2006/08/13

【Computing】8月のWindows修正パッチ適用にてIEが不正終了する問題

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060812/245763/

 今回の問題は,8月9日に公開した「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (918899)
(MS06-042)」
の修正パッチで確認された(関連記事:WindowsやOfficeに12件のセキュリティ・ホール)。このパッチを適用したWindows
2000 SP4あるいはWindows XP SP1上のIEで,HTTP
1.1プロトコルと圧縮を使っているWebサイトにアクセスすると,IEが不正終了してしまう。Windows 2000 SP4/XP
SP1以外は影響を受けない。

修正パッチで不具合と言うのもお粗末な話だが、本当にお粗末なのはこっち。

 Microsoftでは,この問題を解消するためのパッチを用意しているものの,Webサイトなどでは公開していない。サポートサービスに問い合わせたユーザーのみに提供する。国内ユーザーは,「マイクロソフトサポート契約センター」に問い合わせれば入手できる。同社では,問題が発生している場合のみ,同パッチを入手ならびに適用してほしいとしている。

◎修正パッチを用意しているならなぜそれをWindows Update公開しないのか。 もともとMSが当てろ当てろと半ば共生的にWindows Updateでユーザーにダウンロードさせておいて、不具合が見つかったらサポートに電話しろ、そうでないならIEの機能を切れとは、顧客を馬鹿にしているとしか思えない。
こういった、メーカー側の不具合に対してもユーザの声出しと作業に頼ると言う当事者意識の欠如したやり方が、MSのユーザに対する姿勢・考え方ということだろうか。 それとも公開できない理由があって公開していないのかもしれないが、それで「はいそうですからそれなら待ちましょう」で済む問題ではなく、その理由を公開するべきだろう。

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