2006/05/22

【Diary】あまりにお寒いSONY

◎近所の電気屋にオーディオケーブルを探しに行ったついでに、ふと目に入ったVAIO TypeAに触ってみたが
そのあまりの作りのお粗末さに開いた口がふさがらなかった。
地上デジタル放送対応・ハイビジョン対応のTVチューナが売り物らしいが、TVアクセスボタンを押してから実際にテレビが起動するのに凄い時間を食い、閉じるのも同様にとんでもない時間がかかる。 ハングアップしているのか? と思ったほど。
さらにいえばスタートメニューの呼び出しすら「止まった?」と思えるほどのタイムラグがあり、やっとこ出てきたと思うと今度は画面を埋め尽くすプリインストールソフトのスタートメニュー項目…しかも半分ぐらいはゲームとかの体験版だ。

◎まがりなりにもエンタテインメントPCを目指しているなら、多機能も重要だがまずわかり易さが第一ではないのだろうか。目的のソフトを探し出すだけでも一苦労しそうなソフトの量に、動作が激しく重い目玉の機能。 しかもこれでCoreDuo2.0G、メインメモリ1G搭載モデルだと言うのだ。(BDドライブも標準搭載) 私のInspironでもここまでの重さは無いというのに、いったい何をやったらここまで重くなれるのか? VAIOお得意の常駐系でメインメモリの大半を食いつぶしているのだろうか…
(しかもそれを外すと動作がおかしくなるのは昔のVAIOで経験済み。 デバイス依存が昔より激しい分、今のほうが酷いかも)

◎ポータブルミュージックプレーヤー売り場に足を運ぶと全面積の2/3がiPodやその関連製品に占拠され、他社製のプレーヤーは隅に追いやられ、携帯電話よろしくモックだけが並ぶ有様になっている。
かつてSONYが「iPODを追い越す」と息をまいて発表したHDDウォークマンは、店頭に動作品すらおいてもらえない状況だ。
一応現行モデルはMP3とかにも対応はしているそうなのだが、何しろ最初に与えた印象が悪すぎたし、筐体デザインも石鹸箱にしか見えないダサさ。 これでは売れないだろう…

◎SONYとしてはVAIOを買って、HDDウォークマンを買って、1社独占を狙いたいところなんだろうけど技術面でフォーマットからユーザを縛ろうとしてもうまくいかないのはメモリースティックで既に証明済みだと思うんだけどなぁ
そういえば11月のPS3も一般消費者を無視したとんでもない値段をつけて、高級レストランの食事がどうのと痛い自画自賛会見を開いてたっけ。 CELLプロセッサはあまりにもプログラミングが複雑で、ソフトウェアベンダは開発費用がかかりすぎるので二の足を踏んでいると聞くし。(Macに売り込む話も合ったらしいが、プロセッサの複雑性と発熱の凄さでSteve Jobsに蹴られたとかいう話もあったそうな…)
ハードウェアや根幹技術がコンテンツビジネスの中核になる時代ではないということを、いい加減気が付いたほうが良いと思うのだが、どうだろうか。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

SONYは伝統的にハード重視、ソフト軽視ですね。
それなのに、iPodnanoに対するのがWalkmanAというのが、
最近の衰弱を如実に物語っている。得意のハードウェアですら駄目なのか?
そして、肝心のConnectPlayerの動作が重いこと重いこと。iTunesだって決して軽くはないのに、それが軽快に感じられてしまうほど。
店頭の最新機種ですらあの重さですから、多くの家庭にあるであろう3,4年前のPCでどれだけ重いかは想像に難くありません。
PS3は久夛良木君大暴走にしか見えませんな。相変わらず野望とプライドだけはエベレストより高い人だ。

Unknown さんのコメント...

「機能が優れていれば売れる」
「多機能ならば売れる」
「コンポーネント商品は売れる」
「先進的であれば売れる」

…高度成長期なら通用したかもしれませんが
品質とコストパフォーマンス、利便性が重要視されるこの世の中ではダメでしょうね。

PS3は…一番の犠牲者はきっと親w