2007/03/24

【Photo Works】広角レンズにハマる

◎兄に呼び出されて秋葉原に繰り出したついでに、カメラバッグを新調。 これまで使っていたものはよくある肩下げタイプで、「いかにも」な雰囲気と安っぽさ、そして実際使用して2ヶ月で壊れてしまった安物だったわけだが、今回は少々値は張るがツクリがしっかりしたトートバッグタイプのもの。
カメラの収納部分はサブケース状になっており、これを抜き取ればノートPC等のバッグにも使える優れもの。 これでお出かけが楽になる。
・・・と、ついでにレンズ用プロテクトフィルターを3本分購入。 特に前玉がでかい10-22はプロテクトフィルターがないと恐ろしくて使いこなせない。
帰り道にアキハバラデパート跡を通りかかると、まるで廃墟のような雰囲気。

◎今日は10-22mmの初フィールドワークである。 天気が良くなかったのであまり絵的に良いものは撮れなかったのだが、ただ灰皿を撮った、いわゆる「つまらないモノを撮ってしまった・・・」系なのに、妙な存在感を出す。
店の照明もあいまって、なかなか味のある「つまらないモノ」になってくれた。
・・・それをわざわざモノクロ現像する私も私だが。
モト職業カメラマンの兄もここまでの広角はお目にかかったことが無く、独特の感覚を「キモッ!!」などと騒いでいた。

◎このレンズ、何が良いってワイド端16mmの強烈なパースペクティブもさることながら、テレ端35mmというレンジの使いやすさと、Fの明るさだ。
35mmと言うとちょい広めの標準レンズ、パースペクティブも自然な感じになり、「見たまま」の写真が撮れる。
表現手法としての広角域と、記録としての標準域をカバーしているので、望遠での撮影を望まなければ非常に使いやすいズーム域設定なのだ。
また、ワイド端F3.5と言うことで結構明るいので、絞り込むことでデジタル一眼の泣き所である周辺減光をいくらかでも緩和できるのは大きい。

◎とはいってもやっぱり広角を買ったからにはワイド端で撮影したくなると言うもの。 少し構図を変えるだけで、ファインダーの先の世界の表情が全然別のものに変化する面白みは、一度はまると抜け出せなさそうだ。
左の写真、撮りかた自体はよくある夜間の長時間露光(しかも1秒程度)なのだが、パースペクティブにより光の流れにスピード感が出て、なかなか面白いモノになった。
望遠レンズや標準単焦点によるポートレイトの作品作りも面白いが、私のよーに風景写真がメインだと、パースペクティブを駆使した作品作り、が面白くてしょーがない。

◎また、広角メインで使うと、被写体との距離調整の練習にもなる。 広角は当然ながらレンズそのもので被写体に寄れないので、足を使って被写体との距離をはかることになる。
構図に対する位置要求がシビアなだけに、これはなかなか有効なテクニックの練習になりそうだ。
しばらくは、広角1本でお出かけ、と言う状態が続きそうだ。

0 件のコメント: