2008/03/09

【Sound Works】マルチテイク・スワイピング@Logic

◎さて、録ったからにはミックスダウン…の前に今回はひと手間入っている。 それはマルチテイクスワイピングだ。 今回はオケ・カブセ共いくつかテイクが有り、軸と鳴るOKテイクがあってもそれ以外に「部分的にはこっちのほうが良い」と言うテイクが有るので、それを抜き出して一つのテイクにまとめてやるわけだ。 他にも
・今まで何回か録ってきたギターソロやコーラスで良かったものを素材として使う
・AWの性能上使用出来ないエフェクト音等をあらかじめ作っておく
と言う目的もある。

◎手順としてはAWExtract経由でオーディオファイルを抜き出し、これをLogicに貼付ける。 あとは複数テイクを聞き比べながらリージョンを切り刻んで貼付けて、切り替わりのポイントで出るクリックノイズを高速クロスフェードで除去して…の繰り返し。 かなり、ヒマな作業であるw
しかも本来であれば、マルチテイクスワイピング(コンピング)はLogic8でやるべき作業なんだろうが、まだ8にバージョンアップしていない。 よってVer7での作業…
Ver7だと複数テイクの再生切り替えにいちいちミュートボタンのオンオフを繰り返すので、結構面倒くさいのよ。

◎まあ、単にBPMの合った複数テイクを繋ぎ合わせるだけとか、ミスタッチの修正をするとかだったらそれほど難しくも無いのだが、「以前の録音素材をトラックとして使う」、となると、写真のような大変なことになる。 何せこのバンド,毎回クリックを使わないで演奏するので、録るたんびにBPMが違うのよw
写真はギターソロで、単純に「発音の始まり」で切ってしまうと物凄く不自然になる。 ピッキング前の一瞬のスライド音とかを含んだ形で切り刻むのだが、これを波形から読み出すには神眼が要る。 特に歪みギターは波形が潰れててもう大変…
…まぁ、結局はフィーリングなんだけどw

◎一通りスワイピングが終わったら1トラックづつバウンスしてWaveファイルを作り、これをCDに焼いてAWに戻す訳だ。 …Logicでそのままミックスダウンした方が、絶対作業効率良いんだろうけど…生音ソースの場合フィルタ(特にHPF)を多用するので、シェルビング固定のExpressのEQではちょっと役不足なのだ。 うーん、Pro入れときゃ良かったかな…

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