【Diary】Appleの大英断
◎アップル、Boot Campを発表
◎とんでもない事態が起こった。 AppleはIntel Coreを採用するに当たって、当初Windowsへの対応を「禁止はしないがサポートもしない」と言うスタンスを採ってきたが、ここにきてまさかApple本体がWindowsのブート環境を提供すると言うのだ。
現在Intel Macを利用する人はパッチの適用によって、そして今後リリースされるMac OS 10.4.6以後はOS標準のサービスとして提供すると言うのだから驚く。 つまり、今後のMacは「追加モジュール」の形ではなく、Windowsへの対応を標準機能として取り込むと言うことだ。
◎ここ最近のAppleは市場開拓のキラーアプリを次々と発表しているが、ソフトウェアや単機能ハードウェアでなく、自社製PCそのものを「Windowsユーザに対するキラーアプリ」と位置づける、という事だろう。
Boot CampによってどこまでWindowsの機能を引き出せるかは未知数だが、遜色無く使えるレベルに仕上がると仮定すれば、
ユーザにとっては「WindowsPCの選択肢が増える」し、「付加機能としてMacOSが使える」という強烈なセールスポイントを生む。
自社のブランドにほとんど影響を与えることなく市場を拡大し、あわよくば自社OSユーザそのものを拡大してしまおう、という訳だ。
「MacとWindowsはすみ分けられるべき」と言う暗黙の固定観念を打ち破った新戦略だ。
◎私にとってみれば、一度閉ざされた「Logicへの環境移行」の道が再度開かれた形である。 Macへの環境移行というリスクを最小限に食い止めながら、Windows撤退後劇的に進化したLogicを手にするチャンスが出てきた、と言うことだ。
しかも従来のvirtual PCのようなエミュレータではなく、OSの、そしてIntel Macのネイティブ機能としてWindows環境が提供されるのであれば、なおさら期待は高まってくる。
実際のところはいくつかの人柱報告を待たねばなるまいが、非常に期待している。 しばらくAppleから目が離せなさそうだ。
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