【Diary】2008年の携帯電話 世界シェア
ITmedia:2008年の携帯端末市場、2位Samsungがシェア伸ばす
◎アメリカの調査会社のプレスリリースから起こされた記事なのだが、数値を並べられてもピンと来ないのでグラフ化してみた。
◎面白いのは、日本のガラパゴス端末よりも遥かに機能に乏しい端末がトップシェアを占めつつ、下位はガラパゴス端末に無いネットワーク機能を備えたスマートフォン、という(日本市場から見れば)両極端なシェア分布になっていることか。
そして日本のメーカーはシャープが唯一食い込んでいるだけで他のメーカはまったく見当たらず、寧ろこのトップシェアに食い込んでいる企業(特にトップ5)はどれもこれも日本市場では煮え湯を飲まされていることからしても、日本の携帯市場・ケータイ文化の特異性が際立ってくる。
◎ガラパゴスの話をするとすぐ「日本の技術は世界標準から立ち後れている!!」という話になる。 しかし端末機能から考えれば別に日本の端末が技術面で「立ち後れている」わけではない。
そもそも「世界標準」たって、3G携帯の標準規格でサポートされてるのはせいぜい音声通話とSMSぐらいだし、その「世界標準端末」を国内に普及させようとしたボーダフォンがどうなったかを見れば、決して「技術」の問題ではない事は明白だろう。
どちらかと言えば若年層の発言力・マーケット牽引力がやたらに強い日本の事情がそうさせた、といった方がまだ納得がいく。
オトナは喋れればいいんだからGSM端末でも買うだろうが、コドモとスイーツ(笑)に売れなきゃ日本の市場じゃうまく行かない。
携帯市場の中心を形成する「世代」が違う事が、日本と世界の携帯事情の最大の違い・ガラパゴス化の要因だと思うのだが、どうだろう?
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