2009/08/26

【Diary】緊急地震速報

◎昨日の朝の緊急地震速報、真っ先に鳴ったのは毎朝のラジオだった。
と、それに遅れて2秒程で携帯のエリアメールが鳴る。 着信音も専用の警告音だった。
とりあえず頭上からモノが降ってこない空間…リビングに身を移してTVをつけると、数十秒遅れてアナウンサーが緊急地震速報を伝えた。
ちなみにNHKは政見放送をやっており、放送を止められない(改変も出来ない)為に結局最後迄地震速報を伝えられなかった。

◎会社で聞いて回った所、自身速報をエリアメールで発報したのはドコモだけだったようだ。
アナログメディアの強みを活かしたラジオはともかく、そこから殆どディレイ無しで緊急発報したドコモ。 流石にインフラ面は強いと言う事か。
緊急地震速報や警報に対応したラジオと言うのは一応市販されてはいるが、目的意識が無い限りそんなのは購入しない。
私がラジオで気がついたのは、たまたま毎朝ラジオを目覚ましにしているからだし、時間が1時間ズレていればそれすら気付く事無くベッドルームで何かの下敷きになっていたかもしれない。
そう考えるとほぼ100%の普及率を持つ携帯電話がこういったアラートの役割を果たす意味合いは大きい。
ドコモの端末やサービスといった事業方針は実に気に入らないが,今回の件についてはドコモの取り組みを素直に評価したい。

◎一方でテレビ。 公職選挙法上番組の改編が許されない政見放送を流していたNHKの事例は仕方が無いにしても、秒単位のディレイが命取りになる緊急速報においてこの遅れ…と言うか携帯電話より遅いと言うのはどういう事だろうか。
デジタル放送である以上、放送する側がいくら迅速に情報を出してもTV側のエンコード遅延が発生する。 数秒の差が命取りになりかねない災害危険情報の発進方法としては、さっぱりテレビは使えない、と言う事だ。
ただでさえ通常に放送しているコンテンツに価値が無いのに、非常事態にすら使えないメディアに存在価値はあるのだろうか?

◎ちなみにこの地震速報、結果的には誤報だったワケだが、それに対してマスコミ報道が鬼の首を取ったかの様に責め立てるのはどうかと思う。
地震が来るのに発報しないよりはずっと罪が軽いと思うのだが。

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