2005/11/26

【Trafiic】空港雑感…フルレ国際空港


◎モルディブの首都マーレの隣島、フルレにあるモルディブ唯一の国際空港、それがフルレ国際空港だ。 もともと珊瑚礁の小島だったところを無理くり国際線クラスのジェット機が離着陸できるように滑走路を作っている為、滑走路へのアプローチ通路を作る場所がなく、飛行機は滑走路の両端部で方向転換をすることになる。 つまり離陸時は滑走路上を端までタキシングしてそこで180度回頭して飛び立ち、着陸後はそのまま滑走路端まで走っていって180度回頭し、滑走路中央のエプロン部までタキシングされていく。 モルディブのリゾートが認知されるにしたがって世界各国へ飛行機が飛び交うそれなりに交通量のある空港なのだが、滑走路上をのんびりとタキシングで走る姿はどこか、間が抜けている感じがする。

◎そんなフルレの空港だが、作りは実に素朴。 到着手続きは実に簡単で、タラップを降りてArrivalの建物に入るといきなりPassport Control。 その奥にターンテーブルがあり、後ろを振り返ると税関、と言っても実質X線チェックだけだ。 そしてそれを抜けるともう到着ロビーに出る。 要するに、平屋だ。
しかしバンダラナイケと違ってArrivalとDepatureが交差するのはエプロンゾーンのみで、そこでの交差は実際上ありえない。 意外と合理的な作りだ。
ちなみに我々が到着した時はEnplaymentで入国しようとしたアラブ系外国人のPassport Controlが極端に長く、(一人10分以上!!)どえらく待たされた。 観光目的の日本人は顔だけ見て入国許可出してたんだけど… そんなもんなのだろうか。
到着ロビーの外は夜だというのに人でごった返している。 ここに各旅行会社やリゾートのデスクが並んでいるのだ。
その先は港になっており、各リゾートやマーレに向かうドーニやスピードボートが待機している。

◎一方出国はちょっと特徴的で、 ブレ写真申し訳ないがDepatureの建物入り口にいきなりX線検査がデンと待ち構えている。 Chak-In Counterはその奥なので、飛行機に乗らない人は
建物の中にすら入れないのだ。 よって土産屋やカフェなどといった設備は空港の外にある。
チェックインを済ませて2FにあがるとPassport Controlがあり、その奥に免税店がある。
免税店はバンダラナイケ以上の充実度で、みやげ物からブランド品、電化製品におもちゃまで、なんでもござれだ。
またRestriction areaの待合所にはこれでもかというぐらいでかいスナックコーナーがあり、出国時刻まで時間があっても退屈する事はない。
Bordingの放送がかかったら矢印に従って1Fに下り、手荷物検査を受ければ最終待合所だ。あとはチケットを通して搭乗のみ。 ちなみに飛行機まではエプロンを歩き、タラップを歩いていく。 南国らしいといえばらしいが、ホントにここは国際空港か?

◎フルレの空港は非常に風光明媚なところだ。 何せ珊瑚礁島のどまん中に空港作っているのだ。 国際線の発着は主に夜なので、観光客は夕方に集まってくる。 よって搭乗手続きその他の手続きをやっていると、自然と写真のような夕焼けが見れたりする。
比較的しっかりしたセキュリティと施設の充実度は目を見張るものがあり、 観光立国モルディブの立派な【顔】である。
何よりもこの素朴な作りが、タラップを下りてこの空港を出た時の「モルディブに来た!!」と言う期待感を増してくれる。

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