2007/05/12

【Computing】CPU使用率100%

◎月例パッチには不具合がつきもの、というのが(昨年のグダグダを受けての)私の中でのM$のイメージの一つだが
今回は結構シャレになっていないようだ

ITmedia:Microsoftのアップデートに不具合、CPU使用率が100%近くに

Microsoftの自動更新機能を使ったアップデート適用に関して不具合が指摘されている。SANS Internet Storm Centerは、Microsoftの月例パッチを適用後、「svchost.exe」によってCPUが99%消費されてしまうという報告が、複数の読者から寄せられたと伝えている。(中略)
この現象は、Microsoftが先にリリースしたWindows Updateのホットフィックス「916089」を適用済みの場合に発生するという。KB927891ではこの問題に対処したアップデートを提供している。
 ただ、927891のホットフィックスだけでは問題は解決されない模様だ。SANSは読者から寄せられた情報として、まず927891を適用し、その後WUクライアントをアップグレードする必要があると伝えている。

影響を受けるのはWindowsXPならびにWindowsSever2003、つまり大多数の企業の中核システムとして動いている(であろう)サーバ/クライアントOSが影響を受けるということだ。 実際2chとか見てると少なくない情報技術者・保守担当が対応に追われたようだ。

◎まぁ今更M$の製品品質や信頼性に苦言を呈しても始まらない…というか信頼などできようもないが、今回はその現象と規模からして集団訴訟が起こってもおかしくない不具合ではないだろうか。 場合によっちゃ基幹業務系がまるごとスッ止まる可能性だってあるのだから。
そして何より問題なのがこのような(ある種致命的な)不具合が起こってもMicrosoftの企業業績への影響は小さいということだ。 勿論パッチ生成や市場サポートによる諸経費はかかるが、ロングレンジで見た場合の売り上げへの寄与が極度に小さい。 なぜなら市場が「選択しない」という選択肢が存在しないからだ。 いや、存在するのだが、それを選択する人が少ないのか。

◎「組織にまつわる事象の殆どは,その末端にも責任の一端がある」というのが私の持論だが、このBlogでも数回取り上げているM$のパッチ不具合やセキュリティリスク…そういったものを見せられつつも「M$を選択する」という行為の責任は、利用者側にもあるんじゃないかなーとちょっと思った。
勿論極端かつ強引な論理なのは理解しているんだが、自分自身が「違う選択肢」を選んだ結果、こういう事象を涼しい顔して眺めてられる立場になるとね…

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