2005/09/20

【Car】RX-8点検

◎RX-8の走行距離が25000kmを超え、リコール対策葉書も来たのでまとめて対応することに。
今回のリコールの内容は
・ロアアーム部品不良による破断の恐れ→部品Lotをチェックし、不良品なら交換
・ECU不具合による燃料タンク溶融→燃料タンクに熱対策追加、ECU書き換え
と言うもの。2個目はパッと見ると良く分からないが、要は高回転高負荷状態の直後にアイドリングを行った場合、アイドリング回転数が低すぎて排気流速が落ちる事で触媒が過熱し、燃料タンクに被害が及ぶというもの。

◎RX-8はスロットル・インジェクタの制御がフライバイワイヤで行われており、エンジンの負荷状態やそれまでの使用状態(特に水温と排気温)によってスロットルを細かく制御しており、今回はその不具合と言うわけで、ECUの書き換えが行われた。
が、点検が終了して店を出た途端、異変に気づいた。
通常のアイドリングは問題ないが、クラッチを抜いてアイドリングに戻す際に回転が下がりすぎ、ボゴボゴボゴと言う音と共にハンチングを起すではないか。
急いでディーラーに取って返し、再点検。
展示車のRX-8(こちらはECU書き換え未実施)があったのでそちらで再現を試みるが展示車は再現取れず。
一方こちらは水温が低いうちは再現性がある事が確認できた。

◎再度アイドリング回転数の設定をしなおしたところ症状は解消。
その後コールドスタート状態からの再現を試みているが今のところ再現症状は出ていない。
今回のECUファーム書き換えは、「高回転・高負荷状態を維持した状態」の対策という事で、全ユーザに対する発生件数比率で考えればレアケースと言い切っても差障りなさそうだが、そうはいっても安全に関わる話なので市場対応、と言った感がある。
私自身メーカに勤める身、しかもこういう品質不具合情報に携わる身分であるため、非常に複雑な思いがした。

◎関係ないが、この日は朝から免許の講習に出かけてみると講習会場が結婚式場で、講習中に上を見上げるとミラーボールが輝いていて、ちょっと頭を抱えてしまった。
東京に居たときは常に運転免許センター(わりと部屋から近かった)に足を運んでいたので、警察署での講習手続きは初めてだったが…
結婚式場で講習をやるとは夢にも思って居なかった。

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