2007/04/12

【MacLife】MicrosoftMessengerのファイル送信が異常に遅い

◎Mac版のMSN Messenger互換クライアントのMicrosoft Messengerを使っているが、デフォルトのままではこいつのファイル送信速度がとんでもなく遅く、数十KBのファイル転送に数分かかってしまう。
何か問題があるのかと思ったがファイル送信に関する環境設定項目は無いし、ヘルプにも記載が無い…というより、ヘルプにファイル送信機能自体が項目に無い…なんだそりゃーって感じで。
Windowsクライアントからの受信や、Windowsクライアントから送信する分には速度は正常なので、ネットワーク環境でなくMac側の設定が何か宜しくないらしい。

◎ここでハタと思い出す。
Messengerが使用しているTCPポート6891~6900は解放されているのだろうか?
ネットワークルータを買ってきて最初につまづくのがこのポート設定なのだが、これと同じことがMacで起こっているのでは?
試しにネットワークユーティリティでルータまでのポート解放状況を見てみると…やっぱ開いてない。
(Whoisとかも含めて、OSの機能としてこういうのが実装されてるのは嬉しいなぁ)

◎答えはOS Xのファイヤウォール設定にあった。 デフォルトではファイヤウォールは切られてはいるが、ホワイトリストに乗っていないTCPポートはステルスモードに入っているので、ファイヤウォールのオンオフに関わらずポートの通信は制限される。
ホワイトリストの追加をやると…なんだ、プリセットでMSN Messenger用ポート設定があるじゃないか。

◎これをOnにすると、ファイル転送速度は(それなりに)速くなった。 Windows版に比べるとまだ遅いが、実用上問題ない。 おそらくはリソースフォークの除去とファイルネームの加工に時間を食っているのだと思う。
少々手続きが面倒な感じもしたが、セキュリティに関する設定はあくまでもユーザが自分の意志でやる、という設計思想が垣間見えた。
なるほど、堅牢性を喧伝するわけだ。これなら少なくとも「ユーザが知らない間にセキュリティリスクが(OSの処理によって)拡大する、ということは無さそうだ。
…ポップアップの一つぐらい、出てくれても良い感じもするけど。

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