【Camera】Eos Kiss Digital X
◎ちょっと久々カメラネタ。
CanonよりKDNの後継、Eos Kiss Digital Xが発表された。
運動会シーズンが近いのでそろそろ出るかな~と思っていたまさに絶妙のタイミング。 これだけでもデジタル一眼レフの市場の状況がうかがい知れると言うもの。
エントリクラスのデジタル一眼は、まさに柳の下のドジョウ状態なのだ。
ちなみに価格はオープンだが、おそらくボディ単体で9万円ぐらい。
モデル構成は従来と変わらずボディ単体、ボディ+18-55、ボディ+18-55+55-200の3構成だ。
◎撮像画素はAPC-Sサイズは変更ないが、画素数が1010万画素まで引き上げられた。 面積が変わらずに画素数が上がると受光面積の減少によるダイナミックレンジ低下が心配なのでなんとも言えないが、このあたりは最近市場参入したαや、先日発表されたD80も1000万画素をオーバーしてきているので、その潮流か。
◎もうひとつの目玉機能が撮像素子を超音波振動させてゴミの除去をするダストリダクション機能で、取りきれないゴミに関しては画像処理でゴミ除去をするという風に、ゴミ除去に関していろいろ機能が追加された。
まぁ個人的にはゴミ除去云々よりも、この【撮像素子を超音波駆動する】と言うのを聞いて、 実はコレ将来的な撮像素子駆動型手ブレ防止機構への布石では無いかと思っている。 キヤノンとリコーは今のところ光学系駆動型だが、コストがかかるからね。
◎そのほか細かい変更点として
・AFフレームが7点→9点
・連写枚数がJPG ラージ/ファインで14枚→27枚
・液晶が1.8形→2.7形に大型化
・ピクチャースタイル対応
といった感じだ。 まぁ20D→30Dと比較するとそこそこモデルチェンジは図れているかな、と。
初めて買う人はもちろん、現在旧KDを使用している人は買い替えを検討しても良いと思う。 KDNから買い換える必要はあまりなさそうだけど。
◎ただ、「ちょっとこれは…」と思える点が2点ある。
1個は重量が増したこと。KDNの485gに対し、KDXは510g。 30gほど重量が増しているのだ。 おそらくノイズリダクション機構の分重くなっているのだろう。 まぁ30gの重量差がどれぐらい効くか判らないが、30Dのようなハイアマチュア機と違ってKDXやKDNのようなエントリー機は質感云々よりも使い勝手が重要視されるから、ここは他の部分で相殺してもよかった感じはする。
◎もうひとつは電池の保ちだ。 KDXは撮像素子の画素数が増えたことと、撮影時の設定を行う液晶が廃止されて画像確認用液晶画面で設定を表示するようになったことが影響しているらしく、カタログスペック上で40枚程撮影可能枚数が落ちている。 しかもこれは(撮影可能枚数試験の場合は)液晶画面を切っての試験なので、液晶がアクティブになったままフレーミングしている時間が圧倒的に長い現実の撮影シーンではもっと電池が保たない可能性がある。
もともとデジタル一眼レフはコンパクトデジカメと違って液晶や撮像素子への給電が撮影時以外必要ない分電池の保ちが非常に良いのだが、そこへきて液晶をずーっとアクティブにせざるを得ない構成というのはどうなんだろうか。
◎ところで、30Dのときにも書いたけど、EF-Sマウントの18-200っていまだに出ないなぁ。
レンズを売りたい気持ちは判るけど、もうちょっと顧客の利便性を考えてくれても良い気がする・・・
EF-S18-200 F4.0 -5.6 IS USMとか出してくれたら、喜んで買うんだけどなぁ。
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