2007/01/11

【Computing】月例行事のM$パッチ不具合

1/12更新:不具合の発生するファイルの条件が判明したため追記。

◎またまたやってくれちゃいましたMicrosoft。
ITmedia:Excel 2000でExcelファイルが開けない、月例パッチに不具合

>Excel 2000(Office 2000)の環境で、セキュリティパッチ「MS07-002」の「Excel
2000用のセキュリティ更新プログラム(KB925524)」を適用すると、一部のExcelファイルが開けなくなるという問題が報告されている。
条件については、
ITmedia:月例パッチの不具合は「2バイト言語環境」で発生、MSが技術文書公開
この情報によると、日本語、韓国語および中国語の環境で動作しているExcel 2000で作成された、ふりがな(phonetic
information)を含む文書で問題が生じる。この条件に該当する文書を開く際のExcel 2000のプロセスによって不具合が生じてしまうという。

というもの。 情報が公開されたことで少しは安心できたかもしれないが、該当する人にとってはいい迷惑である。

◎アレコレ調べて印象的だったのが、M$自身のセキュリティチームのBlog。 もともと1月の月例アップデートが8件→4件に減ったのも、このBlogにおいて「品質テスト過程において問題が出た」からだそうだ。
つまり今回の流出はその品質テストでの検出が漏れた、ということである。
いったい何の確認が漏れてこういう事態に至ったのか、M$はちゃんと把握できているのだろうか?

◎セキュリティホールに対する対応は重要だが、それだけが「製品品質」ではない。 製品はきちんと動いてナンボであって、脆弱性は二次的な品質である。
昨年来からのパッチ不具合に対する危機感と再発防止を期待したいところだが…まったく期待できないだろうなぁ。

◎なお、この不具合のサポートページはここ。
マイクロソフトサポートオンライン:セキュリティ情報 MS07-002 に記載されているセキュリティ更新プログラム 925524 のインストール後に Excel 2000 で一部のファイルを開くことができない

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