2006/06/25

【Diary】蘇州の交通事情

◎中国での生存証明で毎日書こうと思っていたが,休日出勤で疲れ果てて昨日は寝てマスタ.

◎というわけで今日は交通事情の話.
ホテルから会社,あるいは日本人街までの足は基本的にタクシー(朝の通勤だけは会社のバス)なのだが,まぁ中国交通事情の怖いこと怖いこと.
タクシーの前席になんぞ乗ろうもんなら1回あたり20分は寿命が縮むこと間違いなし,といった感じだ.

◎まず走っている車だが,圧倒的にフォルクスワーゲン サンタナが多い. 走っている車の8割はサンタナではないだろうか? 当然タクシーもサンタナだ.
他にはビュイックやアウディ(わりと最近のモデル)とかも走っており,たまに日本車もみかける. これら「サンタナ以外」の車は比較的綺麗なのだが,サンタナはどれもこれも汚い. 1回も洗車してないだろう!! と言いたくなるほど汚い.

◎そして中国と言えば自転車だが,こちらでは自転車よりもスクーター,あるいは動力つき自転車(昔のモペットみたいなやつ)が圧倒的に多い. 電動らしく,スピードは自転車程度しか出ない. こんな遅い物体が自転車道や車道を我が物顔で走っているので道路は非常に混乱している.
さらに歩行者も平気で道路のド真中を歩いており,信号の無い横断歩道で車が来ようが来まいがまったく気にせず横断してくれる. それ以前に信号守らない. 日本なら普通にクラクション鳴らして車が止まるところだろうが,こっちは車がむしろクラクションをならしてアクセルを踏み込むのだ. 轢くがな.

◎自動車に視点を移すと,この国では右折(日本の左折に相当)は前方の信号に関係なく行えるらしく,歩行者や自転車,直行車線の車などおかまいなしでグイグイ曲がる.
中国人は兎に角遅いのが嫌いらしく,1台分でも隙間があったら割り込みをかける. もちろん後ろのことなど見ちゃいない.
合流も後ろを見ない. 割り込まれた側はクラクションを「パーッ」
抜くときは抜くときで,抜かれる側が後ろをまったく見ないでいきなり幅寄せしたりするのでクラクションを「パーッ」
そもそもこいつらセンターラインや車線はまったく無視しており,直線道路を直進する車を見たことが無い. 高速道路でも平気でレーンをまたいで走行だ.
トドメは右折や交差点で,直交あるいは横切る車線に車がいない(遠い)と見るや,信号がどうであろうとかまわず進む. 当然支障された側の車はクラクションを「パーッ」なのだが,あろうことか割り込んだ側の車まで,おまいら邪魔だと言わんばかりに「パーッ」…
まぁ20秒ピッチでクラクションが聞ける,素敵な交通事情だ.

◎とりあえず自転車も歩行者も自動車も,「自分のことしか考えていない」「自分が早く行ければそれでいい」という考えなので,みな思い思いに行動してくれる. 1週間もいるとだいぶ感覚が麻痺してきた(というか「こういうもんだ」と納得した)が,日本を基準に考えるとやっぱり恐ろしいなぁ.

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