2010/12/03

【interior】ワークルーム再構築!! 前編

◎長年私のワークルームの中枢となっていたメタルラック。 AW4416を中心としたミキシング作業にはもってこいの環境だったが、DTMから事実上足を洗ってピアノ練習に専念している現在では、このメタルラックは少々仰々しかった。 また、照明をスポットライトにしたところスポットの光軸でメタルラックの影が壁に映ってしまい、少々美しくない。
また何よりAW4416…単体MTRという機材自体がもう時代遅れで、AWの入力キャパシティを必要とする程の機材量ももう無い。 ならば、もっとコンパクトな環境に組み直そう!! と思い立った。

◎思い立ったはいいが設計(選定)は困難を極めた。 何せ、以下の条件をクリアする必要があるのだ
・座った際に自分の目線より高い家具は設置しない
・スピーカーの設置位置(というよりツィーターの軸線)の降下は最小限に抑える
・極力、一つの家具で現在メタルラックにある荷物を全て納める
・AW4416は撤去し、代わりにモニターミキサーとして使用可能なオーディオi/Fを導入する
・電源類は一つに納める(=現在使用のパワーディストリビュータはそのまま使用する)
・掃除を楽に (メタルラックは脚が低過ぎて掃除機が入らず、埃が溜まっていた)
荷物の収容に関してはExpeditの容量で行ける(もともと荷物をKassetに詰めていたのは、Expeditの導入を視野に入れていた)のは判っていたが、他の条件は事実上「ラックシステムはそのまま残す」ことを意味する。 Expeditの1区画の幅はラックのそれより遥かに狭いため、Expeditだけでは収まらない。 最初はSKBあたりのハードラックケースを買ってきて立てておこうかと思っていたが、ふと楽器屋で見かけた合板のラックケースを見て「これだ!!」と思い立ち
、最終的に「ラックケースとExpeditにCAPITAの脚を取り付けて高さを稼ぐ」という方向性が決まった。 これならExpeditの上にモニターSPを置いても、モニターの設置位置の降下は最小限に抑えられるし、掃除も楽だ。

◎最後まで選定に悩んだのはオーディオi/F。 入力が最低でも10本(2アナログ+8ライン)、パラアウト4系統が必要なので、これを基準に機種選定するとFireWireではensemble、Safire、828あたりが候補に残る。 しかしFireWireにしてしまうと、Mac側が最低でもMacbookPro13in以上の機種が必要になる。 極力PCへの投資は抑えたいので、やはりUSBか…USBはせいぜい2in2outの安物しか無いんだよな…と諦めかけていた所、さすがMOTU。 UltraLite mkⅢ hybridなんてな機種があるじゃないか。 USB・Firewireハイブリッド、10イン14アウト、CueMixでラックマウントミキサーとしての使用も可能。 アウトボードへの入出力をS/P DIFにすれば、まるでウチの環境にハマるためにあるような機種があるじゃないか!! と言うコトでi/Fはこれに決定。

◎設計が決まった所であとは調達だ。 サウンドハウスにラックケースを注文し、11月の最終週の週末、酷い風邪を引いてフラフラになりながらもIKEAと楽器館を回って必要物品を購入。 そして週が開けた12/1、大掃除の名目で有給休暇を貰い、いざ作業開始!!
以下、次回。

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