較的簡単なのだが、HDの場合クリップの分割位置に再生ヘッドを持ってきて「クリップを分割」を繰り返し、これをタイムラインに並べて行き、トランジションを繋げて行く。 08よりもトランジションの種類は豊富なのだが、あんまりゴテゴテとトランジションを多用するのも素人っぽくてイヤ(まあ、素人だけど)なので、殆どはクロスディゾルブで処理する。
ちなみにヘンなエフェクト入れたり字幕言えたりも殆どやっていない。 あんまりミーハーな作りで見た人がドン引きされても困るしね。
(まあ、結婚式のDVDなんて誰が見るんだよ、と言う気がしないでもないが…)

◎次にタイトル入れ。 せっかく08でなくHDを使うのだから、タイトルテーマを使ったインタラクティブな作品にしてやれ…と言う訳でテーマを読み込み、ドロップボックスに表示させたいクリップを放り込むと…あれ? どのクリップを放り込んでも、分割した最初のクリップの先頭から表示される。 なんじゃこりゃ?
細かい事は判らないがどうやらドロップボックスでのクリップ再生は「そのクリップの元になっているムービーファイルの先頭から」再生されるもののようなのだ。つまるところ、ドロップボックスで任意の場面を再生させたければ、その場面を別のムービーファイルとして一度書き出して再度読み込ませる必要が有るようだ。

◎と言っても作成自体は難しくない。 ドロップボックスで表示させたいムービーを含んだクリップをタイムライン上にコピー(元のクリップは残しておく)して、不必要な部分をトリミングして一度クリップライブラリに戻す。 あとはクリップを選択した状態でQuickTimeムービー(モト動画がDVなら、DV−NTSCストリーム形式)で書き出せば良い。
なお、このドロップボックスの仕様はiDVDも同一なので、あとあと使えそうな素材があったらどんどん書き出しておこう。 どうせ長くて10秒も無いので、書き出しは1分も有れば終わる話だ。

◎で、タイトルテーマを入れると、今度はタイトルテーマの中と、その後のムービーが同一の内容になり、なおかつ音声がいきなり始まってしまう。 これはこれで見てくれが良く無いので、尺合わせをする。
「リフレクション」のチャプターテーマは画面がぐぐーっと寄った後、白くフェードアウトして行く、と言うアニメーションなので後半のフェードアウトを切り飛ばし、アニメーション先頭からの時間を計測して、その後に続くムービーの先頭をトリミングする…だけだと合わなかったりするw最後は気合いで1フレームづつ調整して尺を合わせ、くっつけてからムービーの音声を抽出し、音声開始点をアニメーション先頭まで引き延ばす。 あとは適当にフェードインをかければ終了。 文章で書くとあっという間だが、この処理だけで1時間ぐらいかかったw

◎一通り出来上がったら,「iDVDに送信」でiDVDに書き出す。 すると自動的にiDVDが立ち上がって、再生メニューとチャプターメニューが構成されたDVDプロジェクトが生成される。 この時点でメニュー等のテーマは有り合わせのものになっているが、あとからいくらでも変更が利くのでこの時点では書き出し(とiDVDでのエンコーディング)が出来上がり次第、iDVDのプロジェクトファイルを保存しておく。
さて、次はスライドショー作りだ。