2009/08/12

【Diary】高速道路

◎世間が盆休みに入り、「高速1000円」の影響もあって、最近高速道路を走るのが実に危なっかしい。 一言で言えばそれまで高速なんて走りもしなかったサンデードライバーが増え過ぎて、高速が無法地帯と化しているのだ。
周囲の状況を全く見ない車線変更や左抜き、車間を見ないで急激にブレーキング、下り坂ブレーキングに上り坂で失速渋滞…枚挙をあげたらキリが無い位。 まあ不快に思う程度ならいいが、こっちが貰い事故になりかねない状況も多いので余計に怖い。

◎この高速1000円が施行されたのは今年の春だったか。 それ以後、一つ気がついたのが「合流斜線でのにらめっこ」がやけに増えた。
本線車両と加速車両、どちらもが相手を先行させようと思ってにらめっこ状態のまま減速してしまう状況である。
加速側は加速車線の終端が迫るし,本線側は本線上で不必要に減速するので追突の危険性もある。(だから殆どの場合トラックは減速しない)
特に首都高のように分合流の多い所ではこれをやられると非常に迷惑である。

◎何故こんな事になるのか。 常識で考えれば本線側のほうが速度が速いのだから減速する必要は無く、むしろ加速するか右斜線に回避すれば住む話なのに。(そもそも論で言えば合流地点で合流側の斜線を走っている時点で×。)
ふと思ったのが、このテのサンデードライバーは「危険回避の為に加速する」と言う行動が取れないのではないか、と言う事だ。
仮に車線変更が無理でも、前が空いている状況であればギア1〜2個落として加速すれば済む話ではないか。

◎いくつか理由を考えてみると…
1)加速の方法を知らない(職場で聞くと、オーバードライブスイッチ等を使った事が無い人も多い様だ)
2)そもそも加速出来る車でない(所謂エコカーの大半はこれ。 基本アンダーパワーのため加速力が無い)
3)急加速や車線変更による姿勢変化をコントロール出来ない(重心が高くてコントロール難)
4)「運転が荒い」と評判を落としてしまう
特に厄介なのは4か。社会的潔癖性な人たちからすれば「加速する」=運転が荒い人、と決めつける格好の材料になるだろう。
私など、RX-8に乗っていると言うだけで荒い運転・飛ばし屋のレッテルを張られているぐらいなのだから。
(実際の所はかなりの低燃費走行らしい…)

◎交通社会の最も重要な点は「減速する事」よりも、「流れを乱さない事」の筈だ。 しかし「他人に迷惑をかけない」と言う御旗の元、「減速」という安易な解決方法を絶対正義の様に振りかざす「社会的潔癖性」が幅を利かせる最近の風潮、なんとかならんもんだろうか。

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