2006/02/24

【Camera】何かが変わった30D

EOS 30Dが発表された。 言うまでも無く20Dの後継機…と言うよりはマイナーチェンジ機と言ったほうが良いだろうか。 はっきり言ってボディの基本的な性能面はほとんど何も変わっていないと言い切っていい変更内容だ。
性能比較表もあるのだが、コレ見て30Dの新品より20Dの在庫放出品や中古品を探したほうが得じゃないか? という気がする。
ISO感度が1/3段ステップで振れる・・・から何? 連写が23枚から30枚に向上・・・したから何? バッテリーが50枚分伸びた・・・( ´_ゝ`)ふーん って感じだ。

◎変更点のほとんどは操作系やアルゴリズムに関わるところ、つまりソフトの仕様変更であり、目玉と言える部分が特に見当たらない。 恐らくCanon側の意向としては「ピクチャースタイル」に目玉を持って行きたいようだが、20Dや30Dをメインターゲットとするハイアマチュアユーザがカメラ任せの現像結果にどれだけ満足するだろうか・・・と言うかRAW現像ぐらい普通にやるだろう。
何せ、KDNユーザの私がやるぐらいなんだから。

◎それでなくてもKDNの性能が20Dに近くなってきて、かつ5Dが出た事でフルサイズCMOS機もアマチュアに手が届く範囲の値段になって来ていて、20Dは連写性能ぐらいしか立つ瀬が無くなって来ているというのに、30Dもほとんど同一では、少なくとも買い換えるユーザはほとんど居ないのではないだろうか。 仮に私が20Dを所有していたら別に買い変える気は起こらないしその分金貯めて5Dでも買ったほうが良い気がする。

◎そういえば、ほぼ同時に発表されたEF-Sレンズの新作、EF-S 17-55 F2.8 USM。 こちらも微妙だ。確かに17-55の全域でF2.8を確保すると言うのはLレンズ系に匹敵する明るさだが、14万もしやがる。 APS系はエントリー~ミドルレンジユーザ向けで、しかも全体で見ればエントリーユーザが圧倒的に多いと思われ、しかもどのみちフルサイズ機系には使い回しの利かないEF-Sレンズにこんな価格を払うユーザがどれだけいるのか疑問だ。 勿論レンズが明るいに越した事はないが、テレ端55と言う微妙な望遠性能も気になる。
むしろFを少し落としてもいいから17-125とか今流行りの18-200とか出せば、もっと売れるだろうのに、と思う。

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