2006/07/01

【Diary】中国雑記

◎というわけでオーバーステイ1日目になってしまった。 明日は地獄の香港2時間滞在ツアーで,出発7:00で帰ってくるのが23:00という超強行軍。 買い物をしているヒマすら無いだろうなぁ…

◎ところで今回の出張目的は新製品の立ち上げ支援と言うことで,生産現場のほうにも足を運んでいる。 中国でのモノづくりというのは本当にビバ人海戦術といった感じで,日本では考えられない作業者数を投入して生産量を上げている。
たとえばひとつの製品を作るのにトータルの組み立て時間が1時間として,一人5分の待ち時間でライン生産をすると必要な作業者数は20人だ。 ここで一人あたりの作業時間を2.5分にして,作業者の数を40人に増やせば生産量は倍になる。(生産ラインへの投入ピッチが倍になるので) 中国の場合はこれが80人,160人…と倍々ゲームで増えて,とんでもない人数の組み立てラインを使ってとんでもない台数を上げるのだ。

◎新製品の立ち上がりとなると工程上のトラブルもつきものだが,これも人海戦術でなんとかしてしまう。 ひとつの変更点の確認に5分を要するなら,確認工程の人数を5人に増やせば1分で終わる(というか同時に5台処理できる)…といった感じだ。
そんなに人をどこから調達してくるんだよ? という感じだが,月100人単位で採用をしていっても人余りが起こることは無い。 一人一人の人件費が異様に安いし,人の入れ替わりサイクルも早い(平均1.5ヶ月とか…)ので何ら採用しても採用しても取りすぎにならないのだ。

◎で,そんなある意味使い捨て的な工場作業者となると,言っちゃ悪いが教育レベルも高くない。 彼(というか大半は「彼女」)らは,算数ができないのだ。 負の値の足し算引き算がまったく出来ず,「(-2)-(-2)」という引き算を,余裕で「-4」と答えてしまう。
小数点の扱いも怪しいもんだ。
識字率もあまり高くなく,自分の名前ぐらいしか字が書けないという人も結構居るらしい。
ラインスタッフ等のコントロールする側の立場にある(学歴のある)中国人や現地駐在の日本人は,そういった中国ならではのトラブルに日々頭を悩ませている。 工具は全部ワイヤーつけとかないとすぐ無くなってしまうし,工場内の部品置き場や廃材置き場には警備員が普通に立っている。
現金を持たせるとトラブルの元になるのか,会社の中での売買行為(たとえば食事や飲み物など)も全てIDカード管理で給料天引きだ。

◎3000人もいるのだから, 朝夕の出退勤風景はものすごいことになる。 昼休みにもなれば,蟻塚に迷い込んだかのごとく民族大移動が起こり,終業のチャイムが鳴れば砂糖にたかるアリのように(黒髪だからよけいそう見える…)更衣室につながる階段に人がなだれこむ。
会社の外側の車寄せには何十台もバスが並び,それがひっきりなしに出入りする。 駐輪場も結構大きく,自転車や電動自転車であふれ返る。 この工場は昼夜動いているので,出勤者と退勤者が入り乱れて(瞬間的には敷地内に7000人近くいることになる…)もう大騒ぎだ。 右を見ても左を見ても人人人。(というかおねーちゃん)。 まぁ,そのおねーちゃんのファッションセンスが,どう見ても「市民プールで遊んでかえる女子中学生」に見えて仕方が無いのだが。

◎もちろんそんな人ばかりで工場が動いているわけでもなく,それらをコントロールする人もいる。 彼らは普通に現地の大学を出たインテリ層で,学歴も教養もしっかりしているのだが,そうはいっても日本人は日本じゃヒラでも現地じゃ役付きだ。
まぁ考えてみれば現地人3000人超に対して,それをコントロールする日本人赴任者は20人いないんだから… ある意味すごいいびつな人材構成だなぁw

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