2006/11/26

【Diary】パーキングチケット

◎都内某所に車で出かける必要が生じた。 荷物運搬をやるので、車が必要との事。
行き先に駐車場は無いが、目の前の通りがパーキングチケットになっている。
と言うわけで意気揚々と現地に行ってみると、左のような光景に出くわした。

◎これ、パーキングチケットを占領してタクシーが列を作っている。
少なくとも客待ちではない。 ここは駅でも繁華街でも無い、ただの住宅地だ。
運転手は気だるそうに昼寝を決め込んだり、携帯を眺めていたり…といった風情だ。
これのおかげでパーキングチケットは使えない。
この通りはパーキングチケットの料金未払いや違法駐車が多いのでミニパトが頻繁に走ってくるが、警察もタクシーに声をかける様子すらない。
その代わり、パーキングチケットを避け、ハザードを出して止めている車のナンバーをデジカメで撮影していた。
タクシーは運転手が居るから道路交通法としては問題が無い、と言うのが警察の言い分なのだろう。

◎この通り、後ろの車はパーキングチケットの枠内に車を止められない状態になっている。
これはまだかわいいほうで、完全に枠内にすっぽり入れているタクシーも何台かあった。
私は空き枠を探してこの通りを3週ぐらいぐるぐる回って、目的地から最も遠い枠に何とか滑り込むことが出来た。 駐車料金は、1時間300円。
ちなみに1時間後、タクシーは1mmたりとて動いた様子も無く、運転手は昼寝を続けていた。

◎そもそもパーキングチケットの存在意義って何なんだろうか。
パーキングチケットのある路肩でも、勝手に停めれば駐車違反になる。 と言うことは、駐車違反の定義からして「周囲の交通の妨げになるから」駐車禁止の指定をしているはずなのに、
お金を納めればその場所に駐車してOK…つまり金さえ払えば「周囲の交通の妨げにならない」と言うことなのだろうか。 うーん、納得いかんな。
一方で道路交通法を逆手に取るような、周囲の迷惑を考えない昼寝を決め込むタクシーと、それを全く取り締まらない(注意もしない)警察。
宅配便ですら二人一組業務を強要するような道路行政の横で、こんな光景が繰り広げられているわけだ。

◎だからといって、パーキングチケットに金を払わなくていい理由にはならないんだけどね。
駐車違反切符切られて数万円の罰金払うぐらいなら、数百円の駐車料金ぐらい、払いましょうよ。

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