2008/02/14

【Diary】アーカイブ整理

◎昨日ひょんなことから大昔使っていたYAMAHA MD4(MD Dataを記録媒体にした4tr MTR)の動作確認をする事になり、その中で手持ちのMDを再生してみると、なんと10年近く前(「Tokyo Diaryを立ち上げた頃)に作っていた楽曲のマスターがぞろそろと出土。
中には「当時HPにアップする為に作成した音質の悪いMP3」しかデータが残っていないものもあり、これを失うわけにはいかん!と思い立ってしまったが吉日。
今日はミニコンポのMDをMacに繋ぎ、Garagebandでシコシコ録音。 過去楽曲のマスターデータアーカイブを作成してしまった。

◎10年ぐらい前っつーと、音源はSC-88しか使ってないものばかり。本当はW7もMU80もあったんだけど、シーケンサーの仕様上MIDIを2ポートしか扱えなかったのと、MD4が来るまでオーディオ入出力も足りなくて3つを同時に鳴らしたデータが存在しないのだ。
で、会社の当時の同期からMD4を2万円かそこらで入手して、入出力の問題は解消したけど今度はPCがむちゃくちゃ貧弱で「シーケンサーを走らせながら録音」なんて絶対無理で、一旦全部MD4で録音して、それを再度PCに録音し直すっていう力技で曲データ作ってたんだっけ。(MP3に変換もしてたんだけど、5分の曲をエンコードするに20分、しかも音質は壊滅的に悪かった!)

◎MD4での録音も今から考えると思い出深い。MD4っていうMTR自体、(YAMAHAの録音機材らしく)すごく素直な作りになってて、グループバスの概念とかが判り易くて勉強になった。MU80をセンドリターンエフェクトとして繋いでトータルリバーブ処理をやったり、同じくMU80をインサートで繋いで遊びでボーカル録音をやり、聞きかじった「ボーカルはコンプで処理する」と言う話を真に受けて延々悩んだりとか… 貧乏自慢じゃないけど、AW4416へのスムーズな移行や今の録音・音響知識はMD4で苦労しまくった結果なんだろうな。

◎そんな苦労の結晶を今聞くと、SC-88の音って笑っちゃう程淡白なのね。 当時はピーク潰しもやってないから音量感も小さくて、全体的にセンの細い音。
でもそれが妙に楽しいんだよね。 今だったら絶対こんなMIDI臭い音使わないけど、当時はこれで夢を見ていたんだなぁ…と思う。
作曲とか打ち込みとかそういうのをやり始めた時期の曲ばっかりなのですっごく拙いものばかりなんだけど、それを横に置いといて、今自分の中に有るものでリライトしてやりたい作品、いくつかあるんだよね。 「秋茜」の原型ともいえる「アキノソラ」とか。
気が向いたら,やるかも。

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