2007/03/21

【Photo Works】ついに広角に手を出した

今日の購入品:Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM

◎ついに広角ズームレンズを入手してしまった。 35mm換算16-35mm相当の超広角域レンズだ。
APS-Cサイズの撮像素子を持つKDNだと、35mm換算28mmを上回る広角は、純正だとこれしか選択肢が無い。 他はシグマ/タムロンに10-22が存在するが、社外レンズのAF速度の遅さを考えるとやはり純正、と言うことになる。
しかしこいつ、定価が9万円もしやがる。 実質上、EF16-35 F2.8L USMから蛍石を抜いたようなもので、光学設計がEF-Sとは思えないほど豪華なのだ。
なんとか安く入手できないか…と思っていたところ、超近所のカメラ屋で店頭展示品(といってもガラスケースに入れられていたもの)が7万円前半。 即購入。



◎早速KDNに取り付けて近所の公園に出かけ、ファインダーを向けてみると…それはもう恐ろしいほどパースペクティブが強調された、独特の世界が広がる。 少しパンを振るだけで画面の構成がまったく変わってしまう、こりゃぁ恐ろしい(攻略しがいのある)レンズだ。
私が住んでるあたりは風景が殺伐としてるので、季節柄もあって撮るものといえば空ぐらいしかないのだが、これがまた空を撮ると空が広い広い。
ちらっと現像処理時にモヤ除去してやるだけで、抜けるような青空が得られる。
ワイド端F3.5と比較的明るいので、思い切った絞込みができるのもうれしい。



◎今日は空ばっかり撮影しているが、周囲の木々を入れてあおった感じにすると、パースペクティブの強さが良くわかる。
写真、左側の木は別に倒れ掛かってきているのではなく、広角の歪みでこうなるのだ。
ちなみにカラーバランスは常用のEF-S17-85 F4.0-5.6 IS USMよりも寒色が強めな感じがする。 また全体がアンダー気味に描写されるので、通常ピーカン撮影でやっている1段アンダー撮影だと全体がかなり暗くなった。
適正で撮っても太陽ぐらいしか飽和しないので、露光コントロールはEF-S17-85とは別に考えてやる必要がありそうだ。



◎一方で弱点が無いわけでもない。 夕暮れ撮影で気が付いたのだがワイド端の周辺減光が結構あり、EF-S17-85のワイド端よりもきつい感じがする。
光量があれば絞込みでいくらか改善できるが、夕日の撮影など絶対的な光量が不足してると開放気味にせざるを得ず、減光が目立ってしまうようだ。 …とはいえ、フルサイズ撮像素子だと余計に目立つんだろうなぁ…

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