【Journey】さぬきうどんツアー2004・その4「山越」
◎さてお次は山越。 ここから陵南町エリアです。僕の学生時代の行動範囲は高松市街地の中央通から西側、坂出、宇多津、綾南、綾上、といった範囲なので、陵南町に入ってしまえば道も判るというもの。
なかむらを土手側から出て再度県道善通寺府中線に入り、飯山町役場の先の角(もうすこし進むと「木村」のあるとこ)を右にとって南下。栗熊に入り、「前場」の角を曲がれば国道32号。それを高松方向にドンドコ走ってバイパスに合流、合流してすぐ、右側にことでんを越える陸橋(国道337号への分岐)があるのでそれを右に取って羽床上を目指して走ります。 綾上の山をバックに道の右側を注視していると山越の駐車場が目に入るはずなのでその角を曲がればOK。
高松側からのアプローチの場合、国道32号をドンドコ走って陶の交差点を南に取り、綾上町方向へ向かって綾川を渡ったところのT字路を左にとって走っていけばOK。 この道沿いには、「池内」もあります。
◎さぬきうどんブームの中心地的存在であり、「釜玉うどん」を知らしめた山越。 もちろん人気もNo1で、マスコミへの登場回数も多い。 昼間には行列が出来る程の盛況ぶりですが、我々が向かったのは昼前ラッシュの直前。 行列にも巻き込まれずあっさりと店内へ。 店に入るとおばちゃんが威勢良く「何するんな~?」県外人や観光客が多いことへの配慮か、店内での動きがイラスト入りでちゃんと説明されてる。 もちろん、ここは釜玉だ。(ちなみに以前の日記で水締めのほうが好みと書きましたが、今回は釜玉を。) するとゆで担当のにーちゃんが熱々の釜あげうどんに卵をからめて出してくれます。 これにネギとつけだし(かけすぎ注意!! とちゃんと書いてある)をかけて、店の軒先(と言うか家の玄関)で食するわけです。
◎釜揚麺は評価が難しい。 麺のコシが無い分、麺そのものの存在感と言うのはそれほど強くないんです。モチモチとした食感を楽しむと言うのが釜揚のウリだし、腹にズシンと来ないから、結果として熱々麺をガバガバと大量に食うのが釜揚麺の醍醐味なのでしょう。
そういう意味で行くとやはり山越の釜揚麺はモチモチ感がしっかりしてるし、固さが無い分県外人でも抵抗無く受け入れられる。 肩肘張らずに気軽に食える(まぁ実際は行列がすごいので結構肩肘張りますが…)のが印象的です。 この気軽さが、人気の秘密なのかな。 水締め麺を食うと飛び上がるんですけどねw
あ、あと、ダシに関しては「かけすぎ注意」の表示にビビらずそれなりの量を入れたほうが良いです。私は麺通団で釜玉食うときも、少しだけダシを足しますからねぇ
◎さて山越と言えばそんな県外人人気もあってか、最近店舗拡張が激しい。以前店の目の前の駐車場だったスペースは大きく改築されて庭園風のつくりがされており(といっても全然高級感ないんですが)、ベンチが置いてあってそこでも食える。 奥には天ぷら小屋があり、天ぷらや半生麺、ソフトクリーム(自分で作る!!)を売ってたりします。 うどん店自体は昔ながらの製麺所の流儀を守りながら、観光客を意識した店作りをうまく融合させてる。 しかも店の敷地から1歩出ればそこは綾上の田舎のド真ん中。 南に目線をやれば、山に向けて一直線に伸びる坂道と田んぼが広がっています。 まさにここは田舎のうどんテーマパークだw
ただ、そこに小ネタというファクターが欠落しないのがさすが「さぬきうどんワールド」。店とは直接関係ないんですが、隣の羽床上小学校が設置している交通安全人形は朽ち果てかけて見た目に恐ろしいですw。
◎とにかくここは県外人の来訪が多い。 駐車場に止まっている車のナンバーを見るだけでも北九州だの京都だのなにわだの… 長野からタクシーで遠征したと言うツワモノの話も聴くし、次から次から車が押し寄せてくる。 単車も押し寄せてくる。 観光タクシー(ワンボックス)も押し寄せてくる。(ちなみにこのワンボックスタクシー、あとで意外な事実が判明)綾上の田んぼのどまん中に、人が集まる異様な空間が楽しめますw
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