2004/09/04

【Journey】さぬきうどんツアー2004・その1「五右衛門」

◎私と相方の2名が高松駅に降り立ったのは夜10時半。相方の仕事が終わってから直行したので、どうしてもこんな時間になり、しかも二人ともロクに飯を食っていない。 僕自身は微妙に晩飯の食う量を減らしているし、相方はいつも仕事が遅いので新幹線の移動時間中に晩飯を食う習慣が無い。 さりとてこの時間になれば流石に少しは腹が減るし、宿までは距離があるので散歩と相方の目覚まし(移動中ずっと寝ていたので降りても頭が動いていない)の為にトボトボ歩いていたのです。

◎改装後こぎれいになったサンポートから中央通を南下。ボチボチ歩きながら美術館通りを過ぎる頃「そういえばライオン通りに五右衛門って夜専門のうどん屋があったな…」と思いつく。 相方も腹が減っていたので、そこからライオン通りへ。
この時間帯のライオン通り、と言うか古馬場のあたりは高松屈指の飲み屋街。客引きのにーちゃんや水商売のねーちゃん軍団をかきわけながらライオン通りを南下。 確か茶寮の奥にあったような…と思いつつライオン通りを交差する筋をキョロキョロ眺めていると、茶房の1筋手前、化粧品店の角(北古馬場)に「五右衛門」の文字が…でもあれ? こんな手前だっけ? 僕が記憶していたマップは南古馬場だったと思うんだけど…

◎後から調べたんですが、古馬場には「五右衛門」なるうどん屋が2軒あることが判明。僕が目的としていたのは南古馬場沿いの「饂飩屋 五右衛門」のほうで、北古馬場のほうは「饂飩屋 五右衛門」が移転した跡地に出来たうどん屋だそーです。(麺聖HPより) 移転したというのは知ってましたが、まさか跡地に同じ名前の店があるとわw とりあえず目的外なので北古馬場の五右衛門は通過し、茶寮の角をフェリー通り方向に取って右側。するといかにも一般店な店構えの「饂飩屋 五右衛門」がそこにありました。

◎店に入るとさっきまで飲み屋でクダを巻いていた風のおっちゃんであふれ、2軒目にしちゃってるてる客もいる。 カウンターに席を取ると注文を取りに来てくれる。 一般店なので、私は卵冷ぶっかけ、相方はおろし冷ぶっかけを注文。 ちなみにカウンターの奥では、大将らしき人がうどんを打っています。 やや待たされるな~と思ってたら、あら、ゆでてる真っ最中じゃないの!! もしかしてイイタイミングで来た?
真相は違いました。イイタイミング云々と言うより、回転率がいいこともあるんでしょうが、大将、ドカドカ打たないみたいなんです。セイロも小さめ。 よーするに大量にドカドカうどんを打たず、少量適量を回転よく打つことで、「うどんの過時劣化」を最小限に防ぐ努力があるみたい。 とにかく大量に打ちまくって鮮度の落ちたうどんの白骨死体を平然と出すセルフ・一般店が多い中で、このシステムはすばらしい

◎なーんて事を考えていると出てきました。 見た目は角張った感じのあるやや細麺。 ぶっかけダシと卵を絡めて食うと…
「おおっ!」 麺は割と固めの部類で、コシが腹に来る。 カドの生きた麺は口の中で「麺の活力」を感じさせます。ぶっかけの具に生姜が多いのは好みが分かれるかもしれませんが、「夜に食えて」、「しかも一般店で」このクオリティは一級品でしょう。 ダシも勿論よろし。 まー普通ダシの話をするとなるとかけだしが基本なのでこれと言ってコメントはできませんが…うまかったとだけ言っておきます。香川初来訪の相方は固麺が好きらしく、暫く一心不乱でうどんを食いまくる。いやー、これはしょっぱなからええもんを食うた!!
ちなみに流石に夜仕様&飲み屋街の経済概念で動いている店なので少し値段はします。 つっても500円しませんけどねw

◎ちなみに、特に評判のいい「カレーうどん」は、横浜カレーミュージアムに出品しているそうです。 香川県は遠くていけないけどうまいカレーうどんが食いたい人は是非。 僕もそのうち行こう。
ええ思いをした帰り道、ここからさらに宿までは1km程あるのでタクシーを止めたら、タクシーの運ちゃん、人が溢れる南古馬場を少し走ったかと思うと、普通は車で絶対入らないような、シロウトなら絶対電柱や壁にミラーを当てこするような路地を爆走して国道11号に出る。 宿までの道のりで運ちゃんといろいろ話をしました。
「高松もきれいんなったけんの~ 税金よーけ使ての」というコメントが印象的ですた。


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