2005/09/06

【Diary】お土産うどんの傾向と対策

◎最近「讃岐うどん名店探訪記」なるシリーズが売られており、その第2弾で「綾南町の田村うどん」なるものが売られている。 東名道の足柄SAや中央道の談合坂SAで見かけたときは「なんで?」と思ったものだが、今回スラ君が襲撃の手土産にこれを1個持ってきてくれた。 結局は通販用のパッケージであり、本物には勝てないとは判ってはいるものの、 何せあの田村である。 去年の今頃2日で9件回る地獄のツアーの中でトップクラスにうまかったあの田村である。 これは食わねば。

◎中身は2玉分の生麺3パックと濃縮だしのみ。 ネギやその他の具は自分で調達しろということである。 しかし関東近辺で万能ネギはなかなか入手が難しいので、ネギは諦め、プレーンで冷やし(所謂「ひやひや」モード)で食うことに。 約14分だ。 相方の嫁入り荷物の中に深底鍋があったのでこれを拝借して大量の湯を沸かし、 茹でる事14分。 カトキチなんかで売られてる冷凍麺とか乾燥麺だともう少し短くてもいいが、本来讃岐うどんの場合ゆで時間はそれぐらいかかるのだ。 その後冷や水で締める。 水道水では温度が知れているので、氷水を使う。

◎濃縮だしを規定量の水で希釈すると、なるほどあの透き通るきつね色のダシが出来上がる。 早速器に盛りズルっと一口食って見ると… …えー、再現性は結構良いと思います。 麺は茹でる条件に影響されるので1回食った程度じゃ何とも言えませんが、ただ硬いだけでなく、だからと言ってブチブチ切れるような事もなく、まぁ言わば「麺通団に行って、ちょっとタイミングが悪かった」ぐらいの麺のレベル…要するに普通に食えて普通に「あ、讃岐の麺だ」と認識できる麺になっている。 それよりもダシが秀逸。 ここは田村のあの「最初はカツオが香り、後味にいりこが舌に焼きつく」といった感覚を見事に再現。 東京近郊で食える「ちゃんとした讃岐うどん」はどれもいりこが強くてインパクトにやや欠ける印象がある分、完璧とはいわないまでも田村の特徴であるカツオの風味がちゃんと生きている。

◎総合的に見れば、お土産や通販で買える代物としてはなかなかのレベル。 この「讃岐うどん名店探訪記」は他の店もシリーズ化しているので、機会があったら他のも買って見よう。 6玉で1000円なら安いものだ。

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