【Diary】社民党の愚を見る
社民党・阿部知子ホームページ
「阪神大震災で自衛隊が出動したのは数日後。 防災も任務のはずなのに」
ソース:http://megalodon.jp/?url=http://www.abetomoko.jp/&date=20070120233110
(Web魚拓です)
◎えー、こいつ、当時の村山首相の危機管理能力の無さ、兵庫県知事の動きの鈍重さ、
そしてそれらの要請が無ければ動くことが出来ない自衛隊の文民統制のあり方について、何も知らないのだろうか?
以下、Wikipediaの「阪神・淡路大震災」 および「村山富市」から抜粋。 これによると
自衛隊も村山富市総理大臣(日本社会党)から(国土の30%に当たる中国地方・四国~中部地方の陸上防衛力を空白状態にしてまでの救援活動を必要とするとの)政治的判断がなかなか示されなかった事から対応が後手になり、更に交通渋滞や被災者が犇く中で派遣隊員約12000人の宿営地を確保することが困難になったため、大規模な災害派遣部隊が現地に展開して救助活動を開始するまでに、3日間を要した。当時の村山富市首相は社民党出身。 これについてどう説明するのか聞いてみたいなぁ。
一方、村山首相はなぜ自衛隊派遣が遅れたのかを問われ、「なにぶんにも初めてのことですので」と答弁し、内閣支持率の急落に繋がった。この村山内閣の対応の遅れは、広く国民から強い批判を浴びた。
これでも自衛隊に責任があるとでもいえますか?
それとも、自衛隊が自己判断で災害救助に行けばいいとでも言うのかな?
それこそ文民統制体制の崩壊、軍国主義の復活(これはオーバーだけど)ですよ? 社民党としてそれを許容するのかな?
◎知事については以下。
当日8時10分に兵庫県庁に対し自衛隊姫路駐屯地側から出動要請を出すよう督促されている。しかし、貝原が登庁したのはその後で、さらに現況の把握に時間が費やされた。出動要請が出されたのは10時10分になってからであり、自衛隊は10時14分に出動している。なお、自衛隊はヘリコプターを飛ばすなどの情報収集は10時以前にも行っている。つまり自衛隊は文民統制の範囲を逸脱しないレベルでの活動はとっくに行っているのに、災害救出に向かえなかったのはひとえに兵庫県と政府・社民党の怠慢なのだ。 こんなことは当時、誰でも知っていたが、12年も過ぎると忘れてしまうのだろうか。
ちなみに当時政府・地方自治体の怠慢については、こんなエピソードもある。
最も早く救援体制を敷いた米海軍第七艦隊(横須賀)が、「艦艇を神戸港に入港させて、ヘリコプターによる負傷者の救援」を政府に申し入れたところ、「非核神戸方式」(→非核三原則)を盾にして、拒んだことも批判の対象になっている。災害要請よりも政治的主張を優先することの愚が、当時から判っていないのだ。
◎自衛隊は意見だか憲法固持だかなんだか知らないが、当時の事実をねじ曲げてまで自分たちの政治主張を繰り返す、
しかもその「当時の事実」は自分たちがやったことであるということをタナ上げする政治政党の主張を誰が信じられるか?
自民党政治が必ずしも良いとは私は思っていないが、「政権奪取の目的化」「反対のための反対」と言う、政治政党としての体をなさなくなった野党に、誰が投票すると言うのだろう。
(10:40追記) ◎…と書いていたら、さっそく「痛いニュース(ノ∀`)」で話題に上がっているので紹介。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/903452.html
ちゃねらー達の反応は…まぁ、これが常識だよねぇ、うん。
3 件のコメント:
>ちなみに当時政府・地方自治体の怠慢については、こんなエピソードもある。
摘み食いだね。ちょっとこの点微妙。まぁ、別に擁護する気も火消しもする気もないけど別の方向から見た見方を一つ。
まず、wikiにもあるけど当事神戸港は使い物にならなかったから入港はできなかった。もっともそのことを政府が把握していたかは疑問。なぜなら、政府が正しい情報を入手する経路を持っていなかった(TVラジオの方が未確認情報を含みながらも正確という恐ろしい事態)。それが原因で事態の緊張度が政府に日本の中でも政府だけにないというとんでもない事態になった。ゆえに「何を大げさな」という対応をとってしまう。この傾向は実は今もあまり変わってない。翌年の公館占拠事件でも似たような事態になっている。
何が問題かというと、ヘリで搬送する先の病院なり施設の情報を提供する術がないということ。おそらく受け入れても「で?」となった可能性が高い(まさか、横須賀まで運ぶわけにもいかないし)。ある意味で恥を書かなくてよかったのかもしれないが、さらに大きな恥を書いた形になる。
つまり、情報がないからろくな計画の立案ができない。
社会党たたきも良いんだけど、ぜひ一度こっちの方向から見てみても面白いと思う。政治屋がいかになぁなぁで来ているかがわかる。で、有事の際のことを少し考える機会になるかもしれない。
貴重なご意見ご教授ありがとうございます。
匿名投稿なので最初警戒しましたが(失礼)
おっしゃることは尤もと思いました。
つまみ食いなのは指摘通り。 ご不快に思われたならこの場でお詫び申し上げます。
インフラや情報管理の側面においても脆弱性が多々ありました(今でもか?)ね。
そういう点も含めて、当時として取れえる最大限の施策だったのかもしれません。
しかし、「(その際の)ベストを尽くせば批判はされない」では通用しないのも事実だと思います。
今回社民党を叩いたのは、その当時の教訓が(少なくともこの議員には)まったく生かされていない、と言う点につきますね。
まがりなりにも政権を担当した経験があり、かつ当時の施策で批判された経歴があるのなら、
政策論議の材料として「危機管理体制はこうあるべき」という論調だって言えた筈。
党としてそれが無いのか、徹底されていないのか、この議員のスタンドプレーの結果なのかは、判りませんが。
つhttp://ameblo.jp/disclo/entry-10024048879.html
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