2006/12/10

【Diary】加湿器

◎本格的な冬になり、部屋が乾燥してきた折に妻が加湿器が欲しいと言い出した。
私は部屋の空気が乾燥しているほうが良い(音響機器が多いこともあって…)ヒトなので全然気にしなかったが、乾燥は女性のお肌や健康によろしくない。 と言うことで速攻で買いに行く。

◎私にとって加湿器と言うとイオン交換水にセラミックヒーターを突っ込んで沸かすタイプしか思い浮かばなかった(同様に、除湿機と言われると冷凍機からの冷媒をコイルに流して氷結させるタイプ…)が、家庭用の加湿器には主に3タイプある。
一つ目はスチーム、これはそのまんまお湯を沸かして蒸気を放出するもので、加湿速度が速いのと基本的に蒸気なので清潔なのが利点だが消費電力がでかく、湯沸しポット同様内部の清掃も必要になる。
二つ目は超音波式で、水に超音波を加えて霧状にするもので、消費電力が小さくメンテナンスフリーだが水中の成分全てを放出するため霧の清潔度が保障できない欠点があり、特に「クリーンさ」を謡う最近の空調機の潮流には逆行している。

◎で、今回買ってきたのが3つ目の「気化式」で、簡単に言えば湿った洗濯物に扇風機を当てるようなものだ。 気化現象を利用するため加湿速度が遅いが、送風機にヒーターをセットすることで気化速度を速めるモノ(ハイブリッド方式というらしい)もある。
フィルタ(ここに水を吸い上げて気化させる)の定期交換は必要だが、水中のミネラル分はフィルタに析出するので清潔さも保たれる。

◎気化式加湿器は水蒸気の状態で水分を放出するので湯気が見えず、風も冷たい。 加湿速度が遅いとなっていたが、実際に設置してからの水の減りようを見ていると結構な効率で気化できているようだ。 1時間ほど稼動させて妻の部屋に入ってみると、なるほどそこそこの湿度が保たれていた。(職業柄、湿度には敏感なのだ)
考えても見れば、気化を利用すると言うことは周囲の温度・湿度に応じて気化速度が変わるため、「暖められた乾燥空気」が周囲にあれば、それだけ気化速度は上がるし、周囲の湿度が上がれば気化速度も落ちるので最適湿度を保ちやすい。
意外と、優れた形式なのかな、気化式。 温度が下がりやすいのが難点だが・・・

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