【Diary】楽器屋レポ
◎かなり久しぶりに都心の楽器屋に繰り出したので,触った機材のレポ。
◎KORG M3…パッと見「へっ?」と声に出そうな安っぽい作りなのと、本来筐体全体に振り分けられる操作子を全てモジュール内に収めた事に依るパネルの窮屈さが気になった。 サウンドは善くも悪くもKORGの音。 と言うかこないだのMOTIF XSでもそうなのだが、前世代のフラッグシップモデル(MOTIF、TRITON)でPCM音源としては完成域に達してしまっているので、数年前の様な「モデルチェンジ毎に目の覚める様な感動」はなかなか味わいにくくなったと思う。
◎YAMAHA MOTIF XS8…改めてもう一度ピアノ鍵盤で弾き倒し、その上でS90ESと弾き比べて、なるほど確かにS90ESよりもダンパーレゾナンスをはじめとした細かなリアリティは圧倒的にXSなのだが、果たしてそこまでの機能の為に30万を出す価値があるか?というのが正直な所。 特にMOTIF XSはステップシーケンサーも無いので尚更「フラッグシップモデルとしての価値」以外がなかなか見いだせずにいる。
寧ろ期待をするべきはおそらくはXSをベースとして開発され、かつ価格が下げられるであろう次期Sシリーズなのだろうか。
◎KORG Kontrol49…デカイ! 奥行きがあるので非常にデカく感じる。 ただデカイだけあって各操作子の間隔が適度に開いていて使い易いし、鍵盤タッチも悪く無い。(YAMAHAのFS鍵盤を流用しているのだろうか?) モノとして悪く無いがとりあえずこのデカさと、3万円近いと言うその値段がちょっと購入を躊躇させる。
◎KORG microKontrol…ぶっ壊れたPCRに変わるMIDIコンの第一候補。 やはり奥行きはあるのでそこそこモノは大きいが、パッド等も含めて考えればやはりコンパクトにまとまっている。 ミニ鍵盤は演奏性は無いに等しいがデータ入力用と割り切れば十分。
何よりもシーン切り替えが簡単(シーンボタン→パッドで選ぶ)なのが良い。 トランスポーズは持たないが、私はオクターブシフトさえ出来れば問題ない(トランスポーズはソフト側でやってしまう)。
◎KORG Legacy Collection DIGITAL EDITION・WaveStation…20年近く前の音源なのに全く色あせない…と言うよりも今だからこそ余計に輝く超デジタル臭な変態シンセ。 ベクタースティックを弄っているだけでもダイナミックに音色が変化し、レゾナンスがついたフィルターで更にえぐい音に化けて行く。 いやあ、噂には聞いてたけどWaveStationってこんなに変態だったのね。
んでもってこのプリセットの多さと来たら。 音色を弾き倒しているだけで1日終わりそうな勢い。 音色作りは複雑過ぎてできそうにはとても思えないけど、プリセットを選び,それを弄り回すのがWaveStationの正しい使い方(なのか?)と考えれば,これほど楽しめそうなシンセもなかなか無さそうだ。 これは「買い」か?
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