2007/06/13

【Apple】で、Leopard

◎Appleネタは続く…

◎ベータ公開されたLeopardがどんなものか見ようとWWDCのKeyNote(基調講演)の動画でも見るかと思ったのだが、よほど人気があるのか全くストリーミングが始まらない。
国内ニュースサイトを読んでもなんだかなーって感じだし…

◎と、思ってたらあるじゃないの。 Appleの本国サイト。
国内サイトと違って、ちゃんとWWDCでの発表内容に応じた更新がなされている。(国内は情報が古いまま…)
ここでLeopardのデモ動画が見れる。

◎昨年のプレビュー版と違い、Finderやデスクトップ等OSの根幹的な部分が公開された訳だが、それらは「OSとしての生産性向上に寄与する」部分と、「本来不必要だが、それがあることでMacらしくなる」部分、と言う二面性を感じた。
前者の典型はDockに複数オブジェクトを纏めて格納するStacks、従来のプレビューを大幅強化するQuick Look、そしてこれまでも語られてきたTime MachineやSpacesだ。 正直StacksやFinderのサイドバーは、「なんでこれが無かったんだろう」と思える様なTigerの「かゆい所」的な部分だったので、これらの実装は正直嬉しい。

◎一方で後者の典型…変更されたGUI(特に半透明化されたメニューバーや反射効果を持ったDock)やFinderのCover Flowなんかは、生産性にも理解度向上にも寄与しそうにない。(iTunesで見る限り、CoverFlowはそうでもないけど…)ただこういのがあるからMacらしいと言えるし、何よりクールだ。 何を持ってクールと呼ぶか、それが良いか悪いかはユーザの主観でしかないが、Tigerを使っていても思うこととして、こーいう無駄な実装形態は「シンプルに無駄」な傾向があり、無駄だけどゴテゴテしてないあたりにクールさを感じるのかな,と思う。

◎そして何より見逃せないのがネイティブ64Bit対応と、レガシーな32Bit環境を両立させている事だ。いや、両立と言う意味では他の64BitOS(たとえばWindowsの64Bit Edition)でも、32Bitアプリケーションの動作は可能だ。
Leopardの場合はあえて製品として64Bitの「区分け」をしていない。 64Bitアプリが出てきたとして、それが使用出来るかどうかについて考える必要が無い…そういうメリットがある。 あえて64Bit対応を目的としていないユーザに対しても64Bit対応がされているなら、様々なアプリケーション──特に、大量のメモリを必要とし、なおかつMacが得意とする音楽や映像の分野において──が64Bit化していく可能性も増えてくる。 更に現状モデル──少なくとも延期前の発表スケジュール上、Leopardがプリインストールされる事になっていたであろう現行モデル──において、アーキテクチャの64Bit対応は済んでいる。 この点も大きい。

◎さて、ところで私は地をはう一介のMacユーザに過ぎず、ソフトウェア技術なんてド素人なので、Leopardのβなんて逆立ちしても手に入らないし人柱になる勇気もない。 そしておそらく10月の発表直後に導入する程の度胸も座っていない。
となると私が一番Leopardに対して気になる「パフォーマンス」の面…ここはもう「期待します!」としか言えない。 重くなっていない事、あるいはそれが軽微なレベルであることをひたすら祈るのみだ。 唯一の希望は、これまでのOS Xの系譜において、常にコードの最適化を図り続けてきた事、であろうか。

0 件のコメント: