2010/09/03

【Diary】そしてこの日がやってきた

◎9月3日。 まあ、世間的には「誕生日」ってやつだ。 20歳と156ヶ月。 世間的には「33歳」というやつだ。 だからどうしたという感じがしないでもないんだが…もう本当に、20台後半位から、自分が「何歳である」と言う事にあまり執着が無くなった気がする。
いや、あるにはあるのだが。 次男坊コンプレックスの悲しい性で、どーもやっぱり「尊敬の価値が無い年上」への嫌悪感だけは拭えないのだが。
ま、それはいいやw

◎最近はBlogどころかTwitterすら停滞気味。 全てはS90XSと、ピアノ・レッスンというふたつの要素。 これが私の生活を一変させてしまった。 …考えようによっては、15年寄り道して「元に戻った」と、言えるかも知れない。
4歳から15歳までピアノを習っていた。 年不相応な曲も弾いていた。
が、どうしても「譜面をなぞって行く」と言うクラシックピアノの基礎部分に「作業的なモノ」を感じ、中学時代にPopsの世界に触れて、「自分なりの音楽を楽しんでみたい」と言う若さ故の思いのもと、一度ピアノを離れた。

◎それから15年。 DTMを続ける気力はすっかり無くなった…と言うか今度はDTM自体が作業的に思えて、またDTMをやるために「音楽」とは程遠い知識や世界をたくさん見て、何よりも「DTM」と言う世界そのものが嫌いになって、音楽から離れようかとも思った。 でも鍵盤は捨てられず、やもめに戻って余った時間をただ無目的に鍵盤に当たり散らしていた。

◎そうするとどうだろう。 ふと気がつくと2時間も3時間も、時間を忘れて鍵盤に没頭しているじゃないか。
…ああ、思い出した。 子供の頃から、私が胸を張って「私はコレができます!!」と言えるもの、それが鍵盤だった。
目立つ特技じゃないし、出来なくても別に困る話じゃない。 それでも鍵盤が弾ける事は、自分の誇りだったじゃないか。
そう思うと、もう一度ピアノを習い直そう、15年のブランクは埋められないけど、自分が楽しくピアノを弾ける能力を取り戻す、
それなら出来るかも知れない。

◎そう思って、6月から15年振りにピアノ・レッスンを再開させたら、BlogもPCも家事も、欲しいものすら放ったらかしでピアノに熱中する毎日になった。 中学生レベルの譜面だから、とてもヒトに聞かせられるモノじゃない。 練習に時間を取られて部屋にこもりがちにもなった。
それでも、ここ最近の日々には満足してる。 自分が好きだった事、自分が好きだった自分が、なんか取り戻せる様な気がしてきた。
…去年の9月3日から1年、大きく変わったのは,そんなところだろうか。

1 件のコメント:

acatsuki さんのコメント...

実にイイ話だと思います。私も似たようなモチベーションだけで音楽に関わっていると思うことがよくあります。

私の場合は、外界とのエネルギー=優秀なミュージシャン仲間との接触がバランスを元に戻してくれるみたいです。