2005/11/24

【Diary】サンセット・タイム


◎こちらはただ今11/24 18:15. サンセット・タイムとなり、自然とナイボリ・バーに人が集まってきている。
太陽は西に傾き、アンサナ・スパ・リゾート・イフルから、美しいオレンジのラインが伸びている。
この場所からこの風景を眺められるのも、今日が最後だ。

◎この2日間、マーレ、クダ島と、「モルディビアンたちの生活圏」に触れるエクスカーションを体験した。
モルディブは決して裕福な国ではない。 国民一人当たりの平均所得が2200US$程度だ。
リゾートにいると全く意識する事はないが、ここは紛れも無い、世界有数の貧民国なのだ。

◎モルディブの観光相の言葉だったか。
「まずモルディブに来て欲しい。 そして楽しんで欲しい」
貧しい国であるモルディブに対して先進国に済む我々が出来る事は、リゾートを楽しみ、現地にお金を落として、モルディブに経済効果と外貨を供給する事、
そして、国に帰ったら、地球温暖化対策としての節制した生活を通じて、海面上昇によるモルディブの水面を少しでも食い止める事、と言うことだ。

◎この2日間に体験したエクスカーションは、その言葉の意味をかみしめるに十分なものだった。
援助がどうだとか募金がどうだとかそういったことでなく、我々が出来る事、それはモルディブの観光資源を多いに活用し、
楽しむ事なのだ。 彼らはそれを望み、肯定的に受け止めている。
(と同時に、イスラムの閉鎖的な文化と、リゾート国としての開放文化の狭間でジレンマに陥っている)

◎私に与えられた時間はわずかだが、その中で精一杯楽しみ、モルディブと言う国に対する私なりの貢献をしようと思う。

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