2007/08/13

【MacLife】iLife&iWork'08

◎Leopardのリリースまでメジャーバージョンアップは無いかと思っていたが、iLifeとiWorkの新版がリリースされた。 しかも「'07」でなく「'08」としてのリリースだ。 早速2本とも購入…つーても、ワーキングユースとホームユース,2本のスイート合わせて2万円行かない値段で、ある程度の機能制限があるとは言っても基本的なアプリケーションを網羅出来るのだから素晴らしい。 ワープロと表計算だけでアホみたいな値段を取られるのとは大違いだ。(え、何処の話だって?)

◎iWorkの目玉はなんと言っても表計算ソフトのNumbers。 特徴である「自在に配置できるスプレッドシート」 感覚的に言えばWordやPowerPointのページにOLEでExcelの表を貼付けるのに似ているが、シート(ページ)内に配置した各スプレッドシートの串刺し演算や、ページをまたいだ数式・グラフ参照等も可能なので、Excelを遥かにこえた自由度でのドキュメント作成が出来る。 DTPにも感覚的には近い。
操作系はMacアプリの特徴を良く押さえており、OSや他のAppleアプリにも通じた操作系…言い換えれば「他のMacアプリである程度慣れれば直感出来る操作性」になっている。 MS-Officeからの乗り換えだと最初つまづくが、これはすぐに慣れられた。
不満点としては関数がまだ弱い(私が使用している範囲ではFrequencyやNormsdist等の統計関数が使えない)こと、フィル回りや関数構文で融通が利かない部分がある事、全体的な動作がやや重い事か。(iWork系が重いのは昔から有名なのかな…) とはいっても9800円のソフトでここまで出来るのだから上出来。

◎一方でiLifeはiMovieが最も変更された…らしい。「らしい」というのは、私自身がiMovieをあまり使っていなかったからだ。
iMovie'08はスキンが大幅に変更され、iTunes風に素材ライブラリを管理する「イベントライブラリ」と、作成しようとするムービーの管理を行う「プロジェクトライブラリ」の2ペイン構成となった。
イベントライブラリはビデオだけでなく、オーディオ、静止画、タイトルスタイル、トランジション等がライブラリ化されており、そこから素材を選んでプロジェクトに貼付けて行けばムービーが完成する。 '06と最大に違うのはスタイルの概念が無くなった事で、'06が一定のスタイルの中にムービーを収める形式であったのに対し、'08はムービー素材をトランジションで繋げて作成して行く、と言うスタイルになった。 これには賛否両論あると思うが、シンプルなムービーを作成するには良い変更点だろう。
(おそらくは、iMovieを使用していたユーザの多くがスタイルを使用していなかったのかな?)
ちなみにiLife'08ユーザーはここでiMovie HD'06のダウンロードも可能なので、必要に応じて使い分けるのが良いだろう。

一方で廉価高機能(?)シーケンサのGaragebandは、Magic Garagebandという「良くわからない機能」が追加になったりもしたが、音楽作成と言う意味での機能強化がいくつかある。
マルチテイク録音対応、ビジュアルEQの装備、そしてテンポ/エフェクトオートメーションに対応した事だ。 個人的にGaragebandは「Logicまでいちいち使ってらんねーよ」的な、カセットMTRな雰囲気で使うのがベストかなーと思っているが、そーいう使い方が前提ならこれらの新機能はかなり魅力的だと思う。 今回は掘り下げる時間(と気力)が無いので、また別途レポートしよう。

0 件のコメント: