2007/06/03

【Logic】パラアウトの使い方

◎ウチのオーディオI/F、emi2|6。 通称emiちゃん26歳。EmagicのサポートはAppleへの買収に伴ってとっくの昔に打ち切られているが、元気に動いている。(ドライバはUniversalbinary化されてないので、Rosetta上で動いてる)
プリアンプ非搭載でラインレベル信号しか扱えないが、6系統のパラアウトを持ち、デジタルコアキシャルアウトも持つニクイ奴。これまでAWとの信号やり取り(2ch)にのみ使っていたのだが、先日の機材整理でAWの入力が4本空いたので、長い間放置状態だったパラアウトの使い道を考えてみる事に。

◎さて6系統のうち、どーやったって本線の出力で2本を食うので、あとの4本を何に使うか、である。
外部エフェクトへの送りに使うとか、特定のパートをパラッて外部ミキサーでミキシングするとか方法はあるのだが、最大のネックは「Expressはライブインプットに対応していない」と言う点だろう。 こないだのn12/n8でも触れたが、DAWにおけるパラアウトは、少なくともミキシングの段階では「ライブインプットに対応していないDAWでは」あまり意味が無いのだ。 だいたい、パートをパラ出しするったって、たかだか4系統ごときで何をしろと? という感じだ。

◎では外部エフェクトへの送りに使うとして、幸いウチの環境は外部ミキサーもHDRである。 Logic内部でのバウンスに拘らなければ、パラアウトを外部エフェクターへのAUX出しに使い、AW4416側へ戻してミックスダウン、と言う流れが可能である。

◎Logicのオーディオバスオブジェクトの出力先をパラアウトに指定し、パラアウトを受けるミキサーチャンネルのAUXをプリフェーダにしてノミナルまで上げ、フェーダを絞る。(ドライ信号が本線に入らないように)
こうすると、ミキサーにセンドリターン接続された外部エフェクターが使える。 ウチで言えば、AWの内蔵エフェクト(SPX系)とM|Oneだ。
実使用に当たってはセンド量をLogicのバス送り量、リターンはAWのリターンチャンエルフェーダで行う事になる。

◎この方法の難点は最終的なミックスダウンをAW側で行うことにあるが、他の環境はいざ知らず、ウチの場合AWのEQ・コンプがLogic Expressのそれより高精度にマスターを作れるので、別に良いのではないかと。(LogicのリミッターよりAWのコンパンダーのほうが使い易い…)
それにPlatinumverbは便利だが、クオリティの面でM|One、パラメータ自由度の面でAW内蔵(SPX)の代替になるとは言えない(ハイレシオの指定や、ER成分をEQできないのは正直痛い…)
Proならこんな七面倒臭い方法は不要で、外部エフェクターの戻りをそのままExtarnal I/Oプラグインでオーディオトラックに落とせば良い。
やっぱProにしときゃよかったかな。 次のバージョンアップの時に考えるか。

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