2005/10/07

【Car】車について

◎池袋のアムラックスで新型Vitzの展示車を見る。 運転席に座って見ると、フロントエンドの位置がまったく見えない。 最近のコンパクトカーはトール&ショートボディなので、ボンネットがキツい角度で切り落とされ、運転席からの見切りの視界に入らなくなっている。 フロントウィンドウの下稜線から見切った先端がボディ先端になるようにうまく設計されているのだが、果たしてこのようなパッケージングで車両感覚をどのように掴めば良いのだろう、と少し考えたりした。

◎などと思っていたら、今度は同僚のワゴンRに乗る機会が出来た。 外部機関に試験に行くのに、機材がでかすぎてRX-8には積載出来ないからだ。 そのワゴンR、よく田舎で見かける「ヤン姉仕様」なフルエアロ+白ハンドルカバーと言う、ちょっとヨソの会社に行くには恥ずかしい仕様である。 持ち主は至って真面目な奴なのだが、嫁さんの趣味らしい。 ちなみに通称は「スーパーチョロQ」

◎で、そのワゴンRだが、やはり普段乗っているのが超神経質なRX-8なので、そこからすると全ての反応がダルに感じてしまうのは事実。 ハンドル切っても曲がらないし、アクセルも思いっきり踏まないと加速せず、少々のアクセルコントロールでは車は何の反応も示さない。 ブレーキも、ラフに踏んでも細かく踏んでも利き方は大体一定。(利きが弱いわけではなく、むしろよく利くブレーキではあるが) ただ、不思議とよく走る。 力強いとかそんなんでなくただただ「トコトコと走る」といった感覚。違和感があるのは操作感だけで、走行性能やパッケージングそのものはよく出来ていて、気楽に方の力を抜いて運転できる。

◎少なくとも、運転と言う行為が何かの「手段」であるならば、コレのほうが疲れなくて良い。 RX-8の運転感覚はまさに運転行為そのものが「目的」である人のためのものなので、運転そのものを楽しもうと思っている人には良いが、何かの目的を達する為の手段に使おうと思うと、確かに疲れるだろう。 ではコンパクトカーはどうなのか? 間違いなくこれらも「手段」のデバイスである。 近所に出かける、買い物に行く、遊びに行く…といった目的を達する為の「移動手段」であることがコンパクトカーに求められる最大の命題であり、そこには「目的」の観点からのパッケージングは不要なのだ。

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