【Journey】さぬきうどんツアー2004・その3「なかむら」
◎さてお次はなかむら。 誰がどう見てもホッタテ小屋のなかむら。裏の畑でねぎが鳴くなかむら。あの「客にネギを切らせる店」で、ウチの会社の社内報にも記事が載りましたw 僕は一度行ったことがあるので行けば道は判るんですが、そこまでの路線に自信が無いので一応ナビをセット。(見て無いけど…)
◎宮武を出発して丸亀方向に走り、土器川沿いを北上。県道善通寺府中線(額坂を越える道)の角を右に取り、土器川の橋を渡ってすぐの細い路地を右にとって放置コンテナ目指して走る・・・はずが、細い路地に入った途端に工事のおっちゃんが!! なんとなかむらへの道を通行止めにされているではないか!! 僕はこっちからのアクセスしか知らんぞ~!!(ちなみにこの道、相当シビアでしかもなかむらの敷地に入るときに信じられないような悪条件の角があるので、自信の無い人はこのあとの道を行く事をお勧めします)
ちなみに高松から来る場合は、国道11号線の府中の陸橋を降りて県道33号(旧国道11号)を少し西に走り、飯山町への分岐を左にとってドンドコ行くか、坂出インターを降りて高松方面に出て、国道438号を南下、高速を超えて県道善通寺府中線の角を右に取ればOK。 同じ場所に出ます。
◎おっちゃん「うどん屋いくんな?」と声をかけてくる。 どう見ても地元民ではない「さいあがり」の二人とレンタカーのナンバーを見て気がついたのだろう。「へぇ」と返すと、「ほしたらなー、一回土手の道上がってな、こいのぼりの立てっとる道から降りたら着くけん」 おお、そういえばなかむらの奥には土手に上がる坂道があったような無かった様な。言われるがままに土手に上がり、土手の道をゆっくり南下。前方に目を凝らし、こいのぼりを探す…でもこの時期にこいのぼりかぁ? と思っていると・・・
相方「あ、あれ!!」
見ると半分腐りかけたようなボロキレがポールからぶら下がっている。 あれはこいのぼりとは言わない。 のぼりとも言えない… ともかくボロキレポールを目印に、スレートの工場に降りるような坂道を下ると、そこがなかむらの駐車スペース。 横にはねぎ畑が広がっています。
◎数年ぶりに来たなかむらは、あのホッタテ小屋の外装をやり直したのか少し綺麗になってました。ま、見た目はやっぱりホッタテ小屋なんですが。
中に入ると、大将はじいさんから若い人(おっちゃん)に変わってました。当時とは少し段取りが違って、セイロのところにちゃんとお姉さんがいて、玉数を告げると器に入れて渡してくれます。昔は自分でセイロから取ったんですがw ただ、「自分でネギを切る」と言うなかむら独特のローカルルールはしっかり生きていました。 ネギも自分、しょうがも自分、ダシも自分。 さすがなかむら。
◎で、うどんですが、やはり予想を裏切らないズルズル入る麺。固さはないです。 このあたりのうどん屋としては珍しいタイプで、固さと言うよりもうどんそのものの弾力が生きています。かみ締めた時の食感がぐみぐみと、なんとも言えない味。 ダシは味が結構強い印象。 強いといっても強すぎるわけでなく、直前に食った宮武がおとなしいダシだったのでそう感じただけかもしれません。 材料のどれかが出っ張っているわけではなく、全体が前に出てきた感じ。ダシの風味と独特の麺の食感が合わさってのバランスを楽しめます。
◎ちなみに食うロケーションはもちろん「外」。 ホッタテ小屋の横に「田舎の駅の待合室」みたいな小屋が一応あって、そこでも食えるしホッタテ小屋そのものにも椅子はいくつかあるんですが、やはり表のブロックに座って食うのが基本でしょうw なかむらに限らず、「外で食う」「立って食う」と言う店は結構あります。
ねぎ畑も含めた小屋一体のスペースはもう「なかむら空間」とでも言えばいいのでしょうか。 開放感があるわけではないのですが(土手と工場で囲まれてるので)天気がよければ実に充実した空間を楽しめると思います。
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