2005/08/26

【Car】RX-8に思うこと

◎実兄の書記長がこの夏休み期間中、我が家に尋ねてきて、所用でRX-8に乗る機会があった。
書記長曰く、「ハンドルもアクセルも遊びが無く、操作がダイレクトに反応する車」とのことだった。
また、夏休みの少し前に知人にRX-8を貸したところ、「気がついたら140km/h出ていた」と言うコメントを頂いている。
確かにRX-8は一般の車と比較すると少々神経質なきらいが有るかも知れない。自分は欧州車に乗った事が無いので想像の粋を出ないが、おそらく「ダイレクト感のある車」と言うのは、こういう事を言うんだろう。

◎国産車(特に最近のコンパクトとかミニヴァンとか)の操作感や足まわりが基本的にダルなセッティングになっているのは、居住性を考慮してのことであると最近知った。
なるほど。
8人フル乗車のミニヴァンが発進や停止のたびに運転手を除く7人が頭をガクンと振っていたら…ハタ目には笑えるだろうが正直そんな車は嫌だ。
だからこそ逆にRX-8の運転は気を使う。
自分ひとりが乗っているだけなら何とも思わないが、やはり自分の運転操作で同乗者の頭をガクガク揺さぶってしまうのは気になるし、先ほど書いた8のダイレクトな操作性というのは、同乗者にとっては不快なものでしかないのだろう。

◎結局最近の車が車好きにとってツマラナイものであったとしても、それは市場が求めたものなのだ。
企業とて慈善事業ではなく金儲けが主体である。
どんなに優れた車でも売れなければ価値が無いのだ。(少なくとも企業の理屈においては、ね)
逆に言えば企業に把手の製品価値を決めるのは我々顧客である。
どんな自動車が優れているか、と言うのはケースバイケースで一元論で語れない部分ではあるが、流行に流されない自分にとってのBestを選択できる目を、我々顧客が身につけて行けば、世の中の車はもっと面白くなっていく。

◎そして今日もRX-8のハンドルを握り、ふとこう思うのであった。
「この車を選んで良かった」

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