【Sound Works】GO46・GO44
◎フランクフルトムジークメッセか何かで製品情報が出ていたYAMAHAのFireWireオーディオインターフェイス、
GO46・GO44がリリースされた。
GO46がアナログ2In/4Out・デジタル2In/2Out構成、アナログ入力のうち2系統がキャノンコネクタ採用で、ファンタム電源とトリムを持つ。
GO44はアナログ2In/2Out、デジタル2In/2Outでラインレベルのみの対応となる。
◎MIDI同時転送とはいってもFireWireインターフェイスにしては入出力数は比較的少ないこと、バスパワー駆動に対応していることから、イメージとしては、USBインターフェイスだったUW500等の置き換えがメインではないだろうか。機能的にも似てるしね。
MW10/MW12と機能的・仕様的にダブる部分もあるが、GO46なら外部エフェクターとの接続でライブインプットを使った
センドリターン環境なんかも組める。
また今回バンドルソフトウェアを充実させることで、エントリーモデルとしての性格を強く打ち出している。
以前の日記で
以前からMOTIFや01x等、ソフトとの親和性の高いハードを逐次開発してきた経緯から、Stein製ソフトに特化(あるいは比重を置いた)ハードウェア開発を行う可能性はそこそこ考えられる。
と書いたことがあったが、今回のGOはまさにそういったマーケティング戦略の一環なのだろう。
FireWireインターフェイスというと、YAMAHAはmLANという独自規格を持っているが、GOシリーズはあくまで通常のドライバ(Win:ASIO、Mac:CoreAudio)を使用し、mLANには対応しない。
これはmLAN切捨てへの序曲か? という観測もできなくはないが、私はそうは思っていない。
理由としては、mLANは非常に優れた規格だがそれを使い切るにはFireWireの帯域をほぼ全て占有する必要があり、PCを音楽用と以外にも使用するホームスタジオ環境では必ずしも好ましいものではなく、またmLAN自体の性能そのものがエントリユーザにとってはオーバースペックなものとなる。(更に言えば、MOTIF ESや01Xを使用していないユーザにとってのmLANのメリットはあまり無い)
一方でGOシリーズは入出力数を抑えることで帯域占有幅を絞り込んで他機器との共存が可能であり、また一般的なドライバソフトを使用することで他社製イクイップメントとの共存も可能だ。
そういう意味で、両者はあまり競合しないだろうというのが私の読みだが、性善説的すぎるだろうか。
◎あと気になるのはプリアンプの音質なのだが。 果たして01V96系程度のプリアンプは確保できているのだろうか。
AWのようにゲインを上げると盛大にノイズが上がってくるような仕様でないことを祈りたい。
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