2005/11/23

【Maldives】楽園の生活事情…11/21

◎楽園の朝は早い。
時計は7時だが実際は6時なので、太陽もほとんど上がってきていない。
朝食はバイキング形式で、まともに牛肉が食えるのはこの朝食の時のビーフ・ソーセージのみだ。メニューはよくある普通のホテルバイキング朝食、
といった感じだが、各国のリゾート客の嗜好を考慮してか各国のローカル食材も並んでいたりする。
日本向けと言う意味では白米と「Miso Soup」だ。
米は一応ちゃんとしたものを使っており、やや水分不足な気はするが粘りがある。
「Miso Soop」も味噌の分量が少なめではあるがダシはかなり良い。(モルディブではカツオの値段が非常に安いらしい)
具は千切りした大根・人参と、お好みでワカメ・豆腐を追加できる。

◎飯を食えばあとは自由行動だ。部屋の目の前が海なので、そのまま正面の海に泳ぎに行くも良し、シュノーケリング・セットを持って沖に出てコーラル・リーフを堪能するもよし、サラ(海に突き出した小屋)で寝るも良し、その他私のようにPCを叩いていたり、本を読んだり、絵を書いたり…
過ごし方は思い思いだ。

ハウスキーピングは10時頃来るので、ソファやベッドにチップを置いて、あとはほうって置けば良い。
使用したサニタリーやランドリーをお願いしたい物品は、まとめて洗面台に置いておけば勝手にやってくれる。

◎「リゾート旅行で生水は厳禁」は鉄則だが、リゾートにおいては一人1日500mlのミネラルウォーターを提供してくれる。レストラン等で「Water.」を注文すると、エビアンかペリエを出して来てくれるが、これもお買い上げなので、持ち帰って全く問題ない。
ちなみにエビアン1リットルで5US$

トイレやシャワー等の生活用水は海水蒸留水で、少しだけ潮の匂いがする。といっても日本のように海藻類がいないので所謂「磯臭い」とは少し違った匂いだ。
リゾートの真ん中に製水施設と汚水処理のプラントがあり、汚水は沈殿・ろ過などの処理をした後外洋に持ち出しているようだ。

◎水だけでなく、食料品や生活器具等の物資、ホテルスタッフの入れ替え、等で頻繁に物資運搬船が行き来する。
中にはこれでもかと野菜を満載した船なども来ており、おそらくマーレの市場から各リゾートに売り歩いているのだろう。
バンヤンツリーは比較的マーレに近い(スピードボート20分)ので移動手段は船だが、国土面積はともかく水域が非常に広い(南北で830km)モルディブ全域をカバーするためか、水上挺(飛行機)も時々飛んでくる。

◎部屋にはミニバーもあり、ジュース類やワイン・シャンパン・ナッツ類などがあるが、全てのメニューがバーで飲むより1US$高く設定されている。

勿論ルームサービスもあり、バーの飲み物やつまみ類を部屋に運んで来てくれる。
チップは忘れないように。

◎12時からは昼食だ。
昼食もバイキングだが、こちらはバーベキュー・スタイルがメインで、砂浜に置かれたテーブルで食する。

焼かれる食材は魚だったり肉(ラム肉が(,,゚д゚)ウマー)エビだったりで、サイドメニューもパスタがあったりラタトゥイユがあったりと結構バリエーション豊富だ。
日本人にはトラウマになっているかもしれない「タイ米」も食える。(カレーと一緒に食うと結構うまい)この手のリゾートの難点の一つに「食事が飽きやすい」と言うのがあるが、気をつけて食っていればそれほど飽きる事もない。
ちなみに味付けは「塩味薄め、甘みが濃いめ」といった風。
南国の事情を考えればそんなもんだろう。

◎午後も自由行動だが、午後の日差しはお肌に良くないのであまり泳ぐ人はいない。
昼寝にはもってこいだし、私のようなネットジャンキーは自然とPCを持って「ナイボリ・バー」に集まってくる。

バーの周囲のみ無線LAN対応で、自前のPCさえあれば追加料金ナシでネットが楽しめる。
勿論バーといってもホテルラウンジと同じなので、こちらから注文しない限り注文を強要されることもない。
基本的に「どこにいても、何をしていても自由」といった風情なのだ。

◎バンヤンツリーの設備としては野外レストラン、バー・ラウンジ、マリンセンター(ジムもある)、スパ等がある。バーの周囲にはブランコやダーツボード、卓球台、ビーチバレーコート等が雑多に置かれており、勝手に使える。
(ダーツと卓球台は、言えば器具を貸してくれる)
サンセット・タイムを回ると砂浜に天体望遠鏡が置かれ、コレもフリーだ。

◎サンセット・タイム(PM6:00)を回ると「ハッピーアワー」となり、ハウスワイン・ビールが半額となる。この手のリゾートではよくあるサービスだが、島の反対側にある大きなサラではサンセットを眺めながらシャンパンを楽しめるミニ・エクスカーションもある。
サンセットタイムになると、どこからともなくホテルスタッフが集まってきて、海岸でサッカーを始める。
モルディビアンは皆サッカーが好きなのだ。

◎夕食は7時半からで、野外レストランで満天の星空を眺めながらコースメニューを楽しめる。
一応ドレスコードが指定されており、スマート・カジュアルで食事となる。
…が、どういうわけだか日本人はそういうのに疎いようで、Tシャツ半ズボンで来たりする。
もちろん追い返されたりはしないが、ちょっと恥ずかしい。
ちなみに食事全般に言えることだが、野外での食事なので結構虫が来る。最初は気になって手で払ったりするが、そのうち気にならなくなってくるのは、南国の空気にアテられた証拠なのだろう。

◎「バスルーム」と言う考え方は無く、屋内と屋外(!!)にシャワールームがあり、屋外にジャグージ・スパが設置されている。
海水落しで昼に入っても良いし、夜中に周囲の照明を落として「星空の下の露天風呂」をやってもよい。
ちなみに温度はかなり低い。



◎とまぁこんな調子で、「自分たちで何かしよう」と思わない限りリゾート側は積極的にこちらに何かを押し着せようとはしないし、逆にこちらがやりたいと思った事に対する障壁はほとんど無い。
まさに「お気に召すまま」の世界で、客の側も思い思いに楽しんでいる。
私ももう少し、このゆったりとした雰囲気を楽しむ事にしよう。

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