2007/12/13

【MacLife】結構使えるGarageband

今日はGaragebandネタ。
Garagebandといえば「気軽に音楽作成を楽しめるソフト」と言う位置づけだが、内部的には簡易的なMTR(DAW)である。 ではGaragebandはDAWとしてどこまで使える代物なのか?を検証してみた。
…とは言ってもMacで直接録音していられる程ヒマでもないしネタも無いので、先日のリハスタ録音で録ったジャムセッションの音ネタのミックスダウンに挑む事に。

◎ネタ自体の録音が出来ているので、AWのソングデータをCD−RWに焼き付け、WinodwsPCからAWExtractでトラックデータを抜き出す。 で、生成された各トラックのWavファイルをGaragebandの「リアル音源トラック」にペタペタと貼付けていけばトラックの生成は終わり。 オーディオファイルが並ぶと、DAWチックな雰囲気が出てくる。

◎で、まずは音量バランスを取る訳だが…Garagebandには専用ミキサー画面が無い。 各トラックの戦闘部分にある横方向のスライダーがフェーダに相当するのだが、慣れるまではちょっと「横方向のフェーダ」は扱いづらいかも知れない。
ただフェーダを動かすとそれに応じたdB値がポップアップされるのは便利。 フェーダの動作はMightyMouseのボールでも行える。
パンボットもここで調整するが、+64〜-63,と言う調整値範囲が「ああ、これはLogic系のエンジンを使ってるんだな」と気付かされる。

◎お次はEQ…っと、Garagebandには「ビジュアルEQ」と言うネイティブのEQが装備されている。
こいつはHigh・Lowがシェルビング、Midの2個がQ固定で、±24dBのパラメトリックEQだ。 AWやDAWのフルパラメトリックEQに慣れると少々物足りないが、まあ「パーソナル卓での音質補正」程度と割り切れば、効きも素直そこそこ使える、 デジタルEQで気になるのは位相狂いだが、AWのそれよりは比較的位相も保たれ、素直に効く印象を受けた。
なお、「Analyze」チェックをオンにするとFFTの周波数分布が表示される。 こいつは便利だ。

◎エフェクトはゲート(スレッショルドのみ)、コンプ、4スロットのインサート(AUプラグイン使用可)、エコー/リバーブセンドを持つ。
コンプは一応主要4パラメータを押さえているが、ゲインリダクションメータが無いので耳だけで判断する事になり、ちとツラい。
インサートはコーラス、エコー、フランジャ、フェイザ、フィルタ等の基本的なものから、アンプシミュレータ(ベースアンプシミュレータ)やオーバードライブ等の歪み系、ビットクラッシャー等も備えており、感覚的には「SPX等のマルチエフェクタ」に有るぐらいのプログラムは持っている。 特にアンプシミュは、気軽に宅録したいひとには有り難いかも。(まあ、今回はあらかじめ録音したネタを使ってるけど)

◎…っとまぁこんな仕様なので、完結型作業に使うには流石に厳しいが、デモテープや曲アイデアスケッチの用途と割り切れば、非常に贅沢な仕様であると言える。
実際ラフミックスを作ってみて、勿論出来上がりの完成度は「完全」とはいかないまでも、デモとしては十分なレベルのものを作り上げる事が出来た。
操作性も決して悪く無く、iLifeらしく必要最小限に画面情報を抑えたインターフェースなので初心者にも判り易く、ミキサーもステレオミックスのみ(パラアウトやAUXの増設には対応していない)なのでDAWで最も陥り易い「信号の流れが見えなくなる」事も無い。
また、CoreAudioの恩恵として「ミニ卓などがあれば」オーディオI/Fも必要ない、と言うのも何気にポイントが高い。

◎形容するならば「高機能なカセットMTR」で、「凝った事は出来ないが、気軽に使える」と言う点ではまさに現代版カセットMTRみたいなもんである。 それまでマルチトラック録音の経験が無い、あるいはDAWを触った事が無い人にとっての「入門&勉強用録音ツール」としては最高だろう。

1 件のコメント:

熊倉次郎 さんのコメント...

ポッドキャストの録音にマルチトラックで収録できるツールを探しています。
参考になりました。
ありがとうございました。